世界遺産下鴨神社から日本ラグビーを祈る

　京都市左京区にある世界遺産 下鴨神社の境内にある雑太社は2017年の再建以来、「関西ラグビー発祥の地」ラグビーの聖地としてチームや選手の健勝、必勝の祈願に多くの参拝者が訪れている。

　12月3日にはラグビーワールドカップの元主将の薫田真広氏、箕内拓郎氏、菊谷崇氏、ラグビーワールドカップ2023日本代表の中村亮土氏が集い、ラグビーシーズンの到来を前に日本ラグビー界の未来に祈りを込める祈願祭が執り行われた。

　祈願祭では全国高等学校ラグビーフットボール大会（通称：花園）の全51校の出場校から健闘を誓う絵馬が寄せられ神職により奉納された。

　更に26日には、下鴨神社から花園出場校の安全と健闘を記念して「御朱印」と「御守」が記念授与品として花園全出場校に授与された。

※雑太社ラグビー御朱印について

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000088654.html

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000088654.html

　きっかけはラグビーワールドカップ2023の開催を契機に日本らしいラグビー文化の発信をテーマにスポーツと芸術のコラボ企画。ラグビー元日本代表主将の菊谷崇氏と世界的墨絵アーティスト茂本ヒデキチ氏の監修、作画のよる「ラグビー御朱印」が奉製された。

　ワールドカップ期間中には数万人の参拝者が雑太社を訪れ日本ラグビーの健闘を祈願した。

　更に下鴨神社雑太社ではラグビーワールドカップの盛り上がりを歴史や文化的な側面からの継続すること計画。令和６年２月頃には雑太社に隣接して日本ラグビーの歴史などを展示する案内所も建設される。

　また祈願祭が行われた12月3日には御朱印の墨絵原画を作画した茂本ヒデキチ氏による奉納ライブペイントが行われラグビー界のレジェンドと参拝者を前に披露された。

　御朱印に採用されている１２番のポジション「タックル」と令和6年の干支の「辰」を描き上げ見物する参拝者からは驚きと感動の声が上がった。

今後、ラグビーの全１５ポジションの御朱印の奉製を計画している。

　また1月27日28日には、小学生の全国大会である第16回ヒーローズカップ決勝大会が開催され、約600名の小学生に御朱印で採用された茂本氏の墨絵作品をあしらった記念Tシャツの授与が予定されている。

　他にも雑太社では今後の日本ラグビーの隆盛を願い御朱印などの授与品の初穂料の一部を次世代のラグビー界を担う若い世代に活用することを決定している。

　今後、神社や墨絵芸術でラグビーを支援するという日本にしかない取り組みは若い世代に継続的に取り組まれることで国内でのラグビー人口の裾野の拡大と世界で通用する日本らしいラグビーの磨き上げの一助となることは間違いない。

　この様に世界的にも類を見ない「世界遺産」×「ラグビー」×「墨絵芸術」が融合した形でのラグビーの普及と振興の取り組みは国内での注目を集めるだけに留まらず、訪日する世界中のラグビー関係者への日本ならでわの歴史と文化を併せて感じることが出来る魅せ方として注目を集め始めている。

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