7月に恵比寿LIQUIDROOMで2ndソロ単独公演も決定!最後にデレッとしたね。美しき野獣こと春乃友夢(アンダービースティー)らしい、強気で攻撃的でツンな生誕祭! 

3月4日(木)に23歳の誕生日を迎えた、アンダービースティー最強(狂)の歌姫/美しき野獣こと春乃友夢。同日、渋谷CLUB QUATTROを舞台に「春乃生誕祭」を行なった。

SEとして流れたのが、「HAPPY BIRTHDAY」のメロディー。それが次第に歪み、ノイズのような轟音に変わりだす。美獣、春乃友夢に相応しい演出だ。激しい音に乗せ、メンバーたちが舞台へ登場。轟くSEは、やがてラウドなダンスロックナンバーに変化。春乃友夢の「LET’S GO!!」の言葉を合図に、5人の美しき野獣たちが「last scene」に乗せ一斉に2STEPを踏み出した。凄まじい音を放つ楽曲の上で、5人は美しくしなやかなパフォーマンスと透き通る歌声を響かせ、フロア中の人たちを煽りだす。激しい曲調とは裏腹にみんな優しい歌声だ。でも、その声には胸を騒がせる熱を隠し持っていた。彼女たちの煽りに、感情を揺さぶる楽曲に触発され、身体が騒ぎだす。生誕祭の主役だけが頭に付けることを許されるティアラ姿の春乃友夢がけしかければ、彼女の姿を、4人が凛々しくもしなやかなダンスで支えていた。1曲目から、身体がうずうずして仕方がない!!


楽曲は、止まるどころか熱を上げながら「occult propose」へ。何時も通り、アンダービースティーはノンストップで激しい衝撃を、高揚と興奮を場内に作りあげてゆく。胸を揺さぶる美しいメロディーと歌声とは裏腹に、楽曲は凄まじい熱と轟音を放ちながら走り続ける。その衝撃に昂る気持ちを抑えられない観客たちが拳を高く突き上げていた。彼女たちが狂乱の中で告げたプロポーズを、観客たちも熱狂しながら受け止めていた。メンバーたちの手拍子に合わせフロア中から鳴り響く手拍子の音も、今宵は強烈だ。


華やかさも加え猛り狂う躍動したダンスパフォーマンスを魅力に、アンダービースティーは「灼熱ECSTASY」を歌いながら、フロア中の人たちを熱く挑発してゆく。お前らが求めているのはこんな生温い熱狂じゃないだろうと言わんばかりに、5人は舞台の上で華麗に舞い踊りながらも、ずっと挑発の手を緩めることはなかった。今宵のアンダービースティー、気迫満載なのはもちろん、歌では甘えたようにせまるが、態度は一切デレのない思いきりツンとした姿だ。春乃友夢のねだるような落ちサビの甘い歌声に、胸がキュッとした。今宵の春乃友夢、ヤバいくらいに妖しく攻めてくるじゃないか!!

闇に包まれた舞台上から流れだした美しいピアノの旋律。その音色に乗せ、(あらかじめ録音していた声のもと)春乃友夢がこの日を迎えたことへの感謝の思いや、今、感じている気持ちを言葉にしていた。舞台では強気な姿でせまる春乃友夢だが、じつはとてもか弱い乙女心を持っている、そんな本心をここでは語っていた。ここからは,春乃友夢のソロコーナーへ。

着替えを終えた春乃友夢は、黒いドレス姿で、美しくも儚い旋律も印象的なバラードナンバー「regret」 を、言葉のひと言ひと言をしっかり噛みしめながら歌いだす。何時もは隠している乙女な気持ちを見せながら、春乃友夢は愛しい人へ向け、思いを零すよう切々と歌っていた。その愛らしい姿が、胸をキュッと鳴らしてゆく。伸びのある歌声に何時もの彼女らしい強い意志も覚えるところが、隠せない春乃友夢らしさ。それでも、恋する切ない心模様を歌う姿に、大人の女性としての愛らしさも覚えていた。思いが届くようにと願いを込めて歌う彼女の姿が、切なさの中へも前を向こうとする強い意志を示してゆく様が、とても愛おしかった。


楽曲は、止まることなく「Rose」へ。アンダービースティーにも共通するラウドな音を背にした春乃友夢は、何時もの彼女らしい凛々しい姿と野生味を帯びた力強い歌声を突きつけてゆく。彼女には、高ぶる感情をぶつける歌声や姿がとても似合う。同時に、ソロだからこそ見せる鮮やかな様も瞼に印象深く焼きつけてゆく。アンダービースティーの一員としてだろうが、ソロとして歌おうと、美しき野獣というキャッチコピーは何も揺るがないことも、この歌を通して感じていた。

「ソロのオリジナル曲は自分でも歌詞を書かせていただいてます。これを武器にしたら、もっともっと成長していけるんじゃないか。わたしが歩んできた道のりを歌に出来たらと思って新曲を持ってきました」

春乃友夢の言葉に続いて披露したのが、「Take wing」。気持ちを解放するように駆けだす楽曲だ。彼女は胸の奥へと閉まっていた気持ちを、無限に広がる空へ向け解き放つように歌っていた。みずから心の翼を広げ、力強く飛び立とうとする思いを春乃友夢は歌にしてゆく。激しさと解放感を重ね合わせた楽曲の上で、強い意志を真っ直ぐな気持ちのままに伝えてゆくところも、春乃友夢らしさ。


