関西国際空港・大阪国際空港・神戸空港新たなバードストライク対策の実証実験を行います

プレスリリース要約

2024年3月1日から、関西エアポートグループは、鳥類防除装置「バードソニック」の試験運用を開始する。この装置は高周波を使い鳥類を傷つけず回避行動を促すもので、関西3空港に設置され、航空機と鳥の衝突事故を減らすことを目指す。装置は岡山理科大学と有限会社T.M.WORKSによって開発され、設置場所は着陸帯付近で、約1年間の効果検証が行われる。
 関西エアポートグループは、2024年3月1日(金)より、関西3空港(関西国際空港・大阪国際空港・神戸空港)にて、鳥類防除装置「バードソニック」*1の試験運用を開始することをお知らせいたします。

 当試験運用では、有限会社T.M.WORKSが開発した鳥類防除装置「バードソニック」を用いて岡山理科大学と産学連携で実証実験を行います。関西3空港においては、それぞれの着陸帯付近に装置を設置し、航空機の機体損傷や欠航、遅延等に繋がるバードストライクの発生頻度を低減させることを目的としています。

 「バードソニック」は高周波をランダムに照射することで、鳥類を傷つけることなく回避行動を促します。また、周波数や照射パターンを変えることで鳥類の音慣れを防ぐことができます。

 関西エアポートグループは、引き続き関連事業者と連携し、空港を安全・ 安心にご利用いただくための環境づくりを進めてまいります。

 

*1「バードソニック」について

産学連携で有限会社T.M.WORKSが開発、岡山理科大学が検証と提案を行っている鳥類防除装置です。元々は自動車と野生動物との衝突事故を防止する目的で開発された「鹿ソニック」を鳥類対策に応用したもので、高周波の音波をランダムに照射し、動物を傷つけずに回避行動を促す忌避音機です。音波の照射距離は150m~200m程度で、地方空港や線路敷地内、海苔養殖場、農場などでも使用されています。(当高周波は人体へ影響は与えません。)

                     他空港での設置の様子

試験運用概要

内容:関西3空港に「バードソニック」を設置し、効果検証を行う。

期間:2024年3月1日(金)~ 約1年

場所:3空港ともに着陸帯付近

協力:岡山理科大学、有限会社T.M.WORKS

引用元:PR TIMES

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