働くシニアのすばらしさを、子どもたちに伝えたい!全国の児童図書館にgerontology絵本を寄贈。「シニア読み聞かせ隊」大活躍!
プレスリリース要約
当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「一般社団法人日本産業ジェロントロジー協会」の夢です。
一般社団法人日本産業ジェロントロジー協会は、仕事を通じてシニア世代の能力が発揮できる社会づくりを目指し、アドバイザー養成・法人向け研究会をしています。また、これからの超高齢社会においては、高齢者が楽しく働くことにより、豊かで楽しい社会になることを、子どもたちや若い世代に伝えたいと考えています。
この願いを、具現化するために、働くシニアの姿を生き生きと、わかりやすく描いた絵本「じいじとばあばのお仕事」を創作しました。働くシニア夫婦と、その孫が主人公です。
在宅勤務や短時間労働を活かした新しい働き方、仕事帰りにデートを楽しむ心豊かなライフスタイル、お給料で人に贈り物をする楽しさ、ちょっと耳が遠いので何度も聞き返してしまう身体の老化などを描きました。お話は、代表理事崎山みゆきが、産業ジェロントロジーの視点から創りました。挿絵は、日本の墨絵の大家、小林東晴先生です。(外務省後援「美は国境を越えて」主催)
http://tohun.la.coocan.jp/zharuindex.html
今回、当協会の活動・想いを、次世代につなぐため、定年退職前後のシニア世代と共に、子供たちに対する読み聞かせ活動を全国に展開することにしました。制作費用に関しては、日本商工会議所、中小企業同友会、ロータリークラブ、連合などの経済団体から、寄付の申し出をいただきました。経済産業省・文部科学省などの各省庁からも,後援の認可が出る予定です。来年度の大阪万博では、本事業の成果について、ブースを設け発表することも計画しています。特徴は、以下です。
1. 高齢社会を「子ども」に教えるという、新しい試み。
現在は、中高年世代に対して、高齢社会について考えるという取り組みが多いのですが、対象を次世代に移しました。核家族化の進む今日、子どもたちが「高齢者とは、どんな人か?」「高齢社会とは、どんな社会なのか?」について、イメージできないという問題を解決します。
2. 異世代間交流の促進。
定年前後のシニアと子どもという、違う世代の交流を促進します。ジェロントロジー研究においても、高齢者と若年層の交流は、精神的健康度を高めるという結果が出ています。
定年前後とした理由は二つです。一つ目は、子どもたちが「働くシニア」のイメージを持ちやすいこと。二つ目は、世代の若いシニアが地域活動に関与するきっかけをつくること。後期高齢者になってから、急に…では、難易度が高くなります。「読み聞かせ」の仕組みづくりについては、東京都老人総合研究所「リプリント」研究を参考にしました。読み聞かせが、高齢者の健康度を高めるという実証実験であり、当協会のジェロントロジー活動とつながります。
3. 「墨絵」と「高齢社会」という、文化と社会課題のコラボレーション。
昔話ではなく、現代・未来に向けての社会課題を、「墨絵」という歴史ある文化と組み合わせることで、意外性を出し、子どもたちの興味を引く仕掛けを作りました。墨絵画家の小林東晴先生は、代表理事崎山との親交も深く、ジェロントロジ―に対する理解が深いため、働く高齢者とその重要性を、正しく素描することができます。崎山の著書では、働くシニア像を墨絵で表現する等、交流を深めてきました。国際的活動もウクライナ・中国・アメリカなど、多方面にわたり豊かなため、この絵本の海外に向けての発信の助言者としても期待できます。
4. 有償ボランティア・コミュニティビジネスによる事業展開
従来の「読み聞かせ活動」は、大半が無償ボランティアでした。今回のテーマは「働くシニア」。よって、読み聞かせ隊も働いてお金をもらうしくみにします。本戦術は、立ち上げ当初は寄付・助成金で賄いますが、次年度からはメンバーのシニアの方達と共に、その知識・経験を活かして、ビジネスモデルの構築を図ります。
これにより、子どもたちに「働くシニア」のイメージが具現化できます。
5 日本の高齢社会の在り方を世界に発信
世界的にも、類なき速度で高齢社会となった日本。その対策と、加齢をプラスに運んだノウハウを、世界に発信することで、持続可能な社会の仕組みづくりのお手本となることができます。国際的貢献度の向上となります。
「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。
一般社団法人日本産業ジェロントロジー協会
代表理事 崎山みゆき
引用元:PR TIMES