5日間限定の歴史体験!館外展示「出張!江戸東京博物館」東京都美術館にて開催

プレスリリース要約

東京都美術館での展示は、常設展示室の一部を展示し、体験模型や関連資料を中心に展示します。2階の第4公募展示室では上野の歴史を特集し、現代との関連性を紹介します。展示では、常設展示のエッセンスを凝縮し、体験模型や錦絵、絵葉書なども展示されます。また、展示に関連した甲冑や紋切図鑑のワークショップや講座も開催されます。展示は2024年2月25日までで、入場料は無料です。
 本展では、常設展示室の一部をまとめた展示を東京都美術館の第4公募展示室のロビー階と1階のフロアでご覧いただきます。おなじみの「千両箱」や「人力車」などの体験模型を中心に、その関連資料を展示します。 

 また2階の第4公募展示室では特集展示として、開催場所である上野の歴史を錦絵や絵葉書からご紹介します。現在でも上野のシンボルとなっている西郷隆盛の銅像や不忍池など、現代と重なる風景を見ることができます。もしかすると、東京都美術館への道の途中で見かけるものもあるのかも知れません。

 本展で多彩な江戸博コレクションをご覧いただき、当館の魅力や江戸東京の歴史と文化を体感していただけますと幸いです。

 [会 期]  

令和6年2月21日(水)~2月25日(日) 

休室日:なし

※展覧会の最新情報は江戸東京博物館ホームページをご確認ください。

出張!江戸東京博物館

 https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/s-exhibition/outside/37711/visiting-exhibition-edo-tokyo-museum/ 

[会 場]  

※会場は江戸東京博物館ではございませんので、ご注意ください。

東京都美術館 ロビー階第4公募展示室、1階第4公募展示室、2階第4公募展示室

【アクセス】

・JR上野駅「公園改札」より徒歩7分

・東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅「7番出口」より徒歩10分

・京成電鉄京成上野駅より徒歩10分

※ 駐車場はございませんので、車でのご来場はご注意ください。

 

[観覧料]  無料

[主 催]   

公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都江戸東京博物館

[展示構成・主な展示資料]

  • 1 常設展のエッセンスを凝縮した展覧会

 江戸東京博物館の常設展示室は、大きく「江戸ゾーン」と「東京ゾーン」に分かれ、20のコーナーで構成されています。本展では、「江戸ゾーン」から〈江戸城と町割り〉〈町のくらし〉〈江戸の商業〉、「東京ゾーン」から〈文明開化東京〉と〈産業革命と東京〉のコーナーをコンパクトにまとめて紹介します。

「江戸城御表御座敷絵図」 賢篤/写 江戸時代中期以降 東京都江戸東京博物館蔵「江戸城御表御座敷絵図」 賢篤/写 江戸時代中期以降 東京都江戸東京博物館蔵

「諸工職業競 諸車製造之図」(パネル展示) 静斎年一/画 明治12年(1879) 東京都江戸東京博物館蔵「諸工職業競 諸車製造之図」(パネル展示) 静斎年一/画 明治12年(1879) 東京都江戸東京博物館蔵

「東都名所高輪二十六夜待遊興之図」(バナー展示)歌川広重/画 天保12~13年頃(1841~42) 東京都江戸東京博物館蔵「東都名所高輪二十六夜待遊興之図」(バナー展示)歌川広重/画 天保12~13年頃(1841~42) 東京都江戸東京博物館蔵

第一国立銀行(模型・部分)  復元年代:明治時代初期(1872~77) 東京都江戸東京博物館蔵第一国立銀行(模型・部分)  復元年代:明治時代初期(1872~77) 東京都江戸東京博物館蔵

  • 2 常設展でおなじみの体験模型を展示

 江戸博といえば、体験模型と思う方が多いのではないでしょうか。本展では人力車をはじめ、千両箱や三輪車などの体験模型を展示します。

人力車(複製)明治時代 東京都江戸東京博物館蔵人力車(複製)明治時代 東京都江戸東京博物館蔵

千両箱(複製)江戸時代後期 東京都江戸東京博物館蔵千両箱(複製)江戸時代後期 東京都江戸東京博物館蔵

  • 特集展示「上野の山」をめぐる

「上野山王台西郷隆盛銅像」 楊斎延一/画 明治32年(1899) 東京都江戸東京博物館蔵「上野山王台西郷隆盛銅像」 楊斎延一/画 明治32年(1899) 東京都江戸東京博物館蔵

 上野といえば、美術館や芸術、桜や花見というイメージを持つ方が多いと思われます。上野を代表とする上野公園一帯は、武蔵野台地の端に位置し、「上野の山」とも呼ばれています。

 江戸時代において、上野は現代と同様に桜の名所でしたが、寛永寺や子院などの寺院が数多く立ち並び、現在の様子とは大きく異なりました。さらに、寛永寺の近くに上野東照宮が建立されるなど、上野は徳川将軍家の宗教的な聖地と言える場所でした。

 しかし、慶応4年(1868)の上野戦争により、寛永寺の伽藍など大半が焼失し、一面焼け野原となります。その跡地に病院の建設が計画されますが、視察に訪れたオランダ人医師・ボードワンの提言により、明治6年(1873)に公園に指定され、上野公園が誕生しました。そして、明治10年(1877)に第1回内国勧業博覧会が開かれると、上野は文化の拠点として数多くの博覧会や展覧会の開催地となりました。現在でも美術館など多くの文化・教育施設が集まり、芸術文化を楽しむ場所として人々を魅了し続けています。

 そこで、特集展示として錦絵や絵葉書などの江戸博コレクションから、上野の風景や歴史をご紹介します。現代の風景と比較しながら、その移り変わりをご覧ください。

「徳川家斉葬列絵巻」(部分) 江戸時代末期 東京都江戸東京博物館蔵「徳川家斉葬列絵巻」(部分) 江戸時代末期 東京都江戸東京博物館蔵

「東京上野公園内国勧業博覧会美術館荘飾之図」 歌川広重(三代)/画 明治10年(1877) 東京都江戸東京博物館蔵「東京上野公園内国勧業博覧会美術館荘飾之図」 歌川広重(三代)/画 明治10年(1877) 東京都江戸東京博物館蔵

  • 関連事業

■甲冑について学ぼう!

甲冑の仕組みや歴史をご説明します。甲冑のレプリカにさわって素材や重さを体験してみましょう。

日時:2月23日(金)

①午前11時~ ②午後2時~

定員:各回15名

■紋切図鑑を作ろう! 

江戸時代に親しまれた「紋切り」遊びは、紙とはさみで様々な形を作り出すことができます。歴史を学びながら実際に体験してみましょう。

日時:2月24日(土)

①午前11時~ ②午後2時~

定員:各回15名

※はさみを使用しますので、小学生以下のお子様がご参加される場合は、保護者同伴でのご参加をお願いいたします。

 

  • 関連講座 えどはくカルチャー

特集展示「上野の山」をめぐるの見どころを紹介します。

講座名:「上野の山」の歴史

日時:2月22日(木)午後2時~午後3時30分

会場E東京都美術館 講堂

講師:杉山哲司(江戸東京博物館 学芸員)

※応募方法や受講料などの詳細は、江戸東京博物館ホームページやえどはくカルチャーのチラシをご覧ください。

えどはくカルチャーはこちらをご覧ください。

 https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/event/other-venues-culture/37616/230222-culture/1/ 

引用元:PR TIMES

関連記事一覧