HELP展映像作品『御渡り』 気候変動テーマの国際映画祭に正式出品ーー諏訪湖の神事・御渡りと気候変動の影響を描く

プレスリリース要約

グリーンピース・ジャパンのプロジェクト・マネージャーである高田久代は、気候変動への意識向上を目指すCCCLでの作品上映を光栄に思っている。作品では、長野県の諏訪湖での御渡りの減少を描き、気候変動の影響を訴える。映画祭は2024年2月15日から18日にタイのバンコクで開催される。作品は日本の伝統文化をテーマにし、監督は小野友資、撮影は亀村佳宏で、出演者には宮坂清が含まれる。グリーンピース・ジャパンは国際環境NGOであり、世界55以上の国や地域で活動している。

グリーンピース・ジャパン プロジェクト・マネージャー、高田 久代

ショートフィルムの力を通じて気候変動に対する意識を高めることを目指すCCCLで、私たちの作品が正式上映されることを光栄に思います。作品で紹介している御渡りは、条件が揃えば1月〜2月の厳冬期に出現します。宮坂宮司や地域の方は今季も連日、早朝の湖面観察を続けていらっしゃいますが、まだ薄氷ばかりだとのことです。室町時代から580年以上にも渡って続く氷の観測記録は世界的にも貴重です。映画祭を通して、多くの方にご覧いただき、気候変動の影響を考え行動を始めるきっかけになることを願っています


(注1)CCCL公式インスタグラム(2024年1月24日発表)

(注2)30年以上タイに居住しているカナダ人小説家。


<映画祭概要>

映画祭名:Changing Climate, Changing Lives Film Festival

開催日時:2024年2月15日〜2月18日

授賞式開催日:2月18日(日)19:00(現地時間)

開催地:タイ・バンコク

公式サイト:https://en.ccclfilmfestival.com/


<作品内容>

作品名:『御渡り/MIWATARI』

概要:長野県の諏訪湖が全面結氷すると南の岸から北の岸へかけて氷が裂け、高さ30cmから1.8m位の氷の山脈ができる伝統文化「御渡り」。本作品では、御渡りの出現を判定する八劔神社宮司・宮坂清氏の言葉と、1683年から脈々と綴られた御渡りの記録をもとに、気候変動の影響で出現が減少している御渡りの姿を描きます。

監督:小野友資

撮影:亀村 佳宏

出演:宮坂 清(八劔神社宮司)

製作:HAKUA

2023年/日本/日本語(英語字幕)/12分


<製作者プロフィール>

小野友資(監督)

Y小/ YUYBOOKS / 京都精華大学非常勤講師

京都、横浜を拠点に活動。2007年より株式会社1-10にて、モーションデザイナーとしてウェブサイトからデジタルサイネージまで様々なフィールドに渡る制作に関わる。2016年よりデジタルの活動をフリーランスへ。デジタル領域のクリエイティブディレクションから海外のスタートアップまで多岐にわたり取り組んでいる。


亀村 佳宏(撮影)

1978年 京都生まれ。2002年よりESPN系列ケーブルテレビ会社にてPV、CM、番組制作等を経て、撮影技術やコンポジット編集技術を習得。現在、京都に活動拠点を移しstudiohorizontとして、ドキュメンタリーやショートフィルムなど映像制作活動をしている。

宮坂 清(出演)

1950年、長野県諏訪市生まれ。國學院大学卒業後、京都・伏見稲荷大社、諏訪大社、手長神社を経て、2020年より八劔神社宮司。趣味は古文書を読むことと篠笛。教誨師を務めている。


グリーンピース・ジャパンについて
世界55以上の国と地域で活動し、国内だけでは解決が難しい地球規模で起こる環境問題に、グローバルで連携して解決を目指す国際環境NGOグリーンピース。オランダ・アムステルダムに本部を置く同団体の日本支部として、1989年にグリーンピース・ジャパンは誕生した。政府や政党、企業から資金援助を受けない独立型のNGO団体として、科学的知見に基づいて、様々な立場の人と協力して活動することを大切に、全世界300万人以上のサポーターとともに地球環境を守るために行動している。

引用元:PR TIMES

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