31%の女性が、配偶者・パートナーの「男性更年期」の変化を実感している

プレスリリース要約

40歳以上の女性476名を対象に男性更年期に関する調査が実施され、約3人に1人が配偶者やパートナーの男性更年期の変化を実感していることが明らかになりました。男性更年期に伴う症状として疲労感や倦怠感が最も多く報告され、不安やイライラ、身体機能の低下も見られました。40代で症状を実感する割合が高く、自覚のない人も3人に1人いることが分かりました。また、若い世代ほど男性更年期の認識が高く、症状が進むと不安を感じる割合も高まり、若い世代での家族関係の影響が大きいことも示されました。一方で、対策をしている人は半数に満たず、対策をしている場合は40代前半の割合が高かったという結果が報告されています。
【調査結果のダイジェスト】

■3人に一人が自分の配偶者、パートナーが男性更年期ではないか?と変化を感じているようです。

■その一方で、本人が「その変化」を自覚しているのは6人に一人程度で本人より配偶者、パートナーの方が変化に敏感なのがわかりました。

■男性更年期の症状が進み「将来が不安」との答えは2人に一人と、心配、不安が大きいことがわかりました。

31%が配偶者、パートナーの「男性更年期」の変化を実感している

グラフは「あなたの配偶者、パートナーの男性更年期と思われる変化を感じていますか?」という質問に答えていただいたものです。

変化を実感しているのはほぼ3人に一人

「男性更年期」という言葉の社会的な認知度を考えると、予想より高い割合になりました。調査の結果を年代別に分析すると、やはり年代が高くなるほど「変化を感じている」方の割合が増えてくるようです。

疲労感・倦怠感がトップ。不安・イライラ、身体機能の低下が続いています

あなたが感じている配偶者、パートナーの男性更年期症状と思われる「変化」はどんな変化でしょうか?(複数回答可)という質問で男性更年期に伴う症状を複数回答で聞いてみました。

「疲労感・倦怠感」が43.7%と半数近くになり「不安・イライラ」「筋力や身体機能の低下」「記憶力・集中力の低下」がそれぞれ4割近くになりました。

単なる老化と判断できる症状でもあるため、男性更年期が原因と断定するのは難しそうですが、やはり不安、イライラ、気分の落ち込みなど心の変化は、更年期との関連は強そうです。

男性更年期特有の症状は、40代で多く実感しています

年代別でみると、不安、イライラ、ほてり、発汗など更年期症状と思われる実感をもった世代が40代、50代が多いことがわかりました。年代がすすむほど、体力的な低下が目立つようです。

本人の認識は6人に一人、自覚のない人は3人に一人

あなたが感じている配偶者やパートナーの「変化」について、そのご本人(配偶者、パートナー)は自分で気がついているでしょうか?との質問についての回答は、変化は自覚しているが、男性更年期との認識がないという答えが、半数近くになり、やはり男性更年期という言葉は、まず男性自身の認識が薄いことがわかります。3人に一人が「変化」があっても「自覚」がないという結果も気になります。

「男性更年期」ではないか?との認識は、若い世代ほど高割合

年代別でみると、配偶者、パートナーが「男性更年期」と認識しているとの回答が40代で多くなっています。若いほど変化への感度が高いという解釈と、やはり男性更年期という言葉が比較的新しいものであることが理由と思われます。

症状が進むと不安‥が半数近く。家族関係のマイナス要因との答えも4人に一人も

男性更年期の影響と思われる配偶者、パートナーの変化は、あなたや同居する家族にどんな影響を与えていますか?(複数回答可)との質問に対して「時々、対応に戸惑うことがある」との答えも3人に一人の割合で、家族への影響が軽視できないことがわかります。症状そのものを自覚していない配偶者、パートナーが決して少なくないことからも、知識を得ること、対策を考えることが必要かもしれません。

若い世代ほど、ギクシャク関係、戸惑う対応に悩んでいる?!

