アニメーション原画のデジタルアーカイブによって地域活性化の推進を図る実証事業を実施
プレスリリース要約
本事業は、アニメーション版権元と交渉のうえアーカイブ素材となるアニメーション原画等を借り受け、資料を撮影してデジタルデータ化し、保存(アーカイブ)することで、作成したデジタルデータを教育・研究への利用および町内イベントでの展示や体験型教育への利用など、地域活性化への活用も視野に入れた実証事業を展開するものです。1970年代よりマンガ教育・研究に取り組み、マンガ学部やマンガ研究科、国際マンガ研究センターを有する本学において、歴史的な価値があるにも関らず、棄損や廃棄が危惧されているアニメーション原画等データのアーカイブ化は、研究史資料の保管・活用としても重視しており、この事業により資料保存のノウハウ確立、さらに地域活性という新たな活用方法の構築に期待しています。
本事業は令和5年度に環境整備等の各種準備を開始して、令和7年度までの3年間にかけて実施します。事業実施にあたっては、国のデジタル田園都市国家構想交付金(地方創生推進タイプ)を活用し、KICK(けいはんなオープンイノベーションセンター)内のスペースに事業拠点を整備し、史資料の保管及び撮影、デジタルデータ化等の作業を行います。
産官学が連携して行う新たな取り組みを、ぜひ取材いただけますと幸いです。
京都精華大学は平成28(2016)年に京都府相楽郡精華町と包括協定を締結しました。教育、文化、福祉、地域産業、まちづくり等の分野において相互に協力し、地域社会の発展と人材育成に寄与することをめざしています
事業推進体制
[京都精華大学]史資料のデータ化と学術的な活用についての監修、学生の参画、研究活動への利活用検討等
[精華町]地域活性化(イベント、体験型教育への活用など)に向けての取り組み、情報発信等
[株式会社ワンビリング]アニメーション業界や関係団体との折衝、アーカイブ、デジタルデータ化等の業務推進
京都精華大学国際マンガ研究センター
京都国際マンガミュージアムを拠点とする、マンガ文化全体を扱う研究・教育機関。国内外のネットワークを構築する一方、マンガやその原画などのアーカイブを行い、研究を進めています。研究知見は大学の教育に反映されるとともに、展覧会やイベントなどの形で公開することで、マンガ文化の価値そのものを創出し続けています。
京都精華大学
京都精華大学は表現で世界を変える人を育てる大学です。 国際文化学部、メディア表現学部、芸術学部、デザイン学部、マンガ学部の5つの特色ある学部と大学院を有し、表現を通じて社会に貢献する人を育成しています。
【名称】京都精華大学
【学長】澤田 昌人
【所在地】京都市左京区岩倉木野町137
【最寄り駅】
(1)京都市営地下鉄「国際会館」駅から スクールバスで約10分
(2)叡山電鉄「京都精華大前」駅から 徒歩すぐ
【URL】 https://www.kyoto-seika.ac.jp/
【Twitter】https://twitter.com/seika_sekai
【学部】国際文化学部・メディア表現学部・芸術学部・デザイン学部・マンガ学部
【大学院】芸術研究科・デザイン研究科・マンガ研究科・人文学研究科
引用元:PR TIMES