【昭和レトロの名建築】日本各地の看板建築を巡る男子二人組を描いた小説『看板ボーイズ』2月26日(月)発売

プレスリリース要約

「看板ボーイズ」は、看板建築を巡る小説で、昭和レトロな建物の魅力を伝えます。この小説では、公務員の誠と謎のイケメン・ワタルが、ルームシェアしながら日本各地の看板建築を巡る旅に出ます。物語は、現実の実在する看板建築の店舗を取材し、地名や店名を実名で登場させます。脚本家の菊地百恵が、対照的な男子二人のかけあいや関係性、看板建築の歴史や社会問題を描きます。2024年2月26日に発売予定で、価格は1,760円(税込)です。また、脚本家の菊地百恵と映画監督の小泉徳宏が主宰するモノガタリラボに所属しています。

実在する「昭和レトロ」な看板建築の魅力が満載!

 『看板ボーイズ』は、看板建築をテーマにした小説です。

 「昭和レトロ」な建物の代表ともいえる看板建築は、名前は知らなくても、その特徴的な外観を見たら「見たことある」という人も、少なくないのではないでしょうか。

 主に大正後期から昭和初期に作られた木造建築で、商店および住居として建てられた建物です。1階が店舗、2階より上が住居になっているものが多く、道路に面した部分がモルタル塗りや銅板造りなど、防火素材になっていることが特徴です。デザイン的には、ファサードと呼ばれる前面部分が西洋風に誂えてあるものが多いです。

 近年、Z世代を中心に「昭和レトロ」ブームが到来しています。また、韓国でも「ニュートロ」という造語が生まれ、台湾では日本の洋食がトレンドになるなど、国際的な規模でレトロブームが注目を集めています。

 今作では、黒髪メガネの真面目な公務員・誠と、銀髪でチャラい謎のイケメン・ワタル、カタブツ&チャラ男の凸凹コンビが、神保町でルームシェアをしながら、日本各地の看板建築を巡る小旅行に出ます。

 誠は、なぜ神保町に住み始めたのか? ワタルは、なぜ神保町を訪れたのか? 二人は、なぜ同居し、ともに看板建築に赴くことになったのか? 行く先々で誰と出会い、何を知ったのか? そして最後に明かされる、意外な事実とは?

 対照的な男子二人のかけあいや関係性の機微、道中で出会う人々との交流、そして各地の看板建築がどのような歴史を辿り、どのような問題を抱え、どのような未来に向かっていくのか、建築を取り巻く人間模様や登場人物の心情を鮮やかに描きつつ、日本が抱える社会問題にまで踏み込んで、脚本家・菊地百恵が精緻かつ温かい筆致で綴ります。

 神奈川県・鎌倉、千葉県・木更津、埼玉県・秩父、茨城県・石岡、東京都・西多摩、現役で営業している実在の看板建築の店舗を取材し、地名も店名も実名で登場します。フィクションとノンフィクションが交錯する、新しいカルチャー系建築小説が誕生しました。

▼作中に登場する店舗

鎌倉・星野写真館

明治から大正に創業、昭和初期建造の写真館。地域に密着し、家族写真や証明写真などを撮影するほか、古い写真の修復なども行う。江ノ島電鉄・江ノ島駅徒歩3分。

木更津・金田屋リヒトミューレ

昭和7年建造。時計修理・ラジオメーター(リヒトミューレ)・アンティークの専門店。屋号の「金田屋」は、もともと江戸時代創業の薬局。JR・木更津駅徒歩5分。

秩父・パリー食堂

昭和2年から創業90年を越え、三代目とそのお孫さんを中心に営む、洋食から中華まで楽しめる大衆食堂。国の登録有形文化財。秩父鉄道・御花畑駅徒歩2分。

石岡・久松商店(すずめや)

昭和初期建造。もともとの雑貨店「久松商店」の建物を改装し、布小物の制作・販売「すずめや」として営業中。国の登録有形文化財。JR・石岡駅徒歩8分。

西多摩・藤太軒理容所

創業90年以上、昭和3年建造の、昔ながらの理容室。映画やドラマのロケ地としてもたびたび撮影が行われている。JR・武蔵五日市駅徒歩20分。

神田須田町・海老原商店

明治時代に古着屋として創業し、現在は、ギャラリーなどとして活用されている。千代田区の景観重要建造物。都営地下鉄・岩本町駅徒歩2分。

【あらすじ】

神保町にある『相良珈琲店』跡地に引越してきた公務員の誠は、引越し当日に突然現れた銀髪の美青年・ワタルと、なぜか同居することに。そして、古い押入れから出てきた〝あるノート〟をきっかけに、二人の、日本各地の看板建築を巡る不思議な旅が始まるのだが――

【目次】

プロローグ 『看板建築と記憶の扉』

1 『居候とシェアハウス』

2 『ネガとポジ』

3 『時間と記録』

4 『推しとアレルギー』

5 『星空と祭り』

6 『コーヒーと日本酒』

7 『過去とこれから』

エピローグ 『看板建築と未来の空』

●商品概要

『看板ボーイズ』

発売日: 2024年2月26日(月)

価格: 1,760円(税込)

仕様: 四六判・256ページ

ISBN: 978-4-07-454770-8

発行: イマジカインフォス

発売: 主婦の友社

●著者プロフィール

菊地百恵(きくち・ももえ)

脚本家。小泉徳宏監督主宰・モノガタリラボ所属。NHK FM やTOKYO FM など、多数のラジオドラマのほか、ショートフィルム、ソーシャルドラマ、漫画原作に至るまで、幅広いジャンルで脚本を担当。2024 年、初の著作となる『看板ボーイズ』を刊行。

Blog https://ameblo.jp/setomomonet/

モノガタリラボ

映画『ちはやふる』『線は僕を描く』などで知られる小泉徳宏監督が主宰する、シナリオ制作チーム。 映画監督、舞台演出家、CMプランナー、アニメーターなど多彩なバックボーンをもつ24 名のメンバーが所属(2024年1 月現在)し、複数人で執筆にあたる「チームライティング」で映画・配信ドラマ・漫画などの脚本を創作中。モノガタリラボのメンバーが原作を担当した漫画作品としては、『ザッケン!』(全4巻、小学館刊)、『氏神さまのコンサルタント』(1巻発売中・講談社刊)がある。

X https://twitter.com/mono_gatally

引用元:PR TIMES

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