ガラス造形作家 西中千人が「ミラノ デザイン ウィーク 2024」に参加

プレスリリース要約

日本のガラス造形作家西中千人が、4月15日から21日にかけてイタリア・ミラノで開催される「ミラノ デザイン ウィーク 2024」に参加する。彼の作品「ガラスの呼継」が2つの展覧会で展示され、またミラノ大学でトークセッションに登壇する。西中の作品は、ヒビを魅力に変える日本固有の美意識を表現し、世界的に高い評価を受けている。展示会やトークセッションの詳細は公式サイトで確認できる。
日本を代表するガラス造形作家 西中千人が、イタリア・ミラノで 4月15日(月)〜21日(日)に開催される世界最大規模のデザインの祭典「ミラノ デザイン ウィーク 2024」(通称:ミラノサローネ)に参加。会期中、2つの展覧会で作品「ガラスの呼継(よびつぎ)」が展示されるほか、ミラノ大学で行われるトークセッションにも登壇します。

Galleria Rossana Orlandi

呼 継

欠点を魅力に変える日本固有の美意識を世界へ ―― ガラスの呼継

呼継「焔 ほむら」 H : 38cm
呼継「ヒカリハネル」 W : 42.5cm

日本が誇る美意識を世界に響き渡る芸術作品へと昇華させる

ガラスの呼継は、ヒビという欠点を魅力に変え、日本固有の美意識を体現し、命の輝きと再生を表現する芸術作品です。

400年の歴史を受け継ぎ、現代に光を放つ金継の哲学

桃⼭時代の茶⼈は、器のヒビに美を⾒出し、あえて⾦で修復することで、欠点を魅力に⽣まれ変わらせる「継」という技法を用いていました。なかにはわざと器を割ってつなぎ直したり、⽋けた部分に別の器の破⽚を組み合わせる「呼継」も⾏われていました。
⽇本伝統⽂化である「継」に根差した新しい表現として、禅の思想に基づき、ヒビを有限な命と捉え、新たな価値を与え世界に送り出す独創的な作品が、西中千人によるガラスの呼継です。

唯一無二の作風で世界を魅了する
ヒビをデザインとして取り入れ、伝統と革新を融合させた作品は、英ヴィクトリア ・アンド・アルバート博物館(V&A)に収蔵されるなど、国内外で高い評価を得ています。


出展1/ミラノ デザイン ウィーク 2024

Galleria Rossana Orlandi 「RoCollectible 2024」

ガレリア ロッサーナ オルランディ「ROコレクティブル 2024」

 ファッション業界で長く活躍したロッサーナ オルランディ氏のデザインギャラリー。ネクタイ工場跡地につくられたスタイリッシュなギャラリーに、会期中、呼継作品6点(すべて一点もの)が展示されます。西中千人は、4月14日(日)開催のプレス & VIPプレビューに参加します。

会期:

4月14日(日)9am-8pm プレスおよびプライベートビューイング

4月15日(月)9:30am-8pm 一般公開

4月16日(火)9:30am-8pm 一般公開

4月17日(水)9:30am-5pm 一般公開

4月18日(木)9:30am-8pm 一般公開

4月19日(金)9:30am-8pm 一般公開

4月20日(土)9:30am-8pm 一般公開

4月21日(日)9:30am-8pm 一般公開

*画像はこちらからダウンロードできます。

https://drive.google.com/drive/folders/1wJ_FxMhonUS5OVElICnXxp6qbPcgLGCO?usp=sharing

会場:

ROSSANA ORLANDI

Via Matteo Bandello, 14-16

Entrance16, Exit14

20123 Milan (MI)

+39 02 4674471

https://www.rossanaorlandi.com/

Galleria Rossana Orlandi

出展2/ADI Design Museum

「ORIGIN of SIMPLICITY. 20 Visions of Japanese Design」

「オリジン・オブ・シンプリシティ. 20 ビジョンズ・オブ・ジャパニーズデザイン」

ミラノ大学 東アジア美術史教授ロッセッラ・メネガッツォ氏のキュレーションと原研哉氏による会場デザインおよびグラフィックデザインにより、西中千人の呼継作品を展示。呼継は、20あるビジョンのうちの「表裏一体」に分類されています。

呼継「紅焔 べにほむら」 H : 28.5cm

 会期:

3月23日(土)〜6月9日(日)

会場:

ADI DESIGN MUSEUM

Fondazione ADI – Piazza Compasso d’Oro, 1 Milano

https://www.adidesignmuseum.org/en/exhibition/origin-of-simplicity/


トークセッション@ミラノ大学

ミラノ大学 東アジア美術史教授 ロッセッラ・メネガッツォ氏の講義にて、アーティストであり着物イノベーターの高橋理子氏 https://takahashihiroko.jp/ と共に、トークセッションを行います。

学生向けの講義なので、一般公開されません。

 

講義:

4月16日(火)

会場:

ミラノ大学


西中千人(Yukito Nishinaka)

1964年、和歌山市生まれ。星薬科大学薬学部卒業後、カリフォルニア美術大学で彫刻とガラスアートを学ぶ。

「命の煌めき・再生・永遠の循環」をテーマに、古の日本の美から着想を得たガラス表現を追求。代表作は金継の美意識を礎とした「ガラスの呼継(よびつぎ)」と 宇宙と命のつながりをメッセージとしたアート空間。
近年は資源循環による持続可能な社会の実現を提言するアート(SDGs × ART)に取り組む。
パリ装飾美術館「ジャポニスムの 150 年展」(2018年)、香港大学美術博物館「藝流不息展」(2019年)やイギリス、フランス、アメリカ、香港のアートフェアに毎年出品。第1回現代ガラスの美展 in 薩摩 大賞、WIRED 主催 CREATIVE HACKAWARD 2013 グラフィック賞、ドイツWorld Media Festivals 金賞、サーキュラーアワード・サーキュラーエナジー賞等、これまでに数多くの賞を受賞。世界初リサイクルガラスの枯山水「つながる」を2019年5月京都法然院に奉納。2020年、世界最古の大学博物館である英オックスフォード大学 アシュモレアン博物館に呼継盌「黎明」と呼継茶入「有明」が、2021年には英ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館に呼継「悠久」と呼継水指「爽昧」が永久収蔵された。
創作活動の傍、毎年自分を見つめ直し過去の集積をリセットする旅に出る。世界54ヵ国を巡った異文化体験は創造力の源にとなり「未来の伝統を今、作る」を哲学として活動。2002年、千葉県の田園地帯に工房を築き、以後都市生活との程よい距離を保ちながら作品制作と発表を行っている。

https://nishinaka.com/

Trailblazers 次なる日本の革新者たち

西中千人がガラス造形の世界に巻き起こした革新とは?

https://biz.jibtv.com/programs/trailblazers/20230421.html

*西中千人の公式SNSで、随時現地の様子を発信します。

Instagram:#nishinaka_yukito

FaceBook:https://www.facebook.com/nishinaka.yukito

*現地での取材お申し込み、面会の希望などがございましたら、以下の宛先までご連絡ください。

メディアに関するお問い合わせ先

レフトハンズ 大野重和

TEL:080-4325-8671 / E MAIL:[email protected]

西中千人に関するお問い合わせ先

株式会社ニシナカユキト 西中典子

TEL:090-4735-7621 / E MAIL:[email protected]

 URL:https://nishinaka.com/


株式会社ニシナカユキト

ガラス造形作家 西中千人 の制作スタジオの運営、作品発表を行なっています

引用元:PR TIMES

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