ラフール、日本における人的資本/ウェルビーイング経営をデータで推進する研究機関「LAFOOL lab.」を設立
プレスリリース要約
- 「LAFOOL lab.」設立の背景
2018年、国際標準化機構(ISO)が人的資本報告に関する国際標準ガイドラインであり、企業・組織における人的資本(Human Capital)の情報開示に特化した初の国際規格 ISO30414 を発表。内部または外部に対するステークホルダーへの人的資本に関する情報公開のガイドラインにて人材マネジメント11領域58項目にわたり、詳細な人的資本の情報を公開する際のルールが制定され、その後、2020年、米証券取引委員会(SEC)が「人的資本の情報開示」を上場企業に義務付けるなど、人的資本経営に関する先進的な取り組みが行われています。
日本では2020年に経済産業省より「持続的な企業価値の向上と人的資本に関する研究会報告書 」、通称「人材版伊藤レポート」が発表され、持続的な企業価値の向上を目指す方針が示され、人的資本経営の注目度が高まりました。また、昨今企業の価値を世の中に示すひとつの大きな要素として、「企業で働く従業員が心身共に健康であり、幸福を感じて働くことができる状態になっているか」が、日本でも注目を集めています。
その概念が”ウェルビーイング”であり、一般的に”ウェルビーイング”とは、精神的、身体的、そして社会的に心身ともに健全な状態を指します。2023年には、上場企業による人的資本の情報開示が義務化となり、統合報告書などによる非財務情報の開示をする企業が多く見受けられました。生産性年齢人口が減少し、ひとりひとりの生産性を高めることが急務になってくる時代において、人的資本経営をはじめ、ウェルビーイング経営実現の重要度はより高まっていきます。
しかし、日本国内では人的資本/ウェルビーイング経営の具体的な実践例は乏しく、各社手探りで準備を進めている状況です。それらの課題を解決するため、当社では継続的に人的資本/ウェルビーイング経営を広く啓蒙するためのイベント『Well-Being Workers®︎ Awards 2024』の開催や、学会での発表を行なっています。また、経済産業省後援「HRテクノロジー大賞2022」、厚生労働省後援「日本HRチャレンジ大賞2023」をはじめとした、経営・人事系アワード受賞実績をもつ「ラフールサーベイ」で蓄積してきた累計1,700社、回答社員数20万人、回答データ数1億2,000万のデータベース・ノウハウを活かし、どのような因子が人的資本/ウェルビーイング経営に影響を与えていくのか、研究・分析を行う研究機関を設立しました。
- 今後の活動内容
「LAFOOL lab.」では、人的資本/ウェルビーイング経営の推進におけるデータ研究を行い、研究から見えてきた課題を取り上げ、解決策を模索していくことで、人的資本/ウェルビーイング経営に取り組む企業へ参考となる情報を発信してまいります。
本研究機関を通じ、多くの企業さまに素敵な変革を遂げていただき、当社のパーパスでもある「メンタルデータテック®︎で全人類を笑顔にする」ことを実現したいと考えております。また、今春より北海道大学COI-NEXT「こころとカラダのライフデザイン共創拠点」の活動に参加し、メンタルヘルスを通した実証実験もスタートいたします。
「LAFOOL lab.」では、大学などの専門研究機関との窓口としての役割を担います。当研究機関の活動にご興味のある企業・大学・研究機関・有識者の方は、以下よりご連絡ください。
https://www.lafool.co.jp/contact/
- 「LAFOOL lab.」の概要
研究機関名称 : LAFOOL lab.(ラフールラボ)
設立日 : 2024年2月15日
所在地 : 〒103-0025 東京都中央区⽇本橋茅場町2-9-5 ⽇進ビル7階
- 「LAFOOL lab.」構成員
〈 LAFOOL lab. 所長(担当領域:経営・ウェルビーイング)〉
株式会社ラフール 代表取締役社長
結木 啓太
宮城県仙台市出身。営業支援会社などを経て、2011年、株式会社ラフールを設立し、代表取締役社長に就任。2019年2月、組織改善ツール『ラフールサーベイ』を提供開始。サービスローンチ約5年で有料導入企業数累計1,700社を突破。2023年8月、ミライ適性検査『テキカク』を提供開始。組織と人材のビッグデータによる分析力で企業の強みを伸ばし、人的資本/ウェルビーイング経営支援を行う。
