ユーグレナ社の次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」普及拡大を目指し、シナネン/平野石油と協業

プレスリリース要約

株式会社ユーグレナは、バイオディーゼル燃料「サステオ」の普及拡大を目指し、エネルギー商社のシナネンと燃料の卸売や運送事業を行う平野石油との協楮を開始。サステオは持続可能なバイオマス原料から作られ、CO₂の排出量がプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルを実現。3社の取り組みでは、ユーグレナがサステオを供給し、シナネンが販売拠点として活用し、平野石油が配送を担当。協業により、京浜地域での安定的な配送が可能となり、お客様の要望に応じたサステオ供給が見込めるようになる。
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充、以下「ユーグレナ社」)は、次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」(以下「サステオ」)の普及拡大を目指し、エネルギー商社のシナネン株式会社(以下「シナネン」)、燃料の卸売や運送事業を行う平野石油株式会社(以下「平野石油」)と京浜地域での協業を開始したことをお知らせします。

■協業の背景と3社の取り組み概要

ユーグレナ社の「サステオ」は、食料との競合や森林破壊といった問題を起こさない持続可能性に優れたバイオマス原料からつくられています。「サステオ」は燃料の燃焼段階では通常の軽油と同じようにCO₂を排出しますが、原料となる植物や藻類が成長過程で光合成によってCO₂を吸収するため、燃料を使用した際のCO₂の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されています。

現在「サステオ」の供給先は、バスや配送車、消防車などの車両、タグボートやフェリーなどの船舶、商業用ジェット機や双発機などの飛行機と、陸・海・空の全領域で拡大、多様化しており、供給実績は累計86件を超えます。
ユーグレナ社は、バイオ燃料事業を実証ステージから商業ステージへ移行させるにあたり、パートナー企業等から調達したバイオ燃料を継続的かつ安定的に供給し、サプライチェーン構築とバイオ燃料供給先の開拓を進めています。今回のシナネンおよび平野石油との協業は、その一環として京浜地域でのサプライチェーン構築や供給先開拓を加速させる取り組みです。

燃料を供給するには、専門技術や許可・登録等が必要であり、その知見に長けた保管拠点・販売パートナーが必須です。今回協業するシナネンは全国で76か所の燃料供給施設「オイルスクエア」と「灯油センター」を運営しており、平野石油は関東と関西エリアに20の拠点、タンクローリー142台を保有し強固な燃料配送ネットワークを構築しています。
この取り組みにおける3社の役割は、以下です。
ユーグレナ社・・・シナネンに「サステオ」を供給

シナネン・・・「サステオ」の販売拠点として石油油槽所(神奈川県横浜市にある『シナネンオイルスクエア鶴見』)を活用

平野石油・・・主に小口で燃料を必要とされる建設会社等のお客様への「サステオ」の配送を担当

【3社取り組みの概要イメージ】

シナネンの油槽所を使えるようになったことで京浜地域において「サステオ」の安定的な配送が可能となり、今後同社油槽所での取扱いが増えるにつれて対応エリアが広がる予定です。また、小型ローリーでの配送を強みとする平野石油が配送を担うことで、比較的少量使用の現場等への燃料を届けることが可能になります。

両社との協業により、配送エリアや量など、これまでよりもお客様のご要望に応じた「サステオ」供給が見込めるようになりました。今後は関東全域ないし全国での普及を目指していきます。

当社は引き続き「サステオ」の普及拡大に向けた取り組みを推進し、さらなる環境負荷低減や脱炭素を目指します。

<株式会社ユーグレナについて>
2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した食品、化粧品等の開発・販売、バイオ燃料の製造開発、遺伝子解析サービスの提供、未利用資源等を活用したサステナブルアグリテック領域などの事業を展開。2014年より、バングラデシュの子どもたちに豊富な栄養素を持つユーグレナクッキーを届ける「ユーグレナGENKIプログラム」を、継続的に実施している。https://euglena.jp

引用元:PR TIMES

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