産業分野では日本初、AI顔認証アクセス制御端末「SAFR SCAN®」(セイファースキャン)が、河村電器産業株式会社の郡山工場に採用
プレスリリース要約
「SAFR SCAN®」は、工場に出入りする多様な人々への柔軟なアクセス制御の要件に適しており、非常に高い生体認証精度がセキュリティ向上に寄与する点を評価いただき、河村電器産業 郡山工場への採用に至りました。
本システムは、郡山工場の入退室ゲートに6基採用されており、勤務する従業員(約90人)を対象に稼働しています。
- 全社員が顔認証を登録、社員の安全を守る「SAFR SCAN®」
郡山工場準備PJリーダー 天田 様:河村電器産業は、電気関連のインフラ事業を中心に展開しており、情報通信分野にも進出しています。郡山に工場を建設した背景は、2011年の東日本大震災による東京電力福島第一原発の影響もあり、県内の復興が進まず、経済的にも厳しい状況の中で、河村電器産業として何かこの場所で地域貢献ができないかと考えたのがきっかけです。
また併せて、弊社の事業と郡山市が掲げて取り組んでいるSDGs事業や再生可能エネルギー事業がマッチしたことも建設理由の1つです。
高村: ありがとうございます。素晴らしいですね。次に、複数のアクセス制御システムがある中で、「顔認証」というテクノロジーを採用した経緯について教えていただけますか?
高村:具体的な利用状況や社内の評判についても教えていただけますか?
伴 様:現在は顔認証のみを使用しており、今後は二要素認証なども検討中です。社員からは「安心感が違います」と、セキュリティの高さが非常に評価されています。また、非接触で通ることができますので、衛生的にも優れていると好評です。
高村:ありがとうございます。顔認証は後ろにいる人も一緒に入ってこれてしまう「共連れ」が色々な場面で問題になるのですが、弊社の顔認証は入ってこようとしている方の顔も認証してアラートを飛ばすことが可能な点でも安心です。ぜひ引き続き効率的にご活用いただければ幸いです。
伴 様:今後この工場でも、秘匿性が高いものを運用することが多くなってくるかと思うので、非常に発展性があり、楽しみです。
高村:ありがとうございます。今後、社員の方や警備の方のスマートフォンに「SAFR®️」アプリを入れていただくと、来訪者の顔登録が簡単になり、登録済みの来訪者が入室する際に、各ドアの「SAFR SCAN ®」と連動し、安全性、利便性が向上します。
それでは最後に今後の展開についてお伺いしてもよろしいでしょうか?
伴 様:今後は顔認証技術を重要データの一元管理や健康管理、勤怠管理や社員食堂での決済、社員証などにも幅広く応用し、さらなる利用範囲の拡大を目指しています。DX戦略担当役員としても、今回の郡山工場の成功事例を他の工場にも展開していく予定です。
須佐 様:顔認証は、弊社の入退室管理だけではなく、製品とのコラボレーションもできる機会は増えてくると感じているので、今後も宜しくお願いします。
高村:今回の事例は、弊社としても、産業分野における大手企業の日本初の取り組みとなります。この事例を契機に多くの産業界に知っていただければ幸いです。この度は、ありがとうございました。
【「SAFR SCAN®️」 について】
「SAFR SCAN®」は、厚生労働省の健康保険証対応マイナンバーカードリーダーに採用された顔認証ソフトウェア「SAFR®」を使った、世界最高水準のアクセス制御端末です。
逆光や暗闇、マスクにも対応し、IP65(防水防塵)のため建築現場や車に乗ったままの入退管理といった屋外でも使用可能です。3次元の判定により写真や動画によるなりすまし防止、共連れ入室防止にも対応しています。既存の電子錠に連携をさせて使用でき、最大5万人の顔データが登録可能です。Bluetoothを用いた二要素認証スマートフォンアプリ「SAFR Key」(セイファーキー)が実装されています。
【「SAFR®」について】
ディープラーニングにより膨大な数の顔データを学習した世界最高水準のAIを搭載した高精度、且つ高速の顔認識ソフトウェアです。その認識精度は99.87%※を達成しており、更にはマスクを着用した顔に対しても同様に98.90%の高い認識精度を発揮します※。また最近ではソフトウェア単体で写真や動画によるなりすましを防ぐ生体検知機能を搭載するなど、今後も世の中のニーズに応えて進化を続けます。「SAFR®」は世界中の多くの国や地域おいて、一般企業から軍や警察へ様々な顔認証を用いたサービスを提供しております。
