防潮堤ライトアップ「光ノ碑(ひかりのいしぶみ)」
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プレスリリース要約
岩手県立高田松原津波復興祈念公園では、3月1日(金)~11日(月)の11日間、防潮堤ライトアップ「光ノ碑(ひかりのいしぶみ)」を試験的に開催します。東日本大震災からまもなく13年。大切な人を思う日である一方で、時間の経過に伴う震災の風化も懸念されています。犠牲者への追悼・鎮魂の意を表すとともに、震災の風化防止を目的に、防潮堤に明かりを灯します。
浸水区域の暗がりに光を灯す
防潮堤の法面にLEDストリングスライト(イルミネーション)を敷設し、光の地上絵を制作。東日本大震災津波の犠牲者に対する慰霊やその教訓を後世に伝える碑として、東西2kmの防潮堤の一部に、復興と希望の象徴であるスイセンの花を描きます。街灯のない浸水区域に浮かび上がる明かりは、国道45号や、シンボルロード、かさ上げ地区の「まちの縁側」付近から見える想定です。
- 期間/令和6年3月1日(金)~11日(月)
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点灯時間/17:00~20:00
場所/高田松原津波復興祈念公園 啄木の歌碑東側 防潮堤法面
対象/国道45号および、かさ上げ地区(中心市街地)通行者
サイズ/縦19m×横52m
- LED球数/約4,500球
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主催/岩手県立高田松原津波復興祈念公園 指定管理者 高田松原津波復興祈念公園マネジメント共同体(共同体代表:一般財団法人 公園財団、構成員:特定非営利活動法人 緑の相談室)
その他/市街地から眺める想定のため、公園内に見学者用の足元灯など照明はございません。
光に託す、未来への手紙
東北3県に約300基あるといわれる津波の教訓や記録が刻印された石碑。「碑」は大和言葉で「いしぶみ」で、「石文」とも書き、石に刻んだ後世への手紙を意味します。追悼・鎮魂、教訓の継承など、3月11日に対する想いは人それぞれ。防潮堤に灯す光が、見た人にとって13年目の祈念碑となれば幸いです。
復興と希望の象徴「スイセン」
光の地上絵の図案には「スイセン」の花を選定。ヨーロッパでは、寒い冬を乗り越え、いち早く春を告げる花として「希望の象徴」とされているスイセン。当公園でもタピック45の国道45号沿いに、鎮魂と未来への願いを込めて市民協働により植えられており、4月の開花の一足先に防潮堤に光の花を咲かせます。
引用元:PR TIMES