高校生の新卒採用「初任給」に関するアンケート 24卒・25卒にて57~61%の企業が「賃上げする」と回答

プレスリリース要約

大阪府大阪市に本社を構える「ジンジブ」は、高卒採用を行う企業向けに24卒と25卒の初任給に関するアンケートを実施しました。その結果、24卒では61.5%、25卒では57.1%が初任給の賃上げを予定しており、主な理由は採用力の強化とされています。アンケートは、2023年12月22日から2024年2月6日まで行われ、24卒の回答数は72人、25卒は588人でした。結果から、多くの企業が初任給の引き上げを予定しており、その理由は採用力の強化やモチベーション向上などが挙げられています。ジンジブは、高卒の若者の社会課題解決を行う企業であり、「ジョブドラフト」などの支援サービスを提供しています。
高校生の就職を支援している「ジンジブ」(本社・大阪府大阪市)は、高卒採用を行う企業人事担当者向けに、24卒と25卒「初任給」の予定に関するアンケートを実施しました。その結果をご報告いたします。

■調査結果の特徴

● 24卒では61.5%、25卒では57.1%が賃上げを予定していると回答。
● 2年連続の賃上げの実施は30.6%。

 賃上げ理由は「採用力の強化のため」若手採用に期待を込める。

■アンケートの実施背景

厚労省の発表では、2022年4月入社の高校卒の初任給平均は、18万1200円でした(※1)。また産労総合研究所の調査では2023年4月入社で、68.1%の企業が初任給を引き上げる(※2)と回答がありました。2024年は、政府の方針でも賃上げの強化が掲げられており、春闘でも各社が、連日賃上げの方針を回答しています。
特に企業内最低賃金だとも言われる、高卒初任給の設定には注目が必要だと考えられます。
そこで当社では、2024年4月入社予定と、これから始まる2025年入社予定の高卒初任給に対して、高卒採用を検討する企業がどのように検討しているのかアンケートを実施し、傾向を調査いたしました。

※1 厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」
※2 産労総合研究所「2023年度 決定初任給調査」(2023年4〜5月・360社から回答)

■調査概要

【調査期間】 2023年12月22日~2024年2月6日
【調査方法】 アンケートフォームによる回収 

【調査対象】 高卒採用実施企業の採用担当者
【有効回答】 N=588人 (24卒回答72人 25卒回答588人)

<アンケート結果>

1.高卒採用で初任給賃上げ実施の予定はありますか?

<24卒> 

「未定」「答えられない・分からない」を除くと「賃上げする予定」61.5%「賃上げしない予定」38.5%

<25卒> 

「未定」「答えられない・分からない」を除くと「賃上げする予定」57.1%「年収増加」5.6%、「賃上げしない予定」37.3%

高卒の初任給の賃上げを行う予定があるか質問したところ、24卒では42.7%、25卒では26%が初任給の賃上げを行う予定と回答がありました。「未定」や「分からない」との回答を除くと、24卒で61.5%、25卒では57.1%が賃上げを行う予定と回答がありました。企業規模で回答の差は特筆してなく、どの企業規模でも賃上げを実施する予定の企業が多数派と言えます。

高卒の初任給の賃上げを行うかまだ決まっていない「未定」の回答は、24卒が22.7%、25卒が45.9%であり、この後も賃上げを行う決定は増加する可能性があります。

2.初任給賃上げの理由を教えてください。

高卒の初任給の賃上げを行う理由を質問したところ、24卒25卒共に、「採用力強化のため」の回答が最も多くありました。次点の回答が、「社員全体のベースアップ」「物価上昇への対応のため」「従業員のモチベーション向上のため」でした。会社全体の賃上げに伴うベースアップ以上に、採用力を上げるため高校生への魅力付けのために初任給の引き上げを予定している企業が多く、新卒採用を始めとした若手人材の採用を重要視している企業が多いことがわかります。

具体的には「求人情報を見てもらう機会を増やす」「従業員の定着」などの声がありました。

3.初任給賃上げの継続年数(n=168)

25卒の高卒の初任給賃上げの連続年数を質問したところ、回答があった中で、「2年連続」(30.6%)が最も多く、次いで「初年度」(25.6%)、「3年連続」(19.8%)と続きます。アフターコロナで求人数の回復傾向が見られた23年卒から賃上げを実施している傾向が見て取れます。

