刀剣ファン必見!京都の「染と織」のプロが創り出す新しい生地素材「刃文布」は日本刀の刃文の美しさを丹後ちりめんで表現し伝統的な技術を継承し新しい価値を創造するモノ

プレスリリース要約

染色工房アトリエ・フジコウは、刀剣の刃文紋様をきもの文化で楽しむために、丹後ちりめんの伝統的な技法で作られた特別企画の「刃文布」をリリースしました。このプロジェクトは、刀剣文化ときもの文化のリミックス、新発想から誕生し、SDGsの目標No.9を掲げ、伝統的な技術を継承しながら新たな価値を創造する取り組みです。刃文布武プロジェクトでは、2024年12月13日から2024年2月25日までの期間、先行販売を行っています。商品は、日本刀の美しい刃文や地鉄の表現に取り組んだ京都の染めと織の職人が作り上げたもので、伝統的な丹後ちりめんの織物技法を用いています。詳細やお申し込みについては、「刃文布武プロジェクト」のMakuakeページをご確認ください。
刀剣の刃文紋様をきもの文化で愉しむ 丹後ちりめんの「刃文布」は染色工房アトリエ・フジコウ60周年記念特別企画。刀剣ときもの文化のリミックス、新発想から誕生しました。

刀剣の刃文紋様をきもの文化で楽しむために、染色工房アトリエ・フジコウ(藤浩有限会社)は丹後ちりめんの伝統的な技法である「縫取り」で作られた特別企画の「刃文布」をリリースしました。この商品は、刀剣ときもの文化のコラボレーションから生まれた新発想の日本刀の美しい刃文や地鉄の表現に取り組んだ京都の染めと織の職人が作り上げたものです。 この特別企画「刃文布武プロジェクト」では、2024年12月13日から2024年2月25日までの期間、先行販売を行っています。刃文布は、伝統的な丹後ちりめんの織物技法を用い伝統的な技法と新しい発想を組み合わせています。

このプロジェクトは、SDGsの目標No.9「産業と技術革新の基盤を作る」を掲げ、伝統的な技術を継承しながら新たな価値を創造する取り組みです。私たちは刃文布を通じて刀剣文化と着物文化の未来を創造する一助となることを目指しています。 詳細やお申し込みについては、「刃文布武プロジェクト」のMakuakeページをご確認ください。

『刃文の美しさを丹後ちりめんで表現、京都「染と織」職人が送る刃文布武プロジェクト』

2024年12月13日〜2024年2月25日18時終了

https://www.makuake.com/project/atelier-fujikoh/

【プロジェクト背景】

工房のある山科は京都のベッドタウンとして宅地開発が進み地域の歴史的価値や風情が洛中洛外ほど充分に認識されていないと感じています。

その魅力を探っているタイミングで2022年春に刀剣の里、岡山県瀬戸内市の事業者様よりご依頼があり刀鍛治 安藤広康刀匠のアドバイスの誕生した「国宝太刀無銘一文字(山島毛)」の刃文の帯生地を手掛けました。

刀剣の里 岡山県瀬戸内市の国宝「太刀無銘一文字(山鳥毛)」の刃文を西陣織の帯生地にプロデュース

その経験を通し地の刀剣文化に目を向けました。

すると京都には粟田口があり優れた刀工の歴史的背景や古代たたら遺跡、祇園祭の長刀鉾鉾頭の薙刀を打った平安時代の刀鍛治 三條小鍛治宗近の史跡など工房のある地には玉鋼、和鉄の文化が息づいてたのです。

刀剣をテーマにした大人気オンラインゲームの影響もあり更に地域の魅力を再発見。備前長船から始まった刀剣生地の研究開発が地の刀剣文化に目を向け再び全国のお鑑賞や歴史探訪からやがて「刃文布武プロジェクト」に育ちました。

ゆくゆくは京都は山科の地域プロジェクトになるのが次のステップの目標です。京都山科の和鉄の歴史や国宝山科西野山古墳出土品の金装大刀や鏡などの古墳研究から坂之上田村麻呂の真正の古墳とされる竹林の整備など史跡指定を働きかけられるような地域事業者としての社会貢献を念頭に町づくりの枠組みを目指したいと思っております。

