雅楽協会「平安の楽家に聞く雅楽の過去・未来 雅楽協会設立記念イベント~平安の雅を未来へ」開催

プレスリリース要約

「一般社団法人雅楽協会」は昨秋に設立された、日本の伝統芸能である雅楽の全国的な組織です。宮内庁式部職楽部と民間の雅楽人が連携し、雅楽の継承のための課題に取り組む画期的な組織です。組織の設立記念イベントでは、平安時代の楽家の末裔や豊英秋氏、多忠輝氏が登壇し、クロストークや演奏が行われます。イベントの詳細やチケット情報は公式ウェブサイトで確認できます。また、協会は雅楽の伝統を維持し、普及と発展を図り、文化芸術の発展に寄与することを目的とし、多くの関係者や団体が活動に参加しています。

初の雅楽の全国的な組織「一般社団法人雅楽協会」が、昨秋に設立されました。

「雅楽(ががく)」は、1,200年以上の歴史を持つ日本の伝統芸能のひとつ。

現代において、行政機関である宮内庁式部職楽部と民間の雅楽人がタッグを組み、雅楽の継承のための課題に取り組むという、画期的な組織が誕生しました。

本イベントでは、平安時代より続く楽家「多(おおの)家」と「豊原(とよはら)家 / 豊(ぶんの)家」の末裔である、多忠輝氏(宮内庁式部職楽部首席楽長)と豊英秋氏(元宮内庁式部職楽部首席楽長 / 日本芸術院会員)を迎え、クロストーク・対談・演奏と盛りだくさんのスペシャルイベントを開催します。

様々な雅楽関係者が集い協力し合う「雅楽協会」であるからこそ実現できる顔ぶれと内容です。

平安の楽家に聞く雅楽の過去・未来 雅楽協会設立記念イベント~平安の雅を未来へ

■第一部 雅楽の過去・未来~多忠輝氏に聞く雅楽史

宮内庁式部職楽部首席楽長の多忠輝氏と、それぞれ歴史を持つ雅楽団体の代表でもある登壇者が、明治維新までの雅楽伝承の歴史や、明治以後の宮内庁式部職楽部や民間における伝承の営為をテーマに、クロストークを行います。

雅楽協会の設立は、行政機関である宮内庁式部職楽部と民間の雅楽人が連携し、雅楽の持続可能性のための課題に取り組むという、これまでにない事業を可能にしました。そのキックオフともなるセッションです。

◎多 忠輝(おおの ただあき)

多氏は、綏靖天皇の兄である神八井耳命の末裔といわれ、9世紀頃から宮廷音楽に関わるようになり、9世紀後半に出た多自然麿は「日本神楽の祖」といわれた。以後、代々宮中の大内楽所で重きを占めるようになり「一者(いちのもの)」を継ぐ家柄となっていく。平安時代きっての楽家であった多家の流れに生を受けた忠輝氏は、1981年に宮内庁式部職楽部に奉職。担当は、右舞、笙、楽琵琶。2020年に宮内庁式部職楽部首席楽長。

◎登壇者

雅楽協会顧問 多忠輝(宮内庁式部職楽部首席楽長 / 東京楽所代表)

雅楽協会代表理事 小野真龍(天王寺楽所 雅亮会 理事長[一般社団法人 雅亮会 代表理事])

雅楽協会副代表理事 中澤信孝(日本雅楽会 会長)

雅楽協会監事 小野貴嗣(小野雅楽会 会長)

(画像)左より 多忠輝、小野真龍、中澤信孝、小野貴嗣


■第二部 雅楽における仏と神~豊英秋氏に聞く国風歌舞と唐楽

雅楽は、日本宗教の儀式楽として峻厳な神事においても、大規模な仏教法会においても奏でられ、その背後には壮大な宇宙観をはらんでいます。このような雅楽の宇宙観について、豊英秋氏と小野真龍氏が対談します。

テーマに関連して、豊英秋氏と元宮内庁式部職楽部首席楽長らにより、宮中の楽師にとって極めて重要な神事である御神楽儀から「朝倉音取」と「朝倉」、奈良時代の大仏開眼供養会でも奏された仏教国林邑から渡来された「陪臚音取」「陪臚破」を演奏します。

◎豊 英秋(ぶんの ひであき)