年代別で大きな違いが見られたのは、40代前半の方の回答です。家族関係のギクシャクや対応への戸惑いをあげた方がともに4割をこえ、他の年代の数字に比べ際立っています。やはり、配偶者、パートナーの「変化」への感度の高さや、家族生活への影響の大きさが原因ではないかと思われますが、ストレスの大きい世代であることも理由の一つと言えるかもしれません。

対策していないが約半数。一方「さりげない配慮」は3割近くに

配偶者、パートナーの変化についてあなたや家族は何か対策をしていますか?(複数回答可)と聞いてみました。男性更年期が注目されつつありますが、まだ社会全体に広く認知、認識されていないと想定する中で、回答が注目されました。その結果、声かけなどさりげない配慮や食事の配慮などの具体策を実行されている方も相当の割合があり、またサプリ摂取や医療機関への勧めなども一定割合を確認できました。

声かけ、食事への配慮、サプリ等の勧めなど、3つの具体策で40代前半が一番の割合に

年代別に特徴を見ると、前問で問題意識の高い年代とわかった40代前半で具体策を実行している割合が高いことがわかりました。お互いの存在感がより重要な年代ほど、当然のことのように配偶者、パートナーへの意識が高いことがわかります。

今回は「配偶者、パートナーからみた男性更年期」をテーマにアンケートし、その結果をリリースしました。

アンケート前の想定以上に「男性更年期」への意識、認知が高まっている結果になりました。

最後にこのアンケートでは自由記述形式で経験や意見をいただいています。ごく一部を下記で紹介します。

実際に声が聞こえてくるようなリアルなコメントです。他のコメントや年代別の結果などさらに詳しい結果は下記のサイトで見ることができます(当社の自社メディアサイトです)

https://sixthsenselab.jp/puravida/articles/research_malemenopause/


男性更年期についてあなたの体験、感想、意見を簡単にお書きください、との質問にいただいたコメント(一部)

■浴室で「俺はもう疲れたよー」と叫んでいる。■先の見えない焦燥感がある事を伝えたい。■男性は更年期がある事を知らない人が多いと思います。もう少し、女性と同じように更年期がある事を知らせてほしい。■更年期症状には皆様々な症状があるので、自分がこうだったから、そうだ!みたいな言い方をする方には少し困ります。■モラハラがひどくなり家出状態があった。■今まで温厚だった主人が人が変わったようになることがあるので戸惑う。■寝ているときに体が熱くなるから薄着で寝ている。■本人(夫)も辛そうだし、私(妻)も辛い!■こんなにつらいと思わなかった■とにかく怒りっぽく、外出先でも、切れやすいので、一緒に出かけるのが、とても嫌。■本人も少しは感じているが、大丈夫と安易な考えでなかなか、言うことを聞き入れてもらえない。■私の意見があっても言わず、指図と取れるもの言いはしない。持ち上げる、歯の浮く様なヨイショを心掛ける。そうすれば丼が割れる事もなく、ノートパソコンをへし折る事もなく、わたしがテーブルに頭を打ち付けて、悪うございましたと謝る事も無く、平穏な日常が送れますよ。■自分も更年期を経験し、父親も更年期だった時もあるので、男性にも更年期があると夫に言いたいが、そんなはずはない!と言われると思うので、なかなか言えないでいるし、病院も連れて行けなくて困っている。。■離婚したくなる■現実に身体に起きてることを認めて無理をしないこと。■周囲の人と会話を楽しめないこと、体をまめに動かす暮らしでないことなどが更年期症状に好ましくない影響があると思う。血の巡りが良ければ…と思うが長年身についた暮らし方はなかなか変えられないから…。

この調査はシックスセンスラボ株式会社の独自メディアPURAVIDA編集部(https://sixthsenselab.jp/puravida/)が2023年12月5日〜12月12日に40歳以上の女性(※)に対してインターネットを使って実施しました。全国の476名から回答していただきました。集計にあたっては 40歳〜70歳以上を5歳きざみで7つの集団に分類しています。

※11月27日から12月4日まで行われたスクリーニング調査で「あなたの配偶者、パートナーの男性更年期症状と思われる『変化』を感じていますか?」という設問に対し「感じている」と答えた方(全体の31%)に配信し、詳しくお答えいただいたものです。

引用元:PR TIMES

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