国内初のLNG燃料ケープサイズバルカーが竣工

プレスリリース要約

日本郵船グループが、JFEスチール株式会社向けのLNG燃料ケープサイズバルカーの竣工と命名式を開催した。この船は日本国内で初めて竣工されたLNG燃料バルカーであり、JFEとの長期航海傭船契約によりオーストラリアから日本への鉄鉱石や石炭の輸送に投入される予定。船の名前は「SG OCEAN」であり、脱炭素化に向けた取り組みの一環として、硫黄酸化物(SOx)の排出量を約100%、窒素酸化物(NOx)を約75%、二酸化炭素(CO2)を約25%削減できる見込み。船は国際海事機関(IMO)の規制にも対応している。これは日本郵船グループの中期経営計画に沿った取り組みであり、ESGを中核とした成長戦略を推進している。
当社が建造発注していた、JFEスチール株式会社(以下「JFE」)向けのLNG燃料ケープサイズ(注1)バルカー(以下「本船」)が竣工し、1月30日、命名式がジャパンマリンユナイテッド株式会社の津事業所(三重県)で行われました。本船は日本国内の造船所で竣工した初めてのケープサイズのLNG燃料バルカーです(当社調べ、2024年1月31日時点)。本船はJFEとの長期連続航海傭船契約により、オーストラリアから日本への鉄鉱石や石炭の輸送に投入される予定です。当社はサプライチェーン全体の脱炭素化に挑むとともに、2030年度までに21年度比でGHG排出を45%削減させる当社グループの目標達成に向け、LNG燃料船の導入を拡大します。

本船は低・脱炭素に向けた当社の価値創造のブランド「Sail GREEN」の「SG」と、大海の環境を守りながら堂々と航行するさまをイメージし「SG OCEAN」(エスジー・オーシャン)と命名されました。式典にはJFEホールディングス株式会社の柿木厚司代表取締役社長、当社の曽我貴也代表取締役社長をはじめとした関係者が出席しました。

本船はLNG燃料の利用により、従来の重油焚き船に比べて硫黄酸化物(SOx)の排出量を約100%、窒素酸化物(NOx)を約75%、二酸化炭素(CO2)を約25%削減できる見込みで、国際海事機関(IMO)のNOx 3次規制(注2)に対応しています。世界的な舶用エンジン設計会社のWinGD社による最新の二元燃料低速ディーゼル機関「7X62DF-2.1 iCER」を採用し、LNG燃料使用時に排出されるメタン分を半減させます。LNG燃料タンクと供給システムの装備と配置を工夫し、従来同等の貨物ホールドの容積や積載可能数量を確保しています。

本船「SG OCEAN」

<本船概要>
全長 :299.99メートル
型幅 :50.00メートル
型喫水 : 25.00メートル
載貨重量トン数 :210000トン
発注先 :ジャパンマリンユナイテッド株式会社

(注1)ケープサイズ
載貨重量トン数が12万トン以上のばら積み船。6万トン以上12万トン未満の船舶はパナマックスサイズと呼ばれる。

(注2)NOx 3次規制
海洋汚染防止条約では、NOxによる大気汚染を抑制するため、船舶のNOx排出量を2000年比80%削減するNOx 3次規制を規定している。

日本郵船グループは、中期経営計画 “Sail Green, Drive Transformations 2026 – A Passion for Planetary Wellbeing -”を2023年3月10日に発表しました。“Bringing value to life.”を企業理念とし、2030年に向けた新たなビジョン「総合物流企業の枠を超え、中核事業の深化と新規事業の成長で、未来に必要な価値を共創します」を掲げ、ESGを中核とした成長戦略を推進します。

(詳細はこちら → https://www.nyk.com/profile/plan/ 

当社は、海上・陸上・ターミナルなどのモードを問わず、モノ運びを通じてGHG排出を低減し、お客様のサプライチェーンに還元していく取り組みを対象としたブランド「Sail GREEN」を展開しており、本船の竣工もその一環です。

(詳細はこちら → https://www.nyk.com/news/2022/20220427_02.html 

今回の取り組みが特に貢献するSDGsの目標

引用元:PR TIMES

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