国立市および東京ガス株式会社との「ゼロカーボンシティ国立」の実現に向けた包括連携協定の締結について

プレスリリース要約

国立市は、「2050年ゼロカーボンシティ宣言」を表明し、脱炭素化の取り組みを進めている。東京ガスとの協定締結により、低炭素エネルギーの調達や防災機能強化など様々な取り組みを推進する。国立市長は市民の意見を取り入れた取組の進展を報告し、東京ガスも協力を約束。両者は地域課題解決や持続可能なまちづくりに取り組む。
 国立市は、これまで「人間を大切にする」というまちづくりの基本理念のもと、「文教都市くにたち」を理想の都市像としたまちづくりを進めてきました。そして2021年2月に、脱炭素化の潮流が高まる中で、「2050年ゼロカーボンシティ宣言」を表明し、市民との意見交換や具体的な削減目標の策定などの取組を進めています。2050年までに、温室効果ガスの排出量が実質ゼロになっているだけではなく、新しい技術の導入やライフスタイルの変革などによって、今よりも豊かで暮らしやすい都市を目指します。
 本協定は、そうした取組を推進するものであり、地球温暖化対策の推進および防災力の強化に貢献するとともに、地域の課題解決や更なる魅力創出等、地域の一層の発展を図り、持続可能なまちづくりの実現につなげてまいります。 

左から 国立市長:永見理夫、東京ガス常務執行役員:小西雅子

【連携事項】
(1)  「ゼロカーボンシティ国立」の実現に向けたまちづくりに関する事項
(2)  低炭素エネルギーの調達や公共施設等への提供に関する事項
(3)  環境エネルギー教育や食育等を通じた啓発活動及び情報発信に関する事項
(4)  地域の防災機能強化等に関する事項
(5)  地域の目線で新しい価値や営みを創る価値共創に関する事項
(6)  地域における安全安心に関する事項
(7)  その他住民へのサービス向上、カーボンニュートラルのまちづくりに関する事項

【締結日】
2024年2月2日

【関係者コメント】
国立市 市長 永見理夫 コメント
 国立市は、2021年2月にゼロカーボンシティを宣言し、2050年の温室効果ガス排出実質ゼロを目指した取組を進めています。今年度、無作為抽出により選ばれた市民を対象として開催した「市民ワークショップ」では、気候変動問題に対する市民の熱い想いをお聞きすることができました。そうした想いを受け、今年度中に国立市地球温暖化対策実行計画を取りまとめる予定です。
 この度の協定の締結で、東京ガスの有するカーボンニュートラルのまちづくりに向けた知見と技術をお借りし、緊密な相互連携に基づき取組等を実施できることを大変心強く思っております。これまでの環境政策や実績を更にブラッシュアップし、市・市民・事業者が連携・協働を進めることで、「ゼロカーボンシティ国立」の実現に向けた取組をより一層進めてまいります。

東京ガス株式会社 常務執行役員 地域共創カンパニー長 小西雅子 コメント
 当社は、東京ガスグループ2023-2025年度中期経営計画「Compass Transformation 23-25」において、3つの主要戦略の一つとして「エネルギー安定供給と脱炭素化の両立」を掲げ、多くの企業・自治体の皆さまとの協業を通じ、カーボンニュートラルの実現等に向けた取組を進めています。
 本協定の締結により、市・市民・事業者が相互に協力し、「ゼロカーボンシティ国立」の実現に向けた取組の推進を目指される国立市とともに、当社グループが創業以来培ってきたお客さまからの「信頼」や「地域密着力」を活かし、連携できることを大変嬉しく思います。国立市とはこれまでも、環境フェスタや防災訓練、各種政策に向けた情報交換会(環境・防災・まちづくり)、パブリックコメントの提出などの取組を通じて連携を深めてきました。今後も、国立市との価値共創により、地域課題の解決および持続可能なまちづくりに取組んでいきます。

以上

引用元:PR TIMES

関連記事一覧