新たな不正検知アルゴリズムを共同開発

プレスリリース要約

株式会社静岡銀行と株式会社ACSiONは、インターネット上の金融犯罪に対処するため、不正検知アルゴリズムの共同開発に取り組み、ACSiONの不正検知プラットフォーム「Detecker」で運用を開始した。SNSを利用した金融犯罪の増加に伴い、両社は不正取引への対策を強化し、静岡銀行口座での実証実験の結果、高い効果が認められたため、本格的な運用を開始した。不正検知アルゴリズムは、被害を未然に防ぎ、不正取引の予兆を即時に検知し、お客様の利便性を損なわずに高確度に不正取引を抽出する機能を持っている。
 株式会社静岡銀行(本社:静岡県静岡市、取締役頭取:八木 稔)と株式会社ACSiON(アクシオン)(本社:東京都千代田区、代表取締役:安田 貴紀)では、多様化・複雑化するインターネット上の金融犯罪への対策として、不正検知アルゴリズムの共同開発に取り組んでおり、このたびACSiONが提供する不正検知プラットフォーム「Detecker」上で、本格的な運用を開始しました。

 昨今、SNS等にて金融機関の口座売買を行う「闇バイト」や、その口座に振込を行わせる「投資詐欺」「偽ECサイト詐欺」「ロマンス詐欺」など、インターネット上の金融犯罪の手口はますます巧妙化し、被害額も増加しています。

 静岡銀行とACSiONでは、こうした不正取引への対策強化を目的に、不正に売買された口座をいち早く検知する不正検知アルゴリズムの開発に着手し、本年9月より、静岡銀行口座での実証実験を行ってまいりました。その結果、不正口座利用の未然防止や不審な取引等の検知精度など、高い効果が認められたことから本格的な運用を開始しました。

 今後も、両社で連携して不正口座対策の高度化を推進し、金融犯罪の防止に努めてまいります。

<不正検知アルゴリズムとは>

お客さまが振り込め詐欺等の被害を受け、振り込んでしまった資金が犯罪組織に届く前に不正口座利用を停止します。

  • 不正取引の予兆が認められた口座を即時で検知します。
  • 口座を正しくご利用いただくお客さまの利便性を損ねることなく、不正取引を高確度に抽出します。
  • 不正検知条件の柔軟な設定変更が可能で、不正取引の手口や傾向の変化に迅速に対応します。
  • 発生した不正のふるまいに関する行動データを蓄積することで、高精度な検知機能を実現します。

引用元:PR TIMES

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