Opensignal、モバイル・ネットワークの「グローバル信頼性体感レポート」を発表
プレスリリース要約
分析結果概要
- コストに次いで、信頼性がモバイル・ユーザーにとって最も重要な要素であることが判明
- 米国世帯調査では、回答者の19%がオペレーター評価の重要な側面として信頼性を挙げているのに対し、アップロード/ダウンロード・スピードはわずか7%
- 信頼性体感のスコアは、デンマークが934点で世界1位、日本と韓国が913~914点で2位
- 東アジア市場は、信頼性体感において世界のトップレベル
- モバイル顧客の成長率が高い市場ほど、信頼性スコアが低い傾向がある
- 平均ダウンロード・スピードが50Mbpsを超えると、高速化による信頼性向上の効果は限定的になる
モバイル・ユーザーにとって信頼性の高いネットワークが重要
Opensignalの米国世帯調査によると、55,322人の回答者のうち、19%がオペレーター評価の重要な側面として信頼性を挙げているのに対し、アップロード/ダウンロード・スピードはわずか7%でした。これは、モバイル・ユーザーにとって、通信速度よりも信頼性の高いネットワークの方が重要であることを示しています。
デンマークが世界首位、日本と韓国は2位
信頼性体感スコアは、100-1000点満点で計算されます。デンマークは934点で世界首位を獲得し、日本と韓国は913-914点で統計的に同点で2位となりました。
地域別首位
中東および北アフリカ地域:トルコ
北米:アメリカ
ラテン・アメリカ:チリ
成長率と信頼性
モバイル顧客の成長率が高い市場は、一般的に成長率が低い市場よりも信頼性体感スコアが低い傾向があります。これは、急成長する新興市場のオペレーターが、急速に拡大する顧客ベースの容量とカバレッジのニーズに対応するのに十分な速さでネットワーク・インフラを構築できていないことが原因と考えられます。
高速化と信頼性
Opensignalは、全体的な平均ダウンロード・スピードが全体的な信頼性体感スコアに与える影響が減少していることを確認しました。信頼性体感スコアは、平均ダウンロード・スピードが25Mbpsまでの市場でより速いペースで増加し、ダウンロード・スピードが50Mbpsに達するまでスコアの増加は緩やかなペースで続きます。このしきい値を超えると、高速化による信頼性体感スコアの向上は限定的になります。
東アジア
東アジア市場では、日本と韓国が世界のトップレベルにあり、台湾も世界のトップ10に入っています。
信頼性体感を定量化する方法
Opensignalの信頼性体感スコアは、ユーザーが通信サービス・プロバイダーのネットワークに接続し、ビデオ、音声通話、ウェブ・ブラウジングなどのタスクを完了する能力を測定します。このスコアは、100-1000点満点で計算され、点数が高いほど信頼性の高いネットワークであることを示します。
注:内容は、英語版の翻訳です。日本語との内容に不整合がある場合、英語版が優先されます。
Opensignalについて
Opensignalは、消費者のネットワーク体感と意思決定に関する独立した知見を提供するグローバル・プロバイダーです。オペレーターは、Opensignalが提供するモバイルおよびブロードバンド・ネットワークに関する弊社独自のインサイトを活用することで、エグゼクティブ・レベルのスコアカードや公的検証から、特定レベルのエンジニアリング分析や消費者の意思決定に至るまで、利益の改善や、業界に勝ち残るためのソリューションを得ることができます。弊社の分析方法は独自のもので、高い透明性を担保し、すべてのオペレーターがネットワーク接続を継続的に改善できるよう支援します。弊社は米国、カナダ、英国に本社を擁し、南米とアジアに営業拠点を展開しています。
引用元:PR TIMES