令和5年度(第74回)芸術選奨にて、柴崎友香氏(『続きと始まり』著者)が文部科学大臣賞を、高瀬隼子氏(『いい子のあくび』著者)が同新人賞をダブル受賞!
プレスリリース要約
◆柴崎友香氏:芸術選奨文部科学大臣賞 著書『続きと始まり』の功績により
【書籍情報】
書名:『続きと始まり』
著者名:柴崎友香
発売日:2023年12月5日
定価:1,980円(10%税込)
四六判ハードカバー 344ページ
ISBN 978-4-08-771856-0
https://www.bungei.shueisha.co.jp/shinkan/tuzukitohazimari/
【あらすじ】
日本を襲った2つの大震災。未知の病原体の出現。誰にも同じように流れたはずの、あの月日──。別々の場所で暮らす男女3人の日常を描き、蓄積した時間を見つめる、叙事的長編小説。
【著者略歴】
柴崎友香(しばさき・ともか)
1973年大阪府生まれ、東京都在住。大阪府立大学卒業。1999年「レッド、イエロー、オレンジ、オレンジ、ブルー」が文藝別冊に掲載されデビュー。2007年『その街の今は』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、織田作之助賞大賞、咲くやこの花賞を受賞。2010年『寝ても覚めても』で野間文芸新人賞、2014年『春の庭』で芥川賞を受賞。その他に『パノララ』『千の扉』『待ち遠しい』『百年と一日』ほか、エッセイに『よう知らんけど日記』など、著書多数。
◆高瀬隼子氏:芸術選奨文部科学大臣新人賞 著書『いい子のあくび』の功績により
【書籍情報】
書名:『いい子のあくび』
著者名:高瀬隼子
発売日:2023年7月5日
定価:1,760円(10%税込)
四六判ハードカバー 176ページ
ISBN 978-4-08-771836-2
https://www.bungei.shueisha.co.jp/shinkan/iikonoakubi/
【あらすじ】
公私共にわたしは「いい子」。人よりもすこし先に気づくタイプ。でも、歩きスマホをしてぶつかってくる人をよけてあげ続けるのは、なぜいつもわたしだけ? 「割りに合わなさ」を訴える女性を描いた表題作「いい子のあくび」の他、結婚の形式や幸せとは何かを問う「末永い幸せ」など、社会に適応しつつも、常に違和感を抱えて生きる人たちを描いた3話からなる短編集。芥川賞受賞第1作。
【著者略歴】
高瀬隼子(たかせ・じゅんこ)
1988年愛媛県生まれ。東京都在住。立命館大学文学部卒業。2019年「犬のかたちをしているもの」で第43回すばる文学賞を受賞し、翌年同作でデビュー。2021年『水たまりで息をする』で第165回芥川賞候補に。2022年『おいしいごはんが食べられますように』で第167回芥川賞を受賞。
引用元:PR TIMES