「親なき後に備えるライフプラン」をテーマとした講演について
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プレスリリース要約
講演の概要
1月20日(土)、一般社団法人NTSセーフティ家計総合研究所(東京都港区)は、横浜市新栄地域ケアプラザ(横浜市都筑区)において、「親なき後に備えるライフプラン講座 -第1回 家計管理-※」と題し、同市内にお住いの、障がいがある方の保護者やご家族の皆様を対象とした、家計管理講座を担当いたしました。
※今回は、横浜市新栄地域ケアプラザが企画した権利擁護についての連続講座の第1回目となります。後に「障害基礎年金」や「成年後見制度」など(予定)について学び、ご参加の方々が将来的な課題の重度化を防ぐことを目的としています。
・資料のサンプルはこちらから
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講演の内容
最初に、障がい者の各種サポートをご担当されている方から、「ご高齢となりご自身も大変な中、ご相談にお見えになる多くの方々がまず口にされること、それは”お子さん”のことです。皆様も、『私がいなくなったら、この子はどうなるのだろう』という不安をお持ちなのではないでしょうか。」との言葉がけから、この講座はスタートしました。
その後、講師として引き継いだ当法人カウンセリングセンター長の有田宏美は、いわゆる「親なき後」に備えるために単身世帯が必要とする家計費の解説や、今後の老後資金シミュレーション要素を入れたキャッシュフロー表の紹介、また、今や社会問題にもなっている特殊詐欺やマルチ商法への注意喚起、最後に、相談先の専門の方に頼ってみること(つながりの大切さ)まで、時間一杯、障がい者の方とその保護者の方々、それぞれにお役立ていただきたい情報をお話ししました。
講演のポイント
・子の生活費の把握の仕方について
今回の大きなポイントとして、障がいのあるお子さんの「生活費(収支)の見える化」を取り上げました。通常の家計相談の中でも、ご本人のみならず世帯収入の把握は大切な部分ですが、障がい者の収支内容は一般の方とは大きく異なります。この部分は座学にとどめず、ワークショップを交え個々の事情も考え併せながらご理解を深める時間といたしました。
・特殊詐欺被害額から「つながり」を考えていただくクイズを行いました。
ほぼ全員の方が正解の選択肢を選びましたが、講師はこう続けました。「正解も驚きの額ですが、実は、もう一つの数字は前年の特殊詐欺の被害額です。みんなで警戒していているにもかかわらず、1年で約88億も増えました。この2年を合計しただけでも約650億にもなります。」 この数字の「見える化」には、ご参加の皆様も驚いたご様子でした。
今のところ、この被害を防ぐための決め手は個人の意識であり、続けて、家族間、信頼できる人や機関とのつながりが最後の砦です。「ワークショップでの”見える化”とともに、この後ご自宅に帰ってから、ぜひ”つながり”についても考えていただきたい。」そんなメッセージを込めて、障がいをお持ちの方が危ない取引に不用意にかかわらないよう、コミュニケーションをとることの大切さをお伝えしました。
・障がい者等からの消費生活相談件数の傾向についてお話ししました。
「消費者庁の資料によれば、障がい者の消費生活相談件数は昨今2万件台を推移しています。しかし、障がい者本人から相談が寄せられる割合は約4割という状況であり、消費生活相談全体では本人からの相談が約8割であるのに比べるとその割合が低くなっています。」と指摘。日頃から障がい者ご本人の様子をよく気にかけ、そこで得た「気づき」を、必要な相談先につなげるよう訴えかけました。
「将来必要なお金」については、ご自身の将来を考えるだけでも漠然としたものとなりがちです。しかし、今回ご参加の皆様は、ご自身だけではなく障がいを抱えた家族の将来も一緒に考えようとされている方々です。「家計」において考えておくべきポイントとともに、収入、支出、財産を「見える化」するツールの活用や、万一の場合の相談先を確認して、講演を終了しました。
ご参加の方からは、「講師の方の人柄があたたかく、熱意をもって講演して下さったり、知識を教えていただけたのが良かった。つながりが大事ということにもハッとしました。」「ここまで”子どもに残すため”を自分に課して貯金をしてきました。しかし、見える化をすることで、必要以上の努力については再考する余地があることが分かり、気持ちが楽になりました。」などのお言葉を頂きました。
私どもの講演について
●私どもでは、今回の他にも、自治体に向けた家計管理を中心とした講演、また、奨学金や
キャッシングとの付き合い方などの講演を随時提供しております。
特に学校での外部講師の活用は、学生・生徒に刺激を与え当事者意識を高めます。
上記演目以外にも、18歳成年の意識醸成、家計管理や奨学金の金銭教育などの外部講師
による講演をご検討の際は、ぜひ私どもにお声がけください。
●講演にかかる費用、他の講演の様子などは、お問い合わせ先URL、またはQRコードから
ご覧ください。
●講演内容は、事前に主催者様から状況をお伺いし「むずかしいことをやさしく、やさしい
ことをふかく、ふかいことをひろく」ご参加の皆様にお伝えすることを心掛けておりま
す。そのため、同一タイトルでも他の講演と内容が異なる場合がございます。
お問い合わせ先
一般社団法人NTSセーフティ家計総合研究所
事務局
電話 03-6459-4770
ホームページ https://nts-safety.com
連絡先メールアドレス https://nts-safety.com/contact/
またはQRコードから
引用元:PR TIMES