楽曲は、熱を放ちながら「Red Line」へ。舞台の上を右へ左にと移動しながら、春乃友夢は、少しでも大勢のファンたちと身近な距離で熱や思いを感じあおうとしていた。軽やかな動きを示しながらも、凛々しい表情のもと観客たちの心を騒がせる。ソロコーナーでも彼女は、アンダービースティーの歌姫らしい意志を持った強い歌声で、しっかりと胸を揺さぶってくれた。
ソロコーナーの最後は、「何度も流れる季節に君を探していた」と歌う「Shine」だ。攻めるように言葉を突きつける表情も刺激的。彼女自身の強い意志を示すのは、もちろん。愛しい人(仲間)たちへの想いや内なる心模様も塗り重ねながら、春乃友夢は感情的な歌声を響かせ舞台の上で輝こうとしていた。愛しい人への想いをぶつけながら、みずからが鈍い輝きを放つ強い存在になっていた。

 

場内中に荘厳なSEが流れだす。その音色は、感情を熱く掻き乱す音に変化。ふたたび舞台へ姿を現した5人は、凄まじい音を轟かせる「sultry butterfly」の上で、ここから美しい姿になって羽ばたこうとするように歌っていた。5人が気持ちを一つに、熱情した思いをぶつけるように歌う姿が胸を熱く揺らす。美しさと激しさが交錯した楽曲の上で、彼女たちは麗美さと躍動するパフォーマンスを魅力に。何より、艶めいた歌声を想いの限りに響かせていた。願いを込めて歌う彼女たちの美しい歌声には、強い意志が漲っていた。だからこそ、その歌声と轟音に触れながら、気持ちを滾らせずにいれなかった。美しい旋律とノイズのような轟音、対極の様を示す楽曲が刺激的だ。


春乃友夢の熱い煽りを合図にぶつけたのが、アンダービースティー流のダンスロックナンバー「ROCK ALIVE」だ。5人は笑顔で、でも、沸き立つ情熱を吐きださずにいれないとばかりに激しく、凛々しい姿で攻め続ける。5人の煽りに触発され、フロア中の観客たちも大きく手を上げ、思いきり跳ね続けていた。歌が進むごと、5人の声が熱情してゆく。挑発するように言葉を吐きだす春乃友夢。メンバー5人とも戦闘モードで、観客たちを灼熱のロックパーティの中へぐいぐい引き込んでゆく。無邪気に、でも強気に魂を解き放ったときのアンダービースティーの姿は、やはり無敵だ!!!!!

「たくさんの人に支えられていたなと感じた1日でした。これからもいろんな場所で楽しませられる存在でいたいなと思います」。春乃友夢の感謝の言葉に続き、長瀬夏帆が大きなケーキを両手に抱えて舞台へ登場。メンバーの生誕祭のときに重いケーキを長瀬夏帆が持ってくるのも、今や生誕祭ではお馴染みの光景。その後、メンバーが春乃友夢へプレゼントを手渡した。

「グループとしても、一人の歌手としてもまだまだ成長していきたいです」と語った春乃友夢の言葉に続き、彼女への最高のバースデープレゼントとして、7月12日(月)に恵比寿リキッドルームを舞台に春乃友夢の2ndワンマン公演を行なうことを発表した。春乃友夢にとって、まさに最高の誕生日プレゼントだ。彼女は、「絶対に今日よりいいライブにする自信はあるので楽しみにしていてください」と力強い言葉を届けていた。

「これからもみんなといろんな想い出が作れたらなと思って。どんなときも恋人のような気持ちでいつもアンダービースティーを好きでいてくれたらなと思ってこの曲を選びました」と語った春乃友夢の言葉に続き、最後にアンダービースティーが歌ったのが、ポップでカラフルな、とても夢あふれるダンスナンバーの「僕色バルーン」。ダイヤモンドルフィーより受け継いだ楽曲のように、いつもの激しい姿とは異なる、あんだーびーすてぃーにも通じるチャーミングな姿を提示。アイドルらしい、愛らしい姿を最後に示しながら、メンバーらは会場中の人たちと一緒に甘いひとときを過ごしていった。

次は、3月12日(金)、渋谷duo MUSIC EXCHANGEを舞台にした、神谷美緒の生誕祭だ。またこの楽しさを、メンバーらと一緒に目の前で感じあおうじゃないか。

PHOTO:KURO
TEXT:長澤智典

★インフォメーション★

神谷美緒 生誕祭
【3月12日(金)】
Duo MUSIC EXCHANGE

春乃友夢【2nd ONE-MAN LIVE】
2021.07.12(mon)
恵比寿LIQUID ROOM

渋谷O-EASTにて無料公演
2021年5月24日(月)

日本青年館ワンマンライブ
2021年11月25日(木)

アンダービースティー Web
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アンダービースティー twitter
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アンダービースティー BLOG
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アンダービースティー YouTubeチャンネル
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植竹優亜
@yuairisUB
春乃友夢
@yumu_34
長瀬夏帆
@ub_nagase
神谷美緒
@kamio03o12
今井莉南
@imai_rina

セットリスト
「last scene」
「occult propose」
「灼熱ECSTASY」

ソロコーナー
「regret」
「Rose」
「Take wing」
「Red Line」
「Shine」

「sultry butterfly」
「ROCK ALIVE」
「僕色バルーン」

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