30年来の歴史をJavaへ。オートバックスグループ、レガシーシステムからの脱却

プレスリリース要約

株式会社オートバックスデジタルイニシアチブ(ABDI)は、オートバックスグループのDXを主導。30年以上使用してきたCOBOLシステムをJavaに置き換えるプロジェクトを成功裏に完了。1年2か月かけて段階的に切り替え、自動仕訳の停止リスクを排除し、会計処理を安定化。メリットとして、開発コスト削減、クラウド導入、品質向上、技術者不足問題の解決を実現。ABDIはIT基盤を構築し、デジタルトランスフォーメーションによる業務改革と価値創造に注力。ABDIの詳細はhttps://abdi.co.jp/をご覧ください。

株式会社オートバックスデジタルイニシアチブ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:則末 修男、以下ABDI)は、株式会社オートバックスセブンをはじめ、オートバックスグループのDXを率先してゆく役割を担っております。

この度ABDIは、30年以上  COBOLシステムを使用してきたオートバックスセブンの会計自動仕訳のシステムを、今後のDXの足かせにならぬよう、Javaにリプレースするプロジェクトを実施し、成功裏に完了いたしました。

本プロジェクト実行における課題は、自動仕訳が停止してしまうとオートバックスグループの全国約600店舗の売上、仕入等の情報が会計システムに連動できなくなり、オートバックスグループの決算に影響を及ぼす可能性があることでした。上場企業であるオートバックスセブンの会計処理を停滞させることを回避するため、システムの停止リスクを極力排除し、安定して業務を継続することを最大の目標として、1年2か月の期間をかけて段階的に切り替えることでこの問題を解決、完全移行を完了いたしました 。

また、COBOLをJavaに置き換えることによるメンテナンス性の向上だけでなく、過去の資産を活かしながら最新の技術に適合した 現代的なシステムへのモダナイゼーションを実現しました。

<プロジェクト成功によるメリット>

1.コスト削減

  ツールを使用してCOBOLのソースコードをJavaに変換する方式を採用し、開発コストを30%削減。

2.クラウドの導入

  AWSを利用してクラウド化を実現し、物理的負担と保守管理の工数を削減、 可用性の向上を実現。

3. システム全体の品質向上

  移行に際して網羅的なテストをしたことにより、細かな不具合なども発見・対応でき 、

  最終的な品質の向上に繋がった。

4.対応技術者の確保

  システム切り替えによりCOBOL技術者の高齢化・減少という技術者不足問題も解決。

  対応できる開発要員の確保に成功。

ABDIは今後も、ビジネス環境の激しい変化に対応し、オートバックスグループの既存事業の維持のみではなく、ビジネスモデルの変革や環境変化に迅速に対応できるIT基盤を構築し、デジタルトランスフォーメーションにより業務改革および労働生産性の向上を図るとともに、お客様起点からの価値を創造して参ります。

社名:株式会社オートバックスデジタルイニシアチブ

URL:https://abdi.co.jp/

設立:2002年6月

資本金:9,500万円 (オートバックスセブン100%出資)

売上高:3,054百万円(2022年3月)

従業員数:113名(2023年4月現在)

引用元:PR TIMES

関連記事一覧