【研究会・調査協力実績】
北海道大学 COI-NEXT「こころとカラダのライフデザイン共創拠点」加盟
経済産業省「令和5年度ヘルスケア産業基盤高度化推進事業」研究会部会メンバー
経済産業省「令和4年度ヘルスケアサービス社会実装事業」調査協力
【サービス受賞実績】
厚生労働省後援「日本HRチャレンジ大賞2023」 奨励賞
経済産業省後援「HRテクノロジー大賞2022」特別賞
総務省後援「ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2022」基幹業務系ASP・SaaS部門『経営改革貢献賞』
厚生労働省後援「HRアワード2021」 優秀賞
〈 監修 〉
働き方改革研究センターセンター長/学校法人三幸学園 理事長特別補佐(戦略担当)
伊藤 健二 氏
「働き方改革研究センター」を、リクルートワークス研究所、AKKODISコンサルティング、アデコ、データミックス等を主宰し、エンゲージメント、ウェルビーイング等の各種HRの指標を、テレワーク等の働き方、職場環境とを掛け合わせて、毎年1万人以上のリサーチで探求している。学校経営はもとより、数千人数万人規模での企業経営でもHRデータを元に施策化している。 厚生労働省、内閣府(地方創生等)等において、ジョブカード、公共職業訓練、第4次産業革命での基礎的ITリテラシー等、人材関連の委員を歴任。HRチャレンジ大賞も第1回から審査委員をつとめ、毎年の傾向を整理している。
〈 上席研究員(担当領域:人的資本経営)〉
株式会社ラフール
執行役員/Well-Being事業部 部長
ISO30414 リードコンサルタント/アセッサー
眞木 麻美
新卒で広告代理店入社後、2012年にリクルートグループの人材領域カンパニーに入社。営業、キャリアアドバイザーの他、業務企画や新規事業開発など幅広く経験。特に社内における業績悪化時の業務設計や従業員ケアなどで多くの部署を経験。2019年10月に株式会社ラフールにジョイン。インサイドセールスチームの立ち上げに従事。現在はセールス・マーケ・CSの属するプロダクトマーケティング事業部の部長をやりながら顧客へのアドバイザーとしても活動。
〈 上席研究員(担当領域:健康経営・ヘルスケア)〉
株式会社ラフール
CEO補佐/Chief Healthcare Officer
公式Fitbit Friend
上級 睡眠健康指導士/漢方養生指導士
大木 都
新卒からベンチャーでの新規事業立ち上げを経験。2006年ビーコン コミュニケーションズに入社、海外各種メーカーの日本市場開拓マーケティングに従事。2013年リラク(現メディロム)にてヘルスケア研究所を立上げ、初代所長となる。パーソナルコーチングアプリ・クリニック経営支援・産学連携での研究事業など歴任。現在は従業員の健康増進を担当しながら、ラフールサーベイデータを活用した産学連携研究・アライアンス事業創出を担当。上級 睡眠健康指導士などの資格を活かした企業研修も行う。
当社は本研究機関を通じて、より一層の人的資本/ウェルビーイング経営の普及を図ってまいります。
- ラフールについて
・社名:株式会社ラフール
・本社所在地:〒103-0025 東京都中央区⽇本橋茅場町2-9-5 ⽇進ビル7階
・設⽴:2011年11⽉30⽇
・代表者:代表取締役社⻑ 結木啓太
・事業内容:メンタルデータテック®︎事業(ラフールサーベイの開発・運営)、採用支援事業(テキカクの開発・運営)、保育園事業
- テキカクについて(https://tekikaku.lafool.jp/)
組織と人材のミスマッチを防ぎ、採用候補者の組織の”いま”と”ミライ”への貢献度がわかる適性検査サービスです。組織形成のために必要な人材タイプをラフールサーベイで蓄積したビックデータからAI解析し、”いま”と”ミライ”の貢献度、既存のハイパフォーマー社員との類似度を比較可能です。人材不足、早期離職の課題を解決し、人的資本経営の実現を支援します。
- ラフールサーベイについて(https://survey.lafool.jp/)
ラフールサーベイは組織と働く個人の可視化と行動変容を促し、人的資本・ウェルビーイング経営を実現する組織改善サーベイです。導入企業は1.700社を超え、定期的に社員にサーベイを実施し、組織の課題、非財務情報(ESGへの取り組み)を可視化、分析、課題特定、改善立案、対策までをワンストップで行い、生産性向上と離職防止につなげられます
引用元:PR TIMES