２月９日発売の『文藝春秋』三月特別号に、第170回芥川賞を受賞した九段理江さんの『東京都同情塔』を全文掲載！

　株式会社文藝春秋（本社：東京都千代田区、社長：飯窪成幸）は、２月９日に『文藝春秋』三月特別号を発売します。

　本誌では、1月17日に開催された「第170回芥川龍之介賞選考会」（築地「新喜楽」にて）において、当賞を受賞した九段理江さんの『東京都同情塔』が全文掲載されます。

　また、九段さんのインタビュー記事「趣味の筋トレは三島由紀夫がきっかけです」や、選考委員である小川洋子さん、島田雅彦さん、松浦寿輝さん、山田詠美さん、平野啓一郎さん、奥泉光さん、吉田修一さん、川上弘美さん、堀江敏幸さんによる選評も掲載します。

　その他にも、『文藝春秋』三月特別号では、

・「派閥とカネ」本音で語る「政治に金はかかるもの」

　――３人のキーマンが裏金問題の核心を明かす／萩生田光一、加藤勝信、武田良太

・ＪＡＬ乗務員 緊迫の証言

　――羽田衝突事故の死角 前編／柳田邦男

・松本人志は裸の王様だったのか／鈴木涼美、三浦瑠麗

・「性」は選ぶものではない／長谷川眞理子

・弟は父の性虐待で死んだ／秋山千佳

・危機説 楽天・三木谷会長 反省の弁／大西康之（聞き手）

・大阪万博のデタラメ発注を暴く／森功

・角栄が夢の跡「目白御殿」炎上／森健

・三回忌を迎えて 父慎太郎を作った人と言葉／石原延啓

・画期的新説 邪馬台はヤマトである／桃崎有一郎

・短期集中連載②「駐中国大使、かく戦えり」中国での３ステップ情報収集術／垂秀夫

・ウクライナ敗北のⅩデー／小泉悠、東野篤子、長谷川雄之、廣瀬陽子

・日本の近現代史を訂正していこう／御厨貴、東浩紀

・小川哲　小説家vs.ＡＩ

・ＡＩは落ちこぼれを救う／落合陽一、藤井輝夫、金出武雄

・「お笑い社長繁盛記」②爆笑問題「復活ライブ」の秘策／太田光代

・秋元康 ロングインタビュー　AKB48がどうやって生まれたのか？

・有働由美子対談／東出昌大（俳優）

　など、読み応えのある記事が満載です。

■編集長　鈴木康介のコメント

　１月の芥川賞選考会では『東京都同情塔』が圧倒的な評価を集めました。主人公は新宿御苑に監獄タワーを建てるプロジェクトを射止めた建築家の牧名沙羅37歳。彼女の心の声を聴き、寄り添うのは年下の恋人拓人。なぜ東京の中心に刑務所なのか？ なぜ「同情塔」なのか。作品は沙羅の心の内を描きながら、現代社会への批判ともなっています。ぜひお読みください。

■掲載誌

掲載誌：『文藝春秋』三月特別号

発売日：2024年2月9日

定　価：1,300円（税込）

出版社：文藝春秋

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