BCW、未来のグローバルマクロトレンドの影響を予測する認知AIプラットフォームを発表

世界をリードするグローバル・コミュニケーション・エージェンシーであるBCWは、Decipher Index(ディサイファ―・インデックス)を発表しました。Decipher Indexは、認知的人工知能（AI）を使用して、将来世界各国の社会に最も大きな影響を与える可能性のある主要テーマを予測する新しいプラットフォームです。認知AIソリューションを提供するLimbik社との協力によって開発されたDecipher Indexの世界主要トレンドのローリング予測は、2024年を通じた課題のロードマップを提供します。2024年は、世界中の多くの国・地域で選挙が行われ、世界的に不透明な年になるとアナリストは予想しています。 

BCWはDecipher Indexを開発するため、今後12ヶ月間に世界的な関心を集めると予想される20以上のマクロテーマと課題を特定しました。そしてテクノロジー・パートナーのLimbik社は、これらのテーマに関して独自の認知AIに学習させ、グローバルなオンライン・エンゲージメントと地域的な影響の両方の観点からテーマの影響の可能性を予測しました。そしてBCWとLimbik社の専門家が、これらのテーマが企業や組織、ブランドに与える影響を評価しています。データはAIによって継続的に取り込まれ、分析し、そのアップデートは、毎週www.decipherindex.com で提供されます。 

Decipher Indexは、オンライン・エンゲージメントの傾向を予測するだけでなく、共鳴につながる感情的指標である”信頼性”を評価する、Potential for Impact (PFI)によって、地域別にテーマをランク付けします。毎週木曜日、www.decipherindex.com で、グローバルランキングと北米、ヨーロッパ、中東、アフリカ、ラテンアメリカ、アジア太平洋の地域別に分けられたトップテーマを解説概要とともに確認することができます。 

Decipher Indexがランク付けするテーマは以下の通り： 

2024年選挙、人工知能、ビジネスと中国、ロシアにおけるビジネス、気候変動、サイバーセキュリティ、多様性、エクイティ＆インクルージョン、教育、電気自動車、エネルギー、食料システムと安全保障、世界経済、ヘルスケア、移民と移住、インフラ、国際スポーツ、労働と人権、政治支出と支援、性と生殖に関する権利、サプライチェーン、持続可能性と環境、文化問題、目覚めた資本主義（Woke Capitalism） 

BCWのグローバルCEO、コリー・デュブロワは、次のよう述べています。「2024年は、あらゆる意味で不確実性と変革の年になることは明らかです。2024年には40カ国以上で選挙が行われるため、政治的な不確実性が生じ、その副産物として、経済的・地政学的な不明確さが生じるのは当然のことで、これらは社会不安の増大や、企業にとってかつてない逆風につながる可能性があります。このすべてが複雑な “ポリクライシス “の時代へとつながっており、リーダーにとって、どのような問題が迫っているのかを知ることが、これまで以上に重要になります。Decipher Indexによって、私たちは継続的に、そしてデータに裏打ちされた信頼性をもって、世界に出現し日々移り変わるテーマを予測することができ、その情報を元に、企業がレピュテーションやビジネス、企業価値に対する重大なリスクによりよく備え、対処できるよう支援することができます」 

また、BCWのグローバル・チーフ・イノベーション・オフィサーであるチャド・ラッツは、次のよう述べています。「Decipher Indexを非常に価値のあるものにしているのは、潜在的な課題を特定するだけでなく、企業や団体の新たな機会を特定するためにも使えるからです。あるテーマが定着しつつあるのを見たとき、企業がそのビジネスやブランドのためにその情報を最大限に活用できるよう支援することができます。これまでデータは過去や現在を評価するために使われてきましたが、Decipher Indexを使えば、人々が将来どのような問題に関わるようになるのか、信じられないほど高い信頼性でリアルタイムに伝えることができます」 

WPPジャパンの最高経営責任者（CEO）である松下恭子は次のように述べています。「WPPジャパンの大きなミッションの１つは、１3社あるWPPエージェンシーを連携させ、グローバル市場で得た知見を活かしながら日本企業のグローバル化にマーケティングとコミュニケーションの側面でサポートすることです。BCWが発表したDecipher Indexは日本の経済・企業に貢献するWPPのミッションを具現化する１つのツールといえます」 

BCW Japanのマネージングディレクター兼日本代表である竹村剛は次のように述べています。「情報が国境を越え瞬時に伝わる現在の環境において、特定の国だけを意識したコミュニケーションは他の国においてリスク要因となる可能性があります。グローバルに事業を展開する企業にとって各リージョンの世論環境を予想し、把握しながらコミュニケーション戦略を慎重に練る必要性が高まっています。Decipher Indexはそうした企業へ大きな指針を与えるものと確信しています」 

BCW Japanのディレクターである石田友和は次のように述べています。「昨今、グローバルに展開する日本企業は、グローバルでコミュニケーションを行う際に、その国・地域の流行、文化、習慣などを深く理解することが重要になっています。今回のDecipher Indexでは、その国・地域の企業・ブランドのレピュテーションに影響を及ぼす可能性がある未来のテーマを予測することができ、これにより戦略的にコミュニケーションをすることが可能となります。Web版のDecipher Indexでは、解説概要のみですが、お客様のご希望に合わせたテーマの詳細レポートを提供することも可能です」 

Limbik社について 

リンビックは認知AI企業であり、情報の脅威をプロアクティブに特定し、対応オプションを最適化するために設計された初のプラットフォームであるPFI（「Potential for Impact」）を開発。PFIは、武器化された情報のリスクと戦うために、民主的な政府、先進的なNGO、大手企業によって導入されています。米国、カナダ、欧州連合にオフィスを構えるLimbik社のチームは、マディソン・アベニュー、米国政府、学界、ベンチャー・テクノロジー企業で経験を積んだベテランです。詳細はwww.limbik.comをご確認ください。 

BCWについて 

BCWは、感動を生み出すグローバル・コミュニケーション・エージェンシーです。BCWは、B2B、コンシューマー、コーポレート、危機管理、ヘルスケア、パブリック・アフェアーズ、目的、テクノロジーの各分野のクライアントと提携し、あらゆるコミュニケーションの戦略的方向性を定め、注目を集めるパワフルで意外性のあるアイデアを創造します。アーンドメディアに加え、ペイドメディア、クリエイティブテクノロジー、データ、AI、革新的な機能の拡張を加えた「アーンド・プラス」の提供を通じて、BCWは人々を力強く正確に伝え、クライアントを前進させます。BCWは、クリエイティブ・トランスフォーメーション・カンパニーであるWPP（LSE: WPP）の一員です。詳細はwww.bcw-global.com。