TikTok 、「第4回TikTok Japanセーフティパートナーカウンシル」を開催

TikTok安全推進チーム公式アカウントの開設や安全啓発動画コンテンツの提供など、TikTokの安全管理体制強化を発表

ショートムービーアプリ「TikTok(ティックトック)」は、9月13日(金)にTikTokセーフティパートナーとの「第4回TikTok Japan セーフティパートナカウンシル」を開催いたしました。

TikTokは、安心・安全に利用できるアプリ環境を最優先事項として、さまざまな対策を推進しています。これまでにも、不適切な動画・ユーザーのアプリ内の通報機能、プライバシー設定機能、ペアレンタルコントロール(保護者管理)機能の拡充など、アプリで提供できる対策はもちろん、TikTok セーフティセンター (https://www.tiktok.com/jp/safety/)の開設、⻘少年の健全育成に関わるNPOの皆様との連携を強化するための「セーフティパートナー制度」など、ユーザーの皆様にTikTokを安心・安全に利用いただくための活動を行ってまいりました。

4回目となる今回の「TikTok Japan セーフティパートナーカウンシル」は、セーフティパートナーの皆様に加えて関係省庁の皆様にもお集まりいただき、開催いたしました。

冒頭には、ネット教育アナリストの尾花紀子様から「インターネットに起因する青少年の性的被害」をテーマに基調講演をいただきました。SNS等の交流サイトがきっかけで起きた犯罪被害児童数は年間1,811人※ もの規模に拡大するなど青少年のインターネット利用と被害状況の現状、インターネットに起因する青少年の性的の被害防止および加害防止の心得について、最新の事例を交えながらご説明いただきました。

※警察庁「平成30年におけるSNSに起因する被害児童の現状」


ネット教育アナリスト 尾花紀子様

続いて、ByteDance株式会社 執行役員公共政策本部長の山口琢也から、TikTokの安全推進に関する最新の取り組みとして、以下5点についてお話しさせていただきました。

1)未成年の安全に関する報告メニューの追加
2)TikTokの日本における安全管理体制の強化
3)TikTok安全推進チーム公式アカウントの開設(Twitter/TikTok)
4)新しい安全啓発動画コンテンツの開発と提供
5)動画フェスタ2019への特別協賛


ByteDance株式会社 執行役員公共政策本部長 山口琢也

1) 未成年の安全に関する報告メニューの追加
増え続けるインターネットに起因する未成年者の性的被害や不適切な行動の動画の現状を鑑み、TikTokアプリ内の報告メニューに「未成年者の安全」を追加いたしました。さらに、小項目には「未成年者による不適切な行為」、「未成年者の視聴に適さないコンテンツ」、「未成年者の安全を脅かすコンテンツや行為」が選べるようになりました。児童ポルノを強要された場合には、ここから運営に報告していただけます。

2)TikTokの日本における安全管理体制の強化
TikTokでは機械学習によるチェックに加えて、エンゲージメント数の動向に応じ、複数回人的チェック(人の目でのチェック)を行なって投稿を監視・管理しております。これまでの日本語による安全管理をさらに強化すべく、コンテンツ管理、ならびに当局との連携を担当する専門の担当者を増強し、TikTok日本安全推進チームとして再編成し、活動を開始いたしました。コンテンツの迅速なマネージメントやユーザーへの積極的な教育啓発・情報提供等を行ってまいります。

3)TikTok安全推進チーム公式アカウントの開設(Twitter/TikTok)
安全推進体制の強化の一環として、TikTokの安全推進に関する専門アカウントであるTikTok安全推進チームの公式アカウントをTwitter およびTikTok内に開設いたしました。本アカウントによって、より身近な安全情報を提供すると共に、TikTokで削除済みの不適切動画の転載等のコンテンツの通報なども積極的に行ってまいります。

TikTok安全推進チーム公式アカウント(左:Twitter 右:TikTok)

4) 新しい安全啓発動画コンテンツの開発と提供
アカウントをフォローしていなくても、ユーザーのフィードに直接的にコンテンツを届けることができるTikTokの特徴を活かしつつ、よりユーザーのコンテンツ消費動向に合わせ、特に未成年者が興味を持って最後まで視聴してもらえることを狙った、新しいテイストの安全啓発動画コンテンツを人気クリエーターとともに開発・提供を開始しました。


TikTokの安全啓発動画コンテンツ

5)動画フェスタ2019への特別協賛
動画フェスタ実行委員会主催、総務省近畿総合通信局・スマホ連絡会(近畿)共催の「動画フェスタ2019」への特別協賛を実施すると共に、TikTokを活用した15秒の短尺動画の募集を開始しました。選考においてTikTokとして協力いたします。9月2日の応募開始に合わせ、人気TikTokerのじょいやさん制作の「ネット利用3つの危険」動画を公開したところ、9月17日時点で2万以上のいいねを獲得しました。また、9月下旬〜10月上旬には応募を考えている人向けのワークショップの実施、およびそれに合わせたハッシュタグチャレンジを実施予定です。

会の最後に、インターネットに起因する青少年の性に関わる被害者・加害者を減らすための対策のありかたについて、参加省庁の皆様を交えてフリーディスカッションを行いました。「SNSによる相談受付等各自治体でも対策を始めているが、自治体だけで行う取り組みには限界がある。SNS事業者を含めたネットワークの構築が必要」という意見や、「加害者も被害者も、なぜルールがあるのか、それを破るとどうなるのかといったことをわかりやすく伝える啓発が必要。最後まで見てくれる短編動画の役割に大いに期待する」など、具体的なアクションに向けた活発な意見交換が行われました。


フリーディスカッションの様子

TikTokは、今後も業界・団体の垣根を越えて皆様とますます協力・連携し、⼦どもをはじめとした幅広い世代の皆様に安全に安⼼してTikTokをご利⽤いただけるよう取り組んでまいります。

「第4回TikTok Japan セーフティパートナーカウンシル」開催概要
■日時:2019年9月13日(金)15:00~
■開催場所:ByteDance株式会社 新宿オフィス
■式次第:
・基調講演:インターネットに起因する青少年の性に関わる被害〜子どもたちに「なにをどのように伝えるか」を探る〜(ネット教育アナリスト 尾花紀子様)
・TikTokの安全推進に関する最新の取り組み(ByteDance株式会社 執行役員公共政策本部長 山口琢也)
・フリーディスカッション
■出席者(順不同/敬称略)
・ネット教育アナリスト 尾花紀子
・TikTokセーフティパートナー:
特定非営利活動法人 国際ビフレンダーズ・東京自殺防止センター、
特定非営利活動法人 ストップいじめ!ナビ
認定特定非営利活動法人 カタリバ
認定特定非営利活動法人 育て上げネット
特定非営利活動法人キッズドア
特定非営利活動法人OVA
認定特定非営利活動法人 3keys
・総務省
・法務省
・厚生労働省
・安心ネットづくり促進協議会
・ByteDance株式会社 執行役員公共政策本部長 山口琢也

【TikTokについて】
TikTokは、モバイル向けショートムービープラットフォームです。我々のミッションは、クリエイティブで、真に楽しくポジティブな体験を提供することで、人々の生活を豊かにすることです。TikTokはロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドン、パリ、ベルリン、ドバイ、ムンバイ、シンガポール、ジャカルタ、ソウル、東京等にオフィスを展開します。TikTokについての詳細は http://www.tiktok.com をご覧ください。

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