JTBとベルトラ、旅先のアクティビティ事業で資本業務提携

プレスリリース要約

JTBとベルトラは、個人旅行化やアクティビティ市場の拡大に対応するため、資本業務提携を結びました。両社は現地アクティビティの開発や販売システムの連携を通じて、お客様により価値ある体験を提供することを目指し、2024年から共同事業を開始します。また、訪日外国人観光客向けの取り組みも検討します。JTBグループは持続可能な地域づくりに貢献し、ベルトラはテクノロジーの力で観光体験のソリューションを提供し、観光立国を目指します。

■提携の背景

昨今の個人旅行化、ダイナミックパッケージ化という旅行形態の変化によって、従来のような添乗員がご案内するツアーへの参加時と比較し、旅先における自由時間は増加傾向にあります。それにともない、アクティビティの市場規模も、特にヨーロッパやアジア太平洋地域において、今後も大幅な拡大が見込まれています(※1)。
JTBはかねてから、日本人向けのアクティビティを含む海外現地オプショナルツアーの自社ブランド「MyBus(マイバス)」を展開し、主にルックJTBなどの募集型企画旅行商品における自由行動中の過ごし方としてお客様に提案をしてきました。一方でベルトラはアクティビティ専門予約サイトとして、日本人向けに最適化された世界150カ国、16,000種類以上の豊富な現地体験のラインナップとシステムで、日本人マーケットにおいて圧倒的な地位を築いています。

両社は長年にわたって現地ツアーの販売やシステム連携においてパートナーシップを築いてきましたが、このたび、JTBが持つ世界規模の拠点網や仕入・商品造成力、ベルトラのデジタルマーケティング力など両社それぞれの経験やノウハウを活かし、お客様に今まで以上に価値ある体験を提供することを目的に、資本業務提携に至りました。
※1:Euromonitorの各方面の着地型旅行消費額をもとにしたJTB総合研究所の分析より

■具体的実施事項

(1)JTB現地拠点の仕入・商品造成力とベルトラの知見を活かした、さまざまなアクティビティの開発
両社の担当者が参画するプロジェクトを組成し、市場動向やトレンド、ベルトラが持つ豊富なレビュー(参加者評価)を分析することで、新たなアクティビティの開発や既存アクティビティの改善を実施します。さらに宿泊付きアクティビティや、テーマ性のあるアクティビティを充実させることにより、お客様へ価値ある体験をお届けします。

(2)JTBのオプショナルツアー販売システムをベルトラの販売システムと連携
ベルトラのIT技術活用を目的として、JTBの販売システムを、今後リニューアルするベルトラのシステムと一部連携します。デジタル化した簡易な予約フローにより、お客様の購買体験の質を向上させるとともに、両社の販売効率向上をめざします。

■今後の展開

2024年2月から両社による事業推進を開始し、まずは既存アクティビティの改善による販売強化を図ります。新たなアクティビティの開発については、既存アクティビティの改善と並行して進め、2025年には販売開始予定です。
さらに、日本人だけではなく、コロナ禍以降急増している訪日外国人観光客に向けた取り組みとして、JTBが持つさまざまな訪日関連商品とベルトラとの連携も検討します。

JTBとベルトラはこれからも、人々が今まで味わったことのないような体験価値を持つアクティビティを生み出していくことで、これからも世界中のお客様に地球を旅する喜びを感じていただけるよう取り組んでまいります。

<JTBグループについて>

JTBグループは「交流創造事業(※2)」を事業ドメインとし、地球を舞台にあらゆる交流を創造することで、持続可能な地域づくりに貢献します。さらにサステナビリティへの取り組みを加速し、「心豊かで持続可能な社会の実現」をめざします。

※2:「交流創造事業」は株式会社JTBの登録商標です。

 

<ベルトラについて>

ベルトラは旅行会社の枠組みを超え、国内から海外、旅行前から旅行後、オンラインからオフラインまで、テクノロジーの力でシームレスな「心ゆさぶる体験」に出会うためのソリューションを提供し、日本の観光立国に貢献するとともに、「観光体験の総合ソリューション企業」をめざします。

引用元:PR TIMES

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