Vade、次世代の脅威に対応する生成AIで スピアフィッシング検知を強化
プレスリリース要約
この新しい手法は、従来のスピアフィッシングメールと人工的に生成されたスピアフィッシングメールを独自に組み合わせて、Vadeのスピアフィッシング対策アルゴリズムをトレーニングします。今回の機能強化により、7つのスピアフィッシング分類子カテゴリで検出の信頼性が高まります。これらは給与詐欺、銀行詐欺、弁護士詐欺などを含む詐欺にも及びます。
スピアフィッシングは、世界中の企業や消費者にとって最もコストのかかるサイバー脅威です。Internet Crime Complaint Center (米国インターネット犯罪苦情センター)は、2022年にスピアフィッシング攻撃による世界の損失は、27億米ドルに達する(https://www.ic3.gov/Media/PDF/AnnualReport/2022_IC3Report.pdf)と報告しており、この数字はコンテンツ制作を支援する生成AIツールの出現により、今後数年間で大幅に増加すると予想されます。
VadeのChief Tech and Product Officerを務めるアドリアン・ジェンドル(Adrien Gendre)は、次のように述べています。「私たちはサイバーセキュリティにおいて前例のない変革の時期に突入しており、生成AIはゲームチェンジャーになりつつあります。生成AIにより、ハッカーは高度な攻撃を大規模に展開するための新しい機能を提供し、セキュリティベンダーはこれに追いつくことが求められています。Vadeはサイバーセキュリティのリーダーとして、以前から生成AIを善の力として受け入れる必要性を認識しており、生成AIに対して生成AIで戦っています。」
歴史的に、スピアフィッシングメールにはスペルミスや文法上の誤りなど、不正と検出されやすい特徴が共通していました。生成AIプラットフォームは、これらの要因を排除し、あらゆる言語でエラーのないテキストを生成します。これにより、外国の攻撃者はスピアフィッシングメールをローカライズし、正当性を装うようになります。
生成AIの人気が高まって以来、Vadeの研究者は、確認された脅威の質が大幅に向上していることを把握しています。また、生成AIプラットフォームを提供する企業は、プラットフォームの誤用を防ぐための安全管理を実施していますが、Vadeのアナリストでは、これらの対策を回避する能力を実証する内部テストを実施しました。
なお、Vadeは、Microsoft 365専用メールセキュリティスイート「Vade for M365」に今回の機能強化を実装しています。完了すると、組織はすぐに更新の利点を実感します。 Vade for M365のデモはこちら(https://www.vadesecure.com/en/demo-of-our-dedicated-email-security-solution-for-microsoft-365)から申し込みできます。
Vadeについて
Vadeは、AI(人工知能)を用いた脅威検出とその対応技術の開発に特化したグローバルなサイバーセキュリティ企業です。サイバーセキュリティの向上とIT効率の最大化をサポートする評価の高い製品とソリューションを、ISP、MSPおよび企業に提供しています。Vadeの製品とソリューションは、マルウェア、ランサムウェア、スピアフィッシング、ビジネスメール詐欺、フィッシングなどのメールを介したサイバー攻撃から消費者、企業、組織を保護します。2009年に設立され、現在14億個以上のメールボックスを保護しています。2016年には、日本法人のVade Secure株式会社(現Vade Japan株式会社)を東京都・港区に立ち上げ、日本市場に本格参入しました。
詳細はhttps://www.vadesecure.com/jp/や、Twitterの@VadeSecureまたはLinkedInのhttps://www.linkedin.com/company/vade-secure/にて確認できます。
引用元:PR TIMES