全国の大学生が岡山県備前市日生町で里海保全活動を行います!

プレスリリース要約

IVUSAは、岡山県備前市日生町で90人の学生が里海保全活動を行う。備前市は豊かな資源を持つが、人口減少や海の汚染が課題。漁師たちはアマモ場の復活に取り組み、里海を保全。今回の活動では、鹿久居島清掃やかき祭運営を通じて地域と連携し、里海保全に取り組む。IVUSAは、多様な活動を行い、地域活性化や環境保護を推進。
海の豊かさを守る海岸清掃

 NPO法人国際ボランティア学生協会(略称:IVUSA、東京都世田谷区 代表:下村誠)は、岡山県備前市日生町において2月23日から26日で、90名の学生が里海保全活動を行います。

 岡山県備前市は、兵庫県と隣接する岡山の東南端に位置しています。国宝旧閑谷学校講堂をはじめ、人間国宝を有する備前焼や魚介類などの地域資源も豊富です。

 しかし、人口は1975年をピークに年々減少しており、このまま人口減少に対する対策を取り組まなければ、2060年には現在の半分以下である約15,000人まで減少すると推計されています。

 そして、備前市には鹿久居島(かくいじま)や頭島(かしらじま)などの13の島で構成される瀬戸内海国立公園日生諸島があります。諸島の人口は約500人で、産業としては漁業、特にカキの養殖が盛んです。しかしながら、高度経済成長時代に海が汚れ、ヘドロ化が進み、魚が姿を消した時代がありました。

 この対策のために、海が汚れるとともに消滅したアマモ場を復活させる活動を30年以上に渡り漁師さんたちが取り組みを行いました。人の手が加わり自然環境が保たれ生物生産性、生物多様性が高められている沿岸部を「里海」と呼び、これらの漁師さんたちの取り組みは、大きな成果を残しており、里海のトップランナーとして、注目を集められています。

 一方で、少子高齢化が進んでいる現状の中で、里海保全活動も人手が不足している課題があります。

 そのため、当協会では、過去16回に渡り「里海のテーマパークをつくる」という目的のもと、岡山県備日生町にて活動を行ってきました。17回目となる今回は、大学生90人が全国から集まり、里海保全活動として鹿久居島清掃活動や、かき祭の運営補助と里海保全の活動資金のための募金活動などを行います。

【鹿久居島清掃】

 鹿久居島に漂着した海ごみの回収作業を、渚の交番であるひなせうみラボとの共働で行います。地域住民と共に、普段は行くことのない海岸で実際に清掃活動をすることで海ごみに対する問題意識を共有し、地域住民が主体的に持続可能な里海保全に取り組む機会を創出します。

【かき祭運営】

●交通整備

 かき祭の運営補助として、備前市の職員さんと漁協さんと共に交通整備を行います。過去16回の活動の中で培ってきた、IVUSAと日生町の深い関係性に基づいて、運営スタッフの約半分を私たち学生に任せていただくことになりました。私たちのマンパワーにより担い手不足を補うことで祭りを存続させ、日生町との関わりを持てる人が増えることを目指します。

●牡蠣スンドゥブの販売

 日生が誇る1年牡蠣を使ったスンドゥブを販売します。調理から販売まで全て私たちの手で行います。売り上げの一部は、日生の里海保全のための募金にあて、多くの方々に購入していただくことで、里海保全に取り組む仲間を増やすことを目的としています。

⚫︎過去の活動紹介&里海募金ブース

 IVUSA が過去16回にわたって行ってきた日生の里海保全のための活動や、日生の里海の魅力を紹介する展示を行います。また、牡蠣殻を使った特製募金箱で、里海保全の募金への協力を促します。

 また、私たちは鹿久居島清掃活動やひなせかき祭の運営の他に、4日間にわたってボランティア活動を行います。概要は以下の通りです。

【活動概要】

日時:2024年2月23日(金)〜26日(月)

※雨天決行

活動場所:岡山県備前市日生町 (宿泊…頭島 活動…日生本土・鹿久居島)

参加人数:学生約90名(大学数21大学)

主催団体:NPO法人国際ボランティア学生協会

【スケジュールと活動内容】

23日:バス移動、頭島散策、牡蠣処理場での作業

24日:鹿久居島清掃、ひなせかき祭準備

25日:ひなせかき祭運営補助、交流会

26日:振り返りワーク、バス移動

※24日に関しては、乗船人数把握のため取材にお越しの場合は事前に連絡をお願いします。

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【NPO法人国際ボランティア学生協会 団体概要】

1993年に設立し、災害救援、国際協力、環境保護、地域活性化、子どもの教育支援の5分野を柱とし活動を行っています。2006年には、災害救援活動と、日々の会員の危機対応講習や災害想定訓練が評価され内閣総理大臣表彰を頂きました。また、国内外あわせて、今までに7103の事業(2022年度末)を実施し、146,690人が参加。現在では首都圏・近畿地方を中心に、約2,500人の学生会員が所属しています。

【本件に関するお問い合わせ】

担当:東北公益文科大学 三ヶ田珠美子(みかたすみこ)

TEL&FAX 072-601-5109

メールアドレス:[email protected]

〈IVUSA〉

facebook:https://m.facebook.com/npoivusa

HP:https://www.ivusa.com

かきまつりHP:https://hinasekaki.com

〈うみラボ〉

Instagram:https://www.instagram.com/hinase.umi_lab?igsh=eGF3MXEyMWpkYjZz

HP: https://hinase-umilab.com

鹿久居島清掃詳細:https://hinase-umilab.com/information/133

引用元:PR TIMES

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