最先端バイオニック・イノベーションのグローバルリーダーが大阪市に進出、カワテック株式会社を設立
プレスリリース要約
カワテック株式会社は、上肢義肢の分野において世界的に著名な研究者及び大学教授であり、感覚フィードバック筋電義肢の開発におけるパイオニアでもあるアルバロ・リオス・ポベダ博士が最前線に立ち活動を行っていきます。
アルバロ・リオス・ポベダ博士は、世界中の何百万人もの障がい者の生活の質を向上させることを使命として、最先端のバイオニックシステム、遠隔リハビリテーションソリューション、障がい者への支援技術の具現化に取り組んでおり、バイオニクス分野におけるリーダーとしてドイツやアメリカのマーケットリーダーとともに国際的にも支持を得、地位を確立しています。
同社グループのビジョンは障がい者が完全に融合できる社会の実現を促進することです。
同社グループは研究開発に注力することで、数多くのイノベーションを生み出し、現在までにバイオニクスの分野で5件以上の特許を取得しています。そのバイオニックシステムは、人工知能、5G、ナノテクノロジー、マイクロロボティクスなど、最先端テクノロジーを統合したものです。
人工義肢はマイクロプロセッサーの小型化や材料の進化により、より軽く、より強く、充電の必要性も少ないエネルギー効率の高い快適なものに進化してきています。
この技術の統合で完成された「RYO」と名付けられたジェスチャー制御と感覚フィードバックを備えた人工義手は、バイオニックシステム、サイボーグオーガニズムの応用、進化する最新人工知能を組み込み、障がい者の方々に、より自然で快適な体験を提供することで生活の質を大幅に向上させています。これにより、ユーザーは空中でボールをキャッチしたり、コンピューターのマウスを操作したり、以前は実現不可能と思われた日常の作業を容易に、速やかに実行できるようになりました。
生体人工装具の技術的進歩は、障がい者の社会復帰を促進し、障がい者の自信を高めるだけでなく、幸福感や健康面も高めています。社会にとっても労働力や生産性、また安全性を高めることに役立っています。
「RYO」バイオニック義肢は、ウクライナ・ロシア間の武力抗争において上肢切断を負ったウクライナ兵士においても試験装着され、すでにその機能回復や生活の質の向上に効果的なソリューションであることが証明されています。つまり「RYO」を使用することで彼らは日常業務をこなし、以前は不可能と思われていた活動を再開することができるようになっています。
カワテック株式会社の使命
日本における拠点となるカワテック株式会社の使命は、官民を問わず様々な組織と緊密に連携して技術革新を促進し、障がい者の方々が高度な技術を装着した補綴装置をより身近に、より容易に入手でき、完全な社会復帰を実現できるようにすることです。
そのために、カワテックは官民の医療機関や関連技術分野の企業との提携強化を行い、臨床試験の推進などを行うと同時に投資家の協力を仰いでいきます。
また、国内外のテクノロジー企業との提携や協業のネットワークも構築し、アジアにおけるバイオニクス分野のベンチマークとしての地位も確立していきたいと考えています。
今後の展望
カワテック株式会社は、障害のある人がスマートシティのテクノロジーについても確実にアクセスでき、社会全体に役に立つような製品開発を行い、障がい者の方々の生活にポジティブな変化をもたらすためにたゆまぬ努力を続けていきます。
最近のトピックス
カワテック株式会社は、公益財団法人/大阪産業局主催のヘルスケア及びカーボンニュートラル分野で業界を牽引する製品やサービスの開発をめざすスタートアップ企業を支援するプログラム「HeCNOS AWARD(ヘクノス・アワード)」に参加し、2023年7月26日、ヘルスケア分野のベスト15社に選出されました。
2023年11月22日には、多様な共創チャレンジの創出・支援を担『TEAM EXPO 2025』の参画メンバーとなり、未来に向かってよりよい社会、ワクワクする社会を作る活動をして行きたいと考えています。
https://team-en.expo2025.or.jp/en/challenge/detail?id=17
また、2023年12月18日・19日には、世界のイノベーションの潮流や大阪・関西発のイノベーションの成果を発信する国際会議として開催されたHack Osaka 2023 2nd Editionに参加し、義手のデモンストレーションを行いました。
引用元:PR TIMES