のたれ、違い互い目とよばれる三本杉、丁字などの刃文や刃中の働き打ちのけ、地鉄の杢目肌、綾杉肌などをまとめた。
祇園祭 山鉾 長刀鉾と三條小鍛冶宗近
下絵のアタリと緯糸の選定。2023年7月末。

【伝統的な技法と新発想】

刃文布のモチーフである「刃文」とは日本刀に焼きを入れることで生まれる白く波のような文様のこと。日本刀の美術的価値を楽しむ鑑賞の大切なポイントです。

その刃文の美しさに惚れこんだ染色作家藤井裕也が刃文、刃紋を文様として研究を続け独自草稿をまとめて紋意匠を総合プロデュース、柴田織物が縫取りを担当。

京都の伝統産業を担う「染と織」のプロが創り出す新しい生地素材から刃文布は生まれました。伝統的な丹後ちりめんの織物技法「縫取り(ぬいとり)」を採用した日本刀の美しい刃文や地がねの表情を再現。

染色作家としての本業の絵を描き染めるのみならず生地の素材から考え制作しなければ日本刀の表情が出ない現実に直面したことにより創意工夫を重ねて独自テキスタイルを編み出しました。

日本刀の特徴である金属風の生地を表現するため縫取り部分の防染糸の役割を持つ緯糸(よこいと)には純銀をコーティングしたポリエステルの特殊糸を5〜10%採用。

経糸(たていと)には、絹90〜95%の割合でグレー系複数の色の絹糸と組み合わせ「先染め」の織物として仕上げております。

染色工房アトリエ・フジコウとして「別染め」を加えることも可能です。

生地制作から染色、商品開発や縫製まで一貫して作家プロデュースは和装業界では珍しいプロジェクトですがアパレルのデザイナーズブランドにおいてはあたりまえの打ちだし。いずれにしても枠を超えた新しいものづくりを60周年の節目としてスタッフ総出で制作に取り組んでおります。

きもの、帯、京扇子以外の縫製は京都の洋服のテーラーに仕立て。

【SDGsの目標No.9産業と技術革新の基盤を作る】

SDGsの目標No.9「産業と技術革新の基盤を作る」を掲げ、伝統的な技術を継承しながら新たな価値を創造するべくリターン品をご用意しております。刃文布武プロジェクトの成功のためには皆さまからの応援購入が不可欠です。

資金は生地の製作や素材の調達、その他の必要経費に充てられます。

サポーターの皆様には刃文布を使った応援購入品をご提供いたします。

刃文布武プロジェクトにご参加いただきこの特別な企画を支えていただけると大変嬉しく思います。ぜひご一緒に新たな価値を創造し、伝統工芸の未来を共に形成しましょう。

Makuake「刃文布武プロジェクト」のお申し込みは2024年2月25日18時〆切です。

【刀剣の刃文をきもの文化で愉しんでほしい】

カタナを好きな方もそうでない方も是非私たちのアタラシイ試みにご注目ください。

刀剣文化と着物文化の未来を形作る一助となることを信じております。刃文布を通して日本の歴史的価値や風情を再発見するきっかけになれば幸いです。

私たちは刃文布が日本刀の「御守り刀」のように「御守り布」として育つことを願っております。

藤井裕也(藤浩有限会社)

藤井裕也(藤浩有限会社)

京都山科の音羽山麓に構える染色工房アトリエ・フジコウ。
絞り染色作家の藤井浩と藤井裕也の父子二代の作家工房です。
染の中で最も工程数が多い絞りと素描きやぼかしを組み合わせたキモノを制作する。
分業が主体の着物製作に於いて、家族内分業を中心に少数精鋭で下絵から絵付け、色挿し、地染めや絞りを手掛ける。
四季折々の花を育て花を描くサイクルで里山の厳しい自然と共に染めに向き合っております。
藤井裕也の代からOEMや地域振興の取り組みのプロジェクト、企業コラボにチカラを入れ最近では「刀剣」をテーマにした帯などの制作依頼から「刃文布武プロジェクト」を立ち上げる。

【商標登録申請中】

刃文布は弊社の作家工房のシンボルマーク「F」の墨書きマークを刃文に加え『刃文F』として特許庁へ商標登録申請中です。

引用元:PR TIMES

関連記事一覧