楽家の豊原家は大津皇子の末裔と伝承され、平安時代の十世紀に笙において「村上天皇御師」を務めた小治田有秋が楽家の祖とされる。その二代後の時光のころから豊原姓を名乗っていく。豊原家はまた室町将軍の笙の師家を務めたことでも知られる。このような豊原(豊)家に生を受けた英秋氏は、1956年に宮内庁式部職楽部に奉職。担当は、右舞、笙、楽筝。2007年~2009年に宮内庁式部職楽部首席楽長を務め、同年に日本芸術院賞受賞。2020年から日本芸術院会員。

◎登壇者

雅楽協会相談役 豊英秋(元宮内庁式部職楽部首席楽長 / 十二音会代表 / 日本芸術院会員)

雅楽協会代表理事 小野真龍(天王寺楽所 雅亮会 理事長[一般社団法人 雅亮会 代表理事])

(画像)左より 豊英秋、小野真龍

◎演奏

豊英秋、安齋省吾、大窪永夫、池邊五郎 (全て元宮内庁式部職楽部首席楽長)

(画像)左より 豊英秋、安齋省吾、大窪永夫、池邊五郎

*池邊五郎撮影:鈴木敏也

◎曲目

朝倉音取 朝倉 / 陪臚音取 陪臚破(八多良拍子)

実施概要

【日時】2024年3月9日(土) 13:30開演

【会場】東京ウィメンズプラザ ホール(東京都渋谷区神宮前5-53-67)

【料金】

◎入場チケット(全席自由)3,000円

◎アーカイブ配信 500円

【チケット取り扱い】

◎入場チケット カンフェティ

web予約 http://confetti-web.com/gagaku-kyokai

電話予約 0120-240-540(平日10:00-18:00)

◎アーカイブ配信 カンフェティ(web予約のみ)

http://confetti-web.com/gagaku-kyokai_streaming

販売期間 2024年4月23日(火) 23:59まで

配信期間 2024年3月25日(月) 0:00-4月30日(火) 23:59

配信期間中のお好きなタイミングで7日間(168時間)ご視聴いただけます。

【主催・問い合わせ】

一般社団法人雅楽協会

〒163-1302 東京都新宿区西新宿6丁目5番1号 新宿アイランドタワー2階
tel 03-5050-4387
mail [email protected]
web gagaku-kyokai.or.jp

一般社団法人雅楽協会

雅楽の伝統を維持しながら、その普及と発展を図り、また文化芸術の発展に寄与することを目的として、2023年9月に一般社団法人雅楽協会が設立されました。

雅楽に関わる人々と団体、そして、雅楽の持続的な継承と普及発展に関心のある人々のための組織として、雅楽界に必要な材料用具類の確保をはじめとした課題解決、行政や社会へ向けた提言の発信、文化芸術団体やその他の機関や組織との連携、雅楽団体や雅楽人のネットワーク作りなどに取り組んでいます。

代表理事 小野真龍(天王寺楽所 雅亮会 理事長 [一般社団法人 雅亮会 代表理事] )

副代表理事 中澤信孝(日本雅楽会 会長)

理事

稲川昌実(平安雅楽会 代表理事)

佐藤浩司(天理大学名誉教授 / 雅楽部総監督)

中村仁美(一般社団法人 伶楽舎 理事)

吉田洋明(一般社団法人 大阪楽所 楽長) 

監事 小野貴嗣(小野雅楽会 会長)

参事 新屋治(特定非営利活動法人 雅楽道友会 理事)

顧問 

多忠輝(宮内庁式部職楽部首席楽長 / 東京楽所代表)

若井聡(宮内庁式部職楽部楽長)

上研司(宮内庁式部職楽部楽長)

相談役

岩波滋(元宮内庁式部職楽部首席楽長)

豊英秋(元宮内庁式部職楽部首席楽長 / 十二音会代表 / 日本芸術院会員)

安齋省吾(元宮内庁式部職楽部首席楽長)

大窪永夫(元宮内庁式部職楽部首席楽長)

池邊五郎(元宮内庁式部職楽部首席楽長)

役員プロフィール

代表理事 小野真龍

1965年に小野妹子の八男を開基とする浄土真宗本願寺派願泉寺(大阪市浪速区)に生まれる。幼少より四天王寺「聖霊会の舞楽」の童舞の舞人を務め、天王寺楽人の道へ。京都大学法学部卒業後、京都大学文学研究科博士課程(宗教学)を修了。宗教哲学の研究で京都大学博士(文学)となり、ドイツ留学を経て2008年より2016年まで相愛大学人文学部特任准教授を務める。その後、願泉寺の第44世住職を継職して現在に至る。

