合理的配慮の提供の義務化が4月からスタート!「インクルーシブデザインでつながる未来:ウィークリーフェア」

プレスリリース要約

インクルーシブデザインは、障害者や当事者のニーズを考慮した製品やサービスを開発する手法であり、その取り組みによって新たな価値を生み出すことを目指している。展示される製品には、視覚障害者向けの腕時計やサイレントアンブレラなどが含まれており、これに関連したパネルディスカッションも予定されている。2024年4月1日からの障害者への合理的配慮の義務化に合わせて、この取り組みが注目を集めている。

  • インクルーシブデザインとは

 今の社会環境の中で取り残されやすい障害等当事者に目を向け、製品・サービスの企画・開発の初期段階から共に発想することで、その課題の解決はもちろん、あらゆる生活者にとっての潜在的な不満やニーズ(=イノベーションの種)の発見につなげるデザイン手法が「インクルーシブデザイン」です。

本フェアでは当事者と価値を共創するインクルーシブデザインによって生まれた製品を紹介します。

また会期初日に開催する講演会では、有識者や政策担当者の登壇のもと、インクルーシブデザインが生まれた背景を振り返った上で、これまでの成果や最近の動向、実践のポイント等についてお話します。

障害者差別解消法の改正に伴い、2024年4月1日、企業による障害者への合理的配慮の提供が努力義務から義務へと改められることを踏まえ、そうした動向についても紹介する予定です。

合理的配慮の提供とは、障害者から社会的障壁の除去を必要としている旨の表明があった際に行う必要かつ合理的な取組であり、実施に伴う負担が過重でないものを指します。

(例:読み上げ・筆談・手話等の情報保障、段差への携帯スロープ等の移動支援)

  • 展示される製品の一例

●【シチズン】 視覚障害対応腕時計AC2200₋55E

触って時間を知る時計。

視覚障がい者と健常者という区別なく、世界中の誰もが利用できる時計。

視覚障がいの方々から意見をいただきながら、そこに独自の工夫や技術を盛り込むことで、実用性とデザイン性を高いレベルで両立する視覚障がい者対応の腕時計。

●【丸安洋傘】 サイレントアンブレラ

雨音のしない傘が欲しい!の声から誕生しました。

サイレントアンブレラなら周囲の音が聞き取りやすくなるため、従来の雨傘より自動車などを察知しやすくなります。

●【株式会社オリィ研究所】 分身ロボット OriHime

この場に参加できない、遠く離れた仲間に簡単に「来てもらう」ことが出来る遠隔操作ロボット、それが「OriHime」です。

職場に置いて遠くにいる社員が参加したり、学校に置けば通学できない生徒が授業を受けたり、クラスメイトと交流することができます。

まるで本当にそこに人がいるような経験を提供できます。

●【ピクシーダストテクノロジーズ株式会社】 高性能ワイヤレスマイクVUEVO

誰が何を話したかが、直感的にわかる。

そこにいるみんなの会話をリアルタイムに視覚化するサービス。

聴覚障がいの方が聞き取り困難な複数人での話のシーンもこれがあれば・・・!

  • パネルディスカッション「共創から生まれる新たな価値」開催

 2024年4月1日から障害者への合理的配慮の提供が義務となる中、インクルーシブデザインをテーマに、業種等の垣根を越えて今後の社会に必要なアクションを考える機会として、パネルディスカッション形式の講演会を開催します。

●概要

日時:2024年2月28日(水)午後4時~午後5時30分

場所:大丸福岡天神店 東館エルガーラ5階(福岡県福岡市中央区天神1丁目4-1)
定員:50名(先着申込順)
参加費:無料
対象:企業、福祉関係者、行政機関、一般の方等、どなたでもご参加いただけます。
主催:九州経済産業局、九州SDGs経営推進フォーラム
企画協力:株式会社博多大丸、PLAYWORKS株式会社、九州大学大学院芸術工学研究院

●プログラム:
午後4時~主催挨拶 経済産業省 九州経済産業局長 苗村 公嗣
午後4時5分~パネルディスカッション「共創から生まれる新たな価値」
午後5時30分~閉会

●その他

※手話通訳を行う予定です。
※メディアの撮影やSNS投稿用画像の撮影が入る場合があります。

その際、ご来場の方が映像や写真に映り込む可能性がありますことを予めご了承ください。

●参加申し込みフォーム

2024年2月26日(月曜日)12時00分までに、以下の申込フォームよりお申し込みください。

https://mm-enquete-cnt.meti.go.jp/form/pub/kyusyu-kikakutyosa/inclusive

●パネリスト

▲九州大学大学院芸術工学研究院 教授 平井康之 氏

1961年生。京都市立芸術大学卒業、英国王立芸術大学院(RCA)修了。コクヨ株式会社にデザイナーとして勤務の後、1997年よりアメリカのデザインコンサルタントIDEOにシニアデザイナーとして勤務。2000年、九州芸術工科大学(現・九州大学)助教授を経て、現在は九州大学大学院芸術工学研究院教授。人間中心デザインアプローチであるインクルーシブデザインやデザイン思考を実践・研究している。博士(芸術工学)。グッドデザイン賞など受賞多数。

▲PLAYWORKS株式会社 代表取締役社長 タキザワケイタ 氏

千葉工業大学を卒業後、設計事務所、企画会社、広告代理店を経て、障害者など多様なリードユーザーとの共創からイノベーションを創出する、インクルーシブデザイン・コンサルティングファームPLAYWORKS株式会社を設立。インクルーシブデザイン、サービスデザイン、ワークショップの豊富な経験やノウハウ、リードユーザーコミュニティを活用し、新規事業・サービス・製品開発・人材育成・組織開発の伴走支援を行っている。

▲経済産業省経済産業政策局 経済社会政策室 室長補佐 村山恵子 氏

大学卒業後、経済産業省入省。資源エネルギー庁広報、コンテンツ産業の支援、企業におけるサステナビリティ情報開示の促進や日本企業による海外スタートアップ投資の促進等を担当。2022年6月より現職にて、日本企業におけるダイバーシティ経営や女性活躍の推進、障害者施策に取り組む。

 ●モデレーター

▲経済産業省九州経済産業局 総務企画部企画調査課 兼 経済産業省地域経済産業グループ 地域経済産業調査員 大筋暢洋 氏

九州経済産業局にて環境・エネルギー産業、本省にてヘルスケア産業の振興を担当した後、2023年4月から現職にてSDGsや官民共創、社会起業家支援、当事者参画型開発の推進等に取り組む。

※大丸福岡天神店は株式会社大丸松坂屋百貨店のグループ会社です。

アクセス:

西鉄電車「福岡(天神)駅」

西鉄バス「天神大丸前」

西鉄バス「西鉄バスターミナル前」

地下鉄七隈線「天神南駅」


住所:810-8717 福岡市中央区天神1-4-1 大丸福岡天神店 

TEL:092-712-8181(代表)


【大丸福岡天神店】

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引用元:PR TIMES

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