【三重県伊賀市】「企業と高校の意見交換会in伊賀」を初開催しました

プレスリリース要約

2023年12月21日に伊賀市で「企業と高校の意見交換会in伊賀」が開催されました。この新規事業は、高卒者を対象とした就職支援を行うもので、伊賀市の企業と高校の教員、人事担当者が参加し、面談などが行われました。目的は、地域の若年層の流出を防ぎ、企業の人材不足を解消することです。また、2023年12月21日の意見交換会では、高校の教員と26社の人事担当者が参加しました。今後の展望として、2024年2月21日には三重県立あけぼの学園高等学校で出前授業が予定されています。
県立高校の教員と市内26社の人事担当者が参加。

2023年12月21日(木)に伊賀市、上野商工会議所、伊賀市商工会の共催で「企業と高校の意見交換会in伊賀」を開催しました。

この事業は、伊賀市の雇用対策事業として大卒者等を対象に毎年開催している伊賀市名張市合同企業説明会、伊賀甲賀合同就職面接会に加え、高卒者を対象とした就職支援を行う新規事業です。

伊賀地域の高校を卒業し、就職をめざす人が伊賀市の企業に安心して長く勤めることで企業の人材不足を解消することや、地域の若年層の流出を防ぐことを目的としています。

 意見交換会では、三重県立あけぼの学園高等学校、三重県立伊賀白鳳高等学校、三重県立名張高等学校の教員と、伊賀市内を就業場所とする26社の人事担当者が参加し、面談などを行いました。


事業概要

1.事業の目的

伊賀地域の高卒就職者の多くが伊賀地域に就職しています。就職活動は各校における進路指導を中心に行われていますが、義務教育終了後3年間という短期間に学業・部活と並行して指導が行われ、指導体制の人的問題や生徒の多様なニーズへの対応が課題となっています。

求人が出てから約3か月間で就職先を決定する必要があり、求人に応募できるのは1人1社という状況であるため、各校でも就職活動前に工場見学やフィールドワーク等の企業を知るための取り組みが行われていますが、数多の業種・企業を網羅することは困難な状況です。また、高卒就職者の3年以内離職率は28.7%と大卒22.8%に比べて高く、伊賀地区においても同様の状況であると考えられます。

 伊賀地域の企業においても、採用した高卒就職者が早期に退職してしまうことは多大な損失であり、慢性的な人手不足の状況にある中で課題の1つとして捉えられています。地域においても、早期離職をした若年層は他地域へ流出してしまう可能性があり、持続可能な地域社会を実現するためには若年層の人口流出は阻止すべき課題として捉えています。

このような現状と課題を受けて、本事業を実施し、高卒就職者が伊賀市の企業に安心して長く勤めていただくことで企業の人材不足を解消すること、地域の若年層の流出を防ぐことを目的とします。

2.共催

伊賀市、上野商工会議所、伊賀市商工会

3.協力

伊賀地区進路協議会

令和5年度参加校:三重県立あけぼの学園高等学校・伊賀白鳳高等学校・名張高等学校(全日制)

4.日時・場所

令和5年12月21日(木)

13時15分~17時(受付開始13時)

ハイトピア伊賀 5階多目的大研修室

(三重県伊賀市上野丸之内500)

5.内容

(1)高等学校から企業への説明

 各校の教員から参加企業に対し各高校や設置されているコースの特徴等の説明を行う。

(2)高等学校と企業の個別面談

高等学校ごとのブースを設け、参加高等学校の教員と企業人事担当者による面談を行う。(1枠15分)


今後の展望

令和6年2月21日(水)には三重県立あけぼの学園高等学校で1、2年生の生徒を対象に、伊賀市内の企業、事業所が高卒者の地元採用確保をめざした出前授業を実施予定です。

引用元:PR TIMES

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