住職継職後も京都大学、龍谷大学、関西大学のそれぞれの大学院等で兼任講師を務め、現在は関西大学客員教授。ドイツ・ボーフム大学講師(日本思想)の担当、フライブルク音楽大学など海外での雅楽紹介講演(ドイツ語・英語)の経験もある。宗教哲学・雅楽に関する論文多数。主な著書に『ハイデッガー研究』(京都大学学術出版社:日本宗教学会受賞)、『雅楽のコスモロジー』(法蔵館)などがある。

雅楽演奏者としても研鑽を深め、1993年より重要無形民俗文化財「聖霊会の舞楽」(天王寺舞楽)を伝承する天王寺楽所雅亮会の会員(龍笛、楽筝、舞楽)となり、聖霊会をはじめとする四天王寺の由縁の舞台や、住吉大社、巖島神社をベースに、雅楽演奏・演舞活動を行う。また、大阪のフェスティバルホールでの雅亮会の定期公演会にも毎年参加。ドイツ、フランス、チェコ、中国などでの海外演奏経験も豊富である。雅亮会の後継者育成機関や相愛大学音楽学部、本願寺勤式指導所、念法眞教総本山金剛寺等で雅楽実技も指導している。

現在は、天王寺楽所雅亮会理事長 (一般社団法人雅亮会代表理事)、天王寺舞楽協会常任理事。

副代表理事 中澤信孝

日本雅樂會会長。大学在学中より押田良久氏(日本雅樂會初代会長)の薫陶を受け、雅楽の世界へ。毎年の国立小劇場の定期公演や海外公演で演奏活動を行う。海外公演は、欧米諸国・中国・東南アジアなど多数。特にイタリア招待公演ではサンタチェチェリア大ホール、ヴェルディ音楽院大ホール、ゴルドーニ劇場、サラ・エウローパ劇場で舞楽を演じ、ボローニャフェスティバルにも参加した。

定期演奏会の他、雅楽講習会、学校などでの雅楽教室、依頼演奏も開催。会として「雅楽打物総譜」、「催馬楽朗詠墨譜集」、「神楽歌譜」なども出版、「雅楽のひみつ」を監修した。

理事 稲川昌実

1962年折上稲荷神社の社家の次男として生まれる。

折上稲荷神社境内に奈良の楽人 奥好古(狛好古氏)が雅楽向上を願い花丸大明神の石の塚

を奉納された関係で、曾祖父の代より雅楽とご縁をいただく。(安政6年(1859)12月29日

塚は今も現存)

昭和61年國學院大學文学部神道学科卒業後、三方楽所平安雅楽会入会。今村三郎氏に師事。

(篳篥)

日本三大勅祭の上賀茂・下鴨神社の葵祭、石清水八幡宮の石清水祭の両勅祭、京都御所公

開舞楽、知恩院、三千院、比叡山延暦寺、仁和時、清水寺等年間70程の社寺に奉仕する。

平成20年11月1日「源氏物語千年紀」式典では国立京都国際会館にて現 上皇皇后陛下御臨

席のもと舞楽「青海波」を演奏。

現在 折上稲荷神社宮司、平安雅楽会理事代表、(宗)神社本教雅楽講師、浄土宗総本山知

恩院雅楽会講師。

教育関係では勧修児童館館長、京都華頂高等学校音楽講師を歴任し現在京都市内にある

130館の児童館を束ねる公益社団法人京都市児童館学童連盟会長、又8館の児童館を運営

し子ども達に本物の京都の文化を知る雅楽の演奏出張事業を行っている。

理事 佐藤浩司

1946年、北海道生まれ。1970年、天理大学文学部宗教学科卒業。1972年、天理教校本科卒業。天理大学教授。同大学おやさと研究所主任。大学在学中は雅楽部に所属、奉職後もその指導に携わり顧問を務める。廃絶曲の試作復元をはじめ、同部のユニークな活動を企画立案し、学生たちとともに、その実現に試行錯誤を重ねる。「源氏物語千年紀」(2008年)の際には、「源氏物語と雅楽」について各地で講演。そのほか、雅楽に関する出版物等の監修・執筆などにも多数携わる。著書に『お道の常識』(道友社)など。