2022年11月、工業会 日本万引防止システム協会(JEAS)推奨の顔認証に認定されました。
※マサチューセッツ大学が公開しているベンチマークテスト “Labeled Faces in the Wild”の結果
【河村電器産業株式会社について】
河村電器産業株式会社は、電気関連のインフラ事業を中心に展開し全国68営業拠点・7工場を持つ、電設資材メーカーです。家庭で使用するエネルギーの「見える化」と「最適制御」を実現する機能を搭載した分電盤や、JAXAのテクノロジーを搭載して複数台の電気自動車充電を実現するシステムなど、再生可能エネルギーの可能性の広がりや、IoTやAIの発達、電気自動車の普及に対応した製品開発を行っています。また直近では、地震などの自然災害も含めた、「今後予想される新しいリスク」から人や生活を守るための「予測・診断・適応」を行い、万が一の場合にも、被害を最小限にするための提案、前兆を捉える技術、復旧を手助ける技術から製品をつくろうという取り組みとして、「アクティブ・ディフェンス」をミッションとして掲げ、DX推進においても積極的に取り組んでいます。
代表者 : 取締役社長 水野一隆
本社所在地 : 〒489-8611 愛知県瀬戸市暁町3番86
事業内容 :受配電設備、屋内外配線器具の製造販売
設立 : 1929年11月
売上高 : 18億340万円
URL : https://www.kawamura.co.jp/
■「FACEma®」に関して
https://www.kids-way.ne.jp/iot/face.html
【ネクストウェア株式会社について】
ネクストウェア株式会社は、お客様の業務の効率向上と安心・安全を考えたITコンサルティングを行っています。システムコンサルティングから、設計・開発、診断・性能評価、ヘルプデスク、運用・保守にいたるまでワンストップでご提供しております。
今後も様々なシーンで活用できるサービス・ソリューションを生み出し、包摂性・多様性のあるデジタル社会の実現に貢献していきたいと考えております。
代表者 : 代表取締役社長 豊田 崇克
本社所在地 : 〒489-0071 大阪府大阪市中央区北久宝寺町4-3-11 ネクストウェアビル
事業内容 : コンピューターのシステム設計及びソフトウェア開発、コンサルティング業務、運用支援
設立 : 1990年6月
売上高 : 13億1,096万5,997円
URL : https://www.nextware.co.jp/
【リアルネットワークス株式会社について】
リアルネットワークス株式会社は、アメリカに本社を置く日本法人。1995年に発売された「RealPlayer®」(リアルプレーヤー)のメーカーとしてよく知られています。市場の生体認証ニーズの高まりから、この長年の動画再生技術を元に、ディープラーニングを用いたAI顔認証ソフト「SAFR®」を2017年に開発。コロナ禍において特に非接触需要が増加、顔認証の市場が急速に拡大する中、「SAFR®」をコアの技術としてオープンソースを使ったシステム開発/提案を頂けるインテグレーションパートナー連携など多くのチャレンジを推進。顔認証の技術は社会のDXを進める上で一つの要素技術と考え、この技術を使った、連携企業様のビジネス変革のサポートや付加価値向上を目指し、社会に貢献していきたいと考えています。
商号 :リアルネットワークス株式会社
代表者 : アジア太平洋地域 副社長 高村徳明
本社所在地 : 〒150‐0022 東京都渋谷区恵比寿南1-1-1 ヒューマックス恵比寿ビル8F
事業内容. : 動画再生ソフトウェア、顔認証ソフトウェアの販売、技術サポート
設立 : 1996年11月
URL : https://safr.com/ja/home/
<本件に関する報道関係各位からのお問い合わせ先>
リアルネットワークス株式会社 PR事務局(株式会社フロントステージ)
担当:千田・大橋・永井
TEL:03-6804-1751 FAX:03-6804-1752 E-mail: [email protected]
引用元:PR TIMES