kintoneを活用して薬局の問診票をデジタル!感染リスクの低減と業務効率化を実現
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プレスリリース要約
また、紙でのやり取りは、デジタルに比べると検索性が低く、各処理に多くの工数を要します。
このような課題に向き合い、株式会社コムデック(代表取締役:生田 智之)は、薬局の問診票のペーパーレス化を支援しました。
実際に数年前にkintoneを導入した薬局で、2023年12月にデジタル問診票への切り替えを行った事例を紹介します。
【感染症のリスクを最小限にしたい】
株式会社イワオ薬局さま(代表取締役:岩尾 隆志)は、三重県伊勢市を中心に複数の店舗を運営する地域密着型の調剤薬局です。患者様さまにとって身近な薬のパートナーとして、薬や健康に関するサポートを提供しておられます。
同社はデジタル化に積極的で、キャッシュレス決済、オンライン服薬指導、処方せんのスマホ受付など、さまざまなサービスをデジタル化してきました。これらの取り組みにより、業務の効率化を実現しています。
そんな中、2020年に新型コロナウィルスが流行し、それに伴い紙の問診票の使用に課題が浮上しました。薬局という場所柄から、スタッフと患者の双方の安全が重要であり、非対面・非接触の業務運営が必要となったのです。
【kintone × Google Formsで問診票デジタル化を実現】
今回、問診票のデジタル化を実現するために「kintone(キントーン)」と「Google Forms(グーグルフォーム)」という2つのツールを活用しました。
kintoneは、データをクラウド上で管理するだけでなく、業務ごとにシステム(アプリ)を作成・編集できるクラウドサービスです。拡張機能も豊富で、自社の課題に沿って柔軟にカスタマイズできます。
kintone:https://www.comdec.jp/product/kintone/
また、Google Formsはkintoneと連携可能なWebフォーム作成ツールです。他のツールに比べるとカスタマイズの自由度は低めですが、コストパフォーマンスに優れています。
今回のサポートでは、Google Formsを使用して作成された問診票フォームから患者様さまが情報を入力し、その回答がkintoneの問診票アプリに自動的に保存されるシステムを構築しました。このシステムにより、非対面での問診表入力が可能となり、感染症リスクを大幅に軽減することができました。
【問診票のペーパーレス化で感染リスクの低減と業務効率化を達成】
今回のデジタル問診票の運用に際して、「個人情報の保護」「検索性の向上といった2つの点に注意しました。
患者様さまの個人情報を扱うので、システムのアクセス権限を綿密に設計しています。個人情報を店舗外に漏洩しないようシステム側で制御することで、患者様さまだけでなくスタッフも安心してデジタル問診票を使用できるようになりました。
また、問診票のURLをQRコード化して印刷しておくことで、書類を検索する際の手間が削減できました。これにより、業務効率が向上することはもちろん、問診票への迅速なアクセスは、スタッフと患者様さまの対面時間の短縮にも繋つながり、感染予防にも貢献しています。
【デジタル化で目指せる社会とは】
株式会社イワオ薬局さまの問診票のデジタル化では、感染症対策と業務効率化の2つのことを達成できました。しかし、その反面「高齢のお客さまにとって入力が難しい」という新たな課題も生まれました。問診票のデジタル化によって感染リスクを抑制できても、お客さまにとって不便では意味がありません。
そこで、今回のシステム構築に際して、フォームからの入力ではなく、対面で直接アプリに登録いただくこともできる仕様としました。スタッフが代わりに情報を入力することで、入力が難しいお客さまにも安心してデジタル問診票をご利用いただけるよう工夫しました。
このように株式会社コムデックでは、誰もが利用しやすいデジタル化を目指しています。デジタル化は技術の進歩だけでなく、人間中心のサービス提供と持続可能な社会の実現に貢献すると思っております。株式会社コムデックは「伊勢からITで日本を元気にする」ことを目標に、各企業のデジタル化を通して、皆さまにとって便利なデジタル社会の構築の一役を担っていきたいと思います。
関連記事:https://www.comdec.jp/comdeclab/iwao-02/
【会社概要】
企業名:株式会社コムデック
本社所在地:三重県伊勢市小木町484-1
代表取締役社長:生田 智之
事業内容:ノーコードプログラミングの発達により中小企業自身が自社に合ったシステムを簡単に開発できる社会に移り変わる中、従来のシステム開発事業から「目の前でシステムを構築してその場で作ってその場で修正する」対面開発事業へ重心をシフトしました。
お伊勢参りのお土産として有名な株式会社赤福にもkintoneで開発したアプリを提供しており、それらの事例はオウンドメディアである『コムデックラボ』で公開しています。
オウンドメディア等を通じてデジタル活用の可能性を広め、『伊勢からITで日本を元気にする』ことを目標に掲げています。
引用元:PR TIMES