Tokyo International Gallery、作家・伊藤 咲穂による個展 「BEGINNING of WORSHIP – First Beheld the Blue –」を開催
プレスリリース要約
株式会社Tokyo International Gallery(品川・天王洲)では、作家・伊藤 咲穂による個展「BEGINNING of WORSHIP – First Beheld the Blue –」を開催いたします。
伊藤は、自身で研究を重ねた独自の漉き方によって生まれる錆和紙により、自然を想起させる色鮮やかな作品を制作する。これまで企業とのコラボレーションによる展覧会や港区の新規オープンラグジュアリーホテルのパブリックアートとしてコレクションされるなど、活動の幅を広げている。
近年は、自然や生命を尊ぶ神道の思想へと繋がり、“土に寄り添い、土地と人々を結ぶ”活動として、その地の人々や自然と対話をしながら滞在制作に取り組む。2023年5月から約3ヶ月間の滞在を経て、出雲大社への奉納作品「命の礼拝」の制作。これを機に『礼拝』を生涯の表現として問い続け、その地で採取した土や砂を作品に取り込み、土地の生命を礼拝する作品として神社などに奉納する芸術活動を行った。
礼拝のはじまり – 青との出会い – と題した今回の展覧会では、深い青色が空間全体を包み込み、伊藤が出雲で得た「気づき」を元にエピソード0を表現する。新旧含めた伊藤の代表大作が一堂に集結する。和紙を用いた新たな表現に挑み続ける伊藤の原点となる作品を、ぜひご鑑賞いただきたい。
―アーティストステートメント―
昨年出雲での滞在制作が実現し出雲大社へ作品を奉納する際、私がこれまでアートとして表現して来た行為すべてが「礼拝」だったことに気づく。
そして、“Overlap”、“Water pollution” 等の粒子の集積シリーズを制作する際、強烈に惹かれた『青』。その訳が、幼少期の記憶にあったことを思い出す。
空との対話により、自身を小さな粒子へと分解し、酸素や水の粒子と溶け込ませる遊びをしていた時、初めての「色」と出会う。
自分や空、取り囲む全てを包含する「青色」を手に入れる。
本展示では、この「礼拝のはじまり」を懐古し、 青の精神世界を表現する。
Sakuho Ito 伊藤 咲穂
金属、土、顔料などを用い、幼少期に体験した彼女にとっての真理の世界観である、凪の心から生まれる静けさや移ろい、民族の営みから見える根源的な精神性を探りながら、抽象表現主義の系譜と捉え表現を続ける。2023年には「土に寄り添い、土地と人々を結ぶ」をテーマに出雲大社へ大作を奉納。滞在制作中にはその土地の人々と触れ合い、土地の生命を礼拝する作品が完成した。2024年には東京・港区に新規開業したラグジュアリーホテルにパブリックアートとしてコレクションされるなど活動の幅を広げている。
<主な個展>
2019 旭化成株式会社 テクノロジー × ART
「ReBORN -Regeneration Beyond Our Rust Notion-」/ FICTION / NY
2021 「Circle of waves」阪急メンズ東京 / 東京
2022 Exhibition Domain of Art 28「ORIGIN」- さいたま市プラザノース / 埼玉
<主なグループ展>
2016 「MITSUKOSHI ART CUBE」/ 日本橋三越 / 東京
2016 「紙神」/ 東京都美術館 / 東京
2018 東京幻境 / Dali Art Center Taichung / 台湾
2019 「Gravity」/ ホテル雅叙園東京 百段階段 / 東京
2020 「巡る」「Rust Beat」/ ホテル雅叙園東京 百段階段 / 東京
<主な活動>
2017 島根県石州和紙久保田 研修(2017.09~2018.08) / 島根県
2021 瀬戸内海プロジェクト / SEABRIDGE / 広島
2023 出雲大社 / 北島國造館 / 万九千神社 / 滞在制作 奉納 / 島根県
2023 日御碕神社 / 奉納 / 島根県
【 開催概要 】
・タイトル :「BEGINNING of WORSHIP – First Beheld the Blue –」
・出展作家 :伊藤 咲穂
・会場 :Tokyo International Gallery
・住所 :東京都品川区東品川1-32-8 TERRADA ART COMPLEXⅡ 2F
・開催期間 :2024年4月6日(土)〜 2024年5月18日(土)
・休廊日 :日曜、月曜、祝日
引用元:PR TIMES