タナベコンサルティング、中小企業庁の「令和４年度補正中小企業活性化・事業承継総合支援事業(中・大規模案件におけるPMI支援実証事業)」へ参画

　日本の経営コンサルティングのパイオニアである株式会社タナベコンサルティング（本社：東京都千代田区・大阪市淀川区、代表取締役社長：若松 孝彦）は、中小企業庁が実施する「令和４年度補正中小企業活性化・事業承継総合支援事業（中・大規模案件におけるPMI支援実証事業）」へPMI支援機関として参画いたしました。

■「中・大規模案件におけるPMI 支援実証事業」の概要

　経営者の高齢化に伴い、中小企業のM&Aによる第三者への事業継承が増加しています。M&A後に期待したシナジー効果を発揮させるには、PMI（M&A成立後の統合プロセスマネジメント）が最も重要です。しかし、その重要性の認識・ノウハウの不足、PMI支援を実施する機関が少ないなどの理由から、多くの中小企業がPMIの実施に至っていないのが実情です。

　「中・大規模案件におけるPMI 支援実証事業」では、PMI実施企業及びPMI支援機関におけるPMI支援のあり方について情報発信することで、企業の規模やリソースに応じたPMIの実施を実現いたします。また、「中小PMIガイドライン」の見直しや、PMI実施環境・支援環境を整備することにより、中小企業におけるM&Aの促進を目指します。さらに、「中小PMIガイドライン」を参考に、譲受企業にPMI の取り組みを実施していただくとともに、支援機関としてどのように譲受企業を支援するべきかについてのあり方を実証いたします。

 

■参画の理由／当社のM&AコンサルティングおよびPMIサービスについて

　当社は、上記事業にPMI支援機関として参画し、PMI実施企業に対して支援を提供しております。

　当社がこれまで培ってきたノウハウを活用することで、中小企業庁が目指す企業のM&Aを通じた円滑な事業引継ぎや、成長の促進に貢献してまいります。この取り組みにより、日本の企業が抱える経営者課題の解決に寄与することができると考えております。

　タナベコンサルティングのM&Aコンサルティングでは、事業承継や事業ポートフォリオの転換による企業の存続・成長のためのM&Aサービスを提供。グループ会社との連携により、前工程である戦略構築からアドバイザリー、DD（買収調査）、PMIなど、M&Aに関するサービスから制度構築までを一気通貫で支援いたします。また、300社以上の金融機関やチャネルとの連携を通じ、戦略的譲渡や資本移動など、ニーズに合わせたストラクチャー設計、海外戦略構築支援やクロスボーダーM&Aにも対応いたします。

　特にPMIにおいては、統一性をもった業績管理・財務戦略の策定で経営資源の集約とグループの成長を支援する「経理・財務PMI」、統合事業計画の策定と業務プロセス統合、効果測定のPDCAサイクル定着でシナジーの持続化を支援する「ビジネスPMI」により、M&Aの目的である「双方の強みを活かした成長戦略の推進」「重複した事業・業務の効率化」といったシナジー効果を創出してまいります。

　TCGは、1957年（昭和32年）に創業し、創業65年を超える日本の経営コンサルティングのパイオニアです。「企業を愛し、企業とともに歩み、企業繁栄に奉仕する」という経営理念のもと、現在地から未来の社会に向けた貢献価値として、「その決断を、愛でささえる、世界を変える。」というパーパスを定めています。

　グループで約660名のプロフェッショナル人材を擁し、「経営者・リーダーのパートナー」として大企業から中堅企業まで17,000社以上の支援実績があります。

　経営コンサルティング領域としては、戦略策定支援（上流工程）から、デジタル技術も駆使した現場における実装・オペレーション支援（中流～下流工程）まで、企業経営を一気通貫で支援できる経営コンサルティング・バリューチェーンを全国地域密着で構築しています。

　そして、コンサルティングスタイルとしては、「Client Success－すべてはクライアントの成功のために」という徹底したクライアント中心主義のもと、経営コンサルティング・バリューチェーンにより、個社の経営課題に合わせて複数名のプロフェッショナルコンサルタントを選定してチームを組成する「チームコンサルティング」を推進しています。

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