理事 中村仁美

東京芸術大学楽理科卒業、同大学音楽研究科修士課程(音楽学)修了。1983年に大学の授業で雅楽と出会う。雅楽全般、篳篥、楽箏、左舞、古代歌謡を芝祐靖氏、大窪永夫氏、上明彦氏、豊英秋氏などに師事。1986年より伶楽舎、小野雅楽会で研修を積み、同年「宮田まゆみ笙リサイタル」「国立劇場第8回雅楽鑑賞教室」「笛ライブ’86~芝祐靖第一回リサイタル」に出演して以来、現在まで演奏活動を続けている。

雅楽の古典曲演奏を大切にする一方で、他ジャンルの演奏家、舞踊家やオーケストラとの共演などの活動も行っており、特に篳篥の魅力を生かした新しい作品の演奏には力を入れている。1988年に芝祐靖作曲「篳篥独奏のための“愣”」を初演。その後も篳篥リサイタル(1992年~不定期開催)では、毎回篳篥ソロ曲、アンサンブル曲を多数委嘱して初演し、CD「ひちりき萬華鏡」(2006年)、「胡笳の声」(2013年)に収録、コジマ録音よりリリース。「胡笳の声」は『現代音楽』準推薦盤となる。

また海外公演参加も多く、1990年以降、欧州・北米・韓国・中国・ベトナム等の各地にて演奏している。

2010年松尾芸能賞新人賞を受賞。現在、一般社団法人伶楽舎理事。国立音楽大学(1993年~)、沖縄県立芸術大学(1993年~)、国際基督教大学(2021年~)非常勤講師。コロンビア大学雅楽アンサンブル(ニューヨーク)を指導(2006年~)。

理事 吉田洋明

1985年に皇學館大学文学部国文学科卒業後、翌年同大学神道学専攻科を修了。在学中、同大学雅楽部にて神宮雅楽課楽長中口幸七氏に笛を師事。神道学専攻科修了後、大阪にて神職となり、現在御津宮(大阪市中央区)宮司として奉職。

1987年に大阪楽所(現一般社団法人大阪楽所)に入会し、毎年の定期演奏会を始め、国内外の演奏会等に出演。笛を芝祐靖氏、上明彦氏、安齋省吾氏、上研司氏に師事、右舞を安倍季昌氏に師事する。2015年に大阪楽所理事に就任。2017年に同楽長に就任する。

その他、1996年に大阪府神社庁雅楽講師に就任。2003年には神社本庁雅楽級位4級上を取得する。関西雅楽松風会の一員として多くの神社で奉納演奏活動を行っている。

東儀兼彦氏による2005年「雅楽プレ講座」、2007年「雅楽の小宇宙」に出演。

また、1995年には大阪府神道青年会雅楽同好会を設立し、現在に至るまで講師として神社関係者の後進の指導に当たると共に、2007年に三和会を立ち上げ、雅楽団体、雅楽教室、個人指導により多くの雅楽愛好家を指導。


監事 小野貴嗣

民間演奏団体としては最も古い歴史と確固たる伝統のある会である小野雅楽会が明治20年に創設され、第三代会長小野亮哉の長男として19951年に出生。

1965年より東儀和太郎師に、そして東儀良夫師に篳篥と筝を師事し、1967年より和太郎師から山田清彦師に右舞を、1969年より豊英秋師に笙と右舞を師事。夫々個人指導を受け、1982年より十二音会会員になり、豊 英秋師・上 明彦師・安斎省吾師・大窪永夫師・池辺五郎師より薫陶を受ける。 

小野雅楽会理事に1973年・1985年に副会長に就任。1991年第4代目会長に就任。

月例演奏会・課題曲による研究会にて演奏力の充実と1945年刊行の雅楽研究誌「雅楽界」を60号と重ねて雅楽の学術面の開拓をしつつ、国内公演と1972年からのアメリカ・ヨーロッパ・オセアニア・中国・東南アジア・ロシア公演を通して雅楽の振興を図る。

1971年に祭典楽テープ・CDを発行し、1989年に「雅楽事典」を発刊。雅楽団体として初めてフランスレコードグランプリを1979年に授賞。

1988年創立100周年公演より芸術性の希求を鮮明にし、2023年「135年の会」にて演奏団体としての確立を実証した。


参事 新屋治

1956年9月20日生、1979年、雅楽道友会の創設者薗広教氏の内弟子となり雅楽を学ぶ。1983年、4年間の内弟子生活を終え雅楽道友会の楽師となり、2011年NPO法人雅楽道友会理事となる。演奏活動はもとより管楽器の製作、会員育成、各地の雅楽団体への指導にも取り組んでいる。専職は篳篥、左舞、箏。

引用元:PR TIMES

関連記事一覧