ぴあ映画初日満足度ランキング発表!第1位は『天気の子』
第1位は、『君の名は。』の新海誠監督の新作『天気の子』。家出して東京にやってきた少年と、不思議な力をもった少女が、運命に翻弄されながらも自らの生き方を選択する姿が描かれる。
韓国諜報員の奔走をスリリングに描き、韓国の映画賞を席捲したサスペンスドラマ『工作 黒金星と呼ばれた男』が第2位に、中東における貧困などの社会問題を描き、2018年のカンヌ映画祭で審査員賞とエキュメニカル審査員賞を受賞した社会派ドラマ『存在のない子供たち』が第3位になった。
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1位『天気の子』91.9点
2位『工作 黒金星と呼ばれた男』91.8点
3位『存在のない子供たち』91.5点
4位『東京喰種 トーキョーグール【S】』90.9点
5位『五億円のじんせい』90.8点
6位『チャイルド・プレイ』84.8点
7位『マーウェン』78.3点
8位『ポラロイド』76.3点
(7月20日ぴあ調べ)
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1位『天気の子』91.9点
「ストーリーにすごく感動した。最後にもう1段階あったらと思ったけれど、そう想像させるような新海監督の思惑があるように思った。主人公の諦めない気持ちやチャレンジ精神が光っていた」(12歳・男性)
「登場人物は若いが、どこか今の自分にも繋がりのあるような内容に思えた。観終わった後に、“人との出会いは運命ではなく必然である”ということを強く感じた」(49歳・女性)
「一途な思いを貫こうとする主人公がよかった。ファンタジーなんだけれど、今の異常気象を考えると、現実にないとは言えないところがいい。いろいろな方面から見ることで、見え方も変わってくるような作品」(52歳・女性)
2位『工作 黒金星と呼ばれた男』91.8点
「実話をもとに表に出したくない部分まで映画にしてしまう韓国映画のパワーや勇気はすごい。今の日本にはできないことだと思う。今、韓国とはいろいろな問題があるが、文化の交流だけは途絶えないでいてほしい」(60歳・女性)
「工作員という難しい問題を取り上げていて、話も複雑だが、この作品で言っていることはシンプルなことだと思った。北朝鮮の実情が描かれていて、話では聞いたことはあっても映像で観るとショッキングだった」(40歳・女性)
「北朝鮮と韓国の現在に至るまでの歴史を知ることができた。報道とは違う一面というものを登場人物たちの行動や言葉から知ることができた。歴史が描かれているので、今後の日本を担う人にぜひ観てほしい」(57歳・男性)
3位『存在のない子供たち』91.5点
「中近東の情勢は知らなくて、テレビを見てもわからないことがたくさんあるので、観に来てよかった。平和ボケしていた自分には、生きるか死ぬかというこの状況は衝撃的だった。子供たちの逞しさに魂を揺さぶられた」(40代・女性)
「すべての場面が衝撃的で、こういうふうに生きている子供たちが、世界にたくさんいるのかと思うと暗い気持ちになった。日本にも戸籍がない人たちはいるだろうし、遠い問題ではないとも思った」(50歳・女性)
「男の子の逆境に負けない強さが心に焼きついた。悲しいし、辛いストーリーなのだけれど、問題がありありと描かれているので、これから世界に目を向けて何ができるのか考えて行動する原動力になる作品だと思った」(53歳・女性)
※ぴあ映画初日満足度調査とは
ぴあ(株)が公開初日に映画館で出口調査を実施し、 観客へのアンケート調査をもとに独自で集計した満足度をランキング形式で発表するもの。
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■添付画像
『天気の子』
(C)2019「天気の子」製作委員会