プロバスケットボールチーム『熊本ヴォルターズ』と『熊本都市バス』が連携したホームゲームにおける公共交通利用に向けた実証実験について

プレスリリース要約

バスケットボールチームのヴォルターズとバス事業者が連携し、公共交通の利用を促進する取り組みを始める。試合後の臨時便の運行、乗務員の記念Tシャツ着用、バスラッピングなどを実施する。これにより公共交通の利用者増、試合会場への集客増、渋滞緩和が期待される。また、関係者が共同で地域交通の活性化を推進する「共創モデル実証プロジェクト」に採択された。

<経緯>

現状ヴォルターズの試合会場には自家用車による来場が主となっています。試合会場の駐車場スペースが限られており、試合当日は会場周辺の交通渋滞を引き起こしていることもあって、試合会場への移動手段が課題となっております。今般、路線バスとヴォルターズが連携して公共交通への利用者転換策に取り組むことで、公共交通の利用者増、ヴォルターズの試合会場への集客増、会場周辺の渋滞緩和につなげることを目的とします。なお、この取組は国土交通省が公募する令和5年度「共創モデル実証プロジェクト」※1の共創モデル実証運行事業に採択されました。

今回の連携は、バスケットボールチームとバス事業者が業種の垣根を越えて利用促進活動を行い、最終的には新たな路線開設や増便など、試合会場からバスネットワーク形成を目指し取り組んでいくものです。

 具体的な取組内容は、以下の記載の内容を計画しています。今後も将来に渡って連携し、取組の拡大・深度化を進めて参ります。

<具体的取り組み内容>

(1)試合終了に合わせた、臨時便の運行

【実施日】1月6日、7日、2月17日、18日(各日、1便ずつ)

【時間】試合終了後、10分後を目途

【系統】県立体育館前→市役所前(郵政横、本庁舎前)→桜町バスターミナル

【所要時間、運賃】約12分、運賃180円

公共交通で市内中心部に戻る路線としては、最速かつ最安値にも関わらず、ほとんどご利用がない状況です。今回、臨時便を運行することにより路線バスでアクセス可能である事を体験して頂くために設定します。

 

(2)「BLACK VOLFES」※3を盛り上げるため、乗務員が記念Tシャツを着用します!

 【実施日】12月30日、31日、1月6日、7日

 【対象者】都市バス 上熊本営業所乗務員

年に1度だけの祭典「BLACK VOLFES」※3を盛り上げるため、都市バスの乗務員が着用して、路線バスを運行します。この祭典はヴォルターズが地域密着している活動の一貫であり、都市バスの理念と一致するものであり、共に盛り上げてまいります。

 

(3)ヴォルターズがバスをジャックするバスラッピングの実施

 お披露目会を1月中旬頃予定しておりますので、改めてご案内いたします。

※1 令和5年度「共創モデル実証プロジェクト」

地域の多様な関係者の「共創」による地域交通の維持・活性化の取り組み等を推進

  参考URL:https://www.mlit.go.jp/report/press/sogo12_hh_000327.html

※2 共同経営推進室

バス会社と熊本県と熊本市が路線バスの持続可能性を目指し、立ち上げている全国初の組織2020年4月より開設。

※3 「BLACK VOLFES」

熊本を象徴する「熊本城」。熊本城は強さを表す「黒」を基調としており、敵を寄せ付けない「石垣(武者返し)」や攻めにくいつくりから、まさに“最強の城”として熊本の中心部に君臨しています。その熊本城はヴォルターズにとっても象徴的な存在です。「BLACKVOLFES」では、この熊本城の姿・魂を会場全体で表現し、黒く染まった客席により、いつも以上にコート上の選手達が浮かび上がる空間を演出します。

 ヴォルターズでは、BLACK VOLFESを通して熊本城の復興状況を伝えていくとともに、イベント売上の一部を、熊本城の復興のために寄付します。

引用元:PR TIMES

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