<アンケート結果からわかること>

今回のアンケートから、高校生の新卒採用の初任給賃上げの予定について回答があった中で、24卒は「61.5%」、25卒では「57.1%」の方が「賃上げを行う予定」があると回答がありました。2年連続で賃上げを行うとの回答が最も多く、理由では採用力の向上のために賃上げを行う回答が多くありました。アフターコロナに入り、求人数が増加したことを背景に採用競争が激化し、多くの企業で高校生に求人情報を見てもらうために、求人条件の見直しが行われたと考えらえます。また採用後の定着やモチベーションの向上のためにも、連続して賃金の見直しをしていることも見て取れます。

25卒では45.9%が未定と回答していることから、賃上げを実施予定の企業が更に増えることも予測されます。高校生の新卒採用の初任給賃上げの動向からも、企業規模によらず多くの企業が賃上げの動きが出ていることが見て取れます。

■アンケート属性

■ 株式会社ジンジブについて

ジンジブは「高卒」の若者のための社会課題解決企業です。
同じく「高卒社長」である佐々木が、「夢は、18才から始まる。」をスローガンに掲げて事業をはじめました。高校生のキャリア教育や、就活の情報提供、就職後の定着やスキルアップやキャリア形成、転職時の情報提供やサポートを行います。
初めて社会に出る高校生は、将来に対する漠然とした不安をいだきながら、社会に出ることを決意しています。ジンジブでは、かかわる若者や会社に対して、不安な時には真剣に向き合い、自己理解・社会理解・マインド・スキルなど社会で生き抜くための力を高めるサポートを行い、自分の意思で未来を選択できる機会をつくります。
たとえ失敗してもすぐに手を差し伸べ、その人生にずっと寄り添い、これからの生きる人の夢を増やしてまいります。


● 高卒就活採用支援サービス 「ジョブドラフト」

高卒新卒で就職する高校生は、限られた情報や期間の中で、社会経験や自己理解の機会や、やりたいことや向いていることを考える期間が少ない中、就職先を選んでおり、将来に対して漠然とした不安を抱えています。
情報不足、理解不足などで納得できる企業選択ができず就職し、入社後にギャップを感じてしまうことが、入社1年目の「超早期離職」の要因の一つといえます。
そこで「ジョブドラフト」では、進路決定前から将来について考えるきっかけを与えるキャリア教育支援「ジョブドラフトCareer」や、これまでは文字情報のみの求人票でしか収集できなかった求人情報を、高校生に向けた発信をする就職情報アプリ「ジョブドラフトNavi」や、1日で多くの企業に直接話を聞ける高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes」を運営し高校生が未来を自分の意思で形作るためのサービスを展開しております。

また、卒業後の生徒には、高卒第二新卒や既卒者へのリスキリングと就職・転職を支援する「ジョブドラフトSchool」「ジョブドラフトNext」を運営し、社会に出た後にも寄り添ってまいります。

ジョブドラフトNavi:https://job-draft.com/
高校生のための合同企業説明会「ジョブドラフトFes」

●人財育成サービス

社会人として必要となる基礎スキルやマインド、DXを始めとしたこれからの社会で必要になるスキルの学びの講座を開発し、高校生や高卒社会人が人生100年時代の中、キャリアアップを実現するためのサポートを運営しております。
Z世代の採用育成を行う企業向けには、入社後の定着のための研修「ROOKIE’S CLUB(ルーキーズクラブ)」では社外の同期もつくります。デジタルマーケティング講座「DMU」などのスキルアップ講座も提供し、企業発展を促す若手人財の育成を支援してまいります。

<会社概要>

◆株式会社ジンジブ (https://jinjib.co.jp/ )
本社所在地:大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階
代表取締役:佐々木 満秀
設立:2015年3月23日(グループ創業1998年9月1日)
資本金:9,800万円

2023年3月「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」認証。
2023年「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」(経済産業省)に採択。
2023年12月「第13回キャリア教育アワード」(主催:経済産業省主催)にて「優秀賞」を受賞。

引用元:PR TIMES

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