「大阪市海老江下水処理場改築更新事業」の通水式典を開催

プレスリリース要約

大阪市の海老江下水処理場は1940年に開始されたが老朽化が進み、2017年9月から改築が進行中。新施設では高速ろ過やMBR、A2O法を採用し、雨天時には3W処理法で処理水質を改善。BTM方式で性能評価検証後、長期の維持管理業務を担当。メタウォーターサービス株式会社も関与し、安全かつ持続可能な水道事業実現に貢献する。
本事業は、大阪市で最も古く1940年(昭和15年)に通水を開始し老朽化が顕著に進んでいる海老江下水処理場を更新するもので、2017年9月から建設が進められてきました。新たに建設した3系水処理施設では、放流水域の環境保全に向けて高速ろ過、MBR(膜分離活性汚泥法)、A2O法(嫌気無酸素好気法)の3方式併用によるハイブリッド法が採用され、高度な下水処理を行います。
 また雨天時においては、汚水をA2O反応槽の前段に加えて、後段にも投入して処理を行う3W処理法*1が採用されており、雨水による水量増加時においても従来の処理法に比べて良好な処理水質を得ることが可能となります。

 本事業はBTM方式*2が採用されており、今後は性能評価検証期間を経て、2040年7月までの長期にわたる維持管理業務を、当社のグループ企業であり、本事業の構成企業の一社でもあるメタウォーターサービス株式会社(代表取締役社長:石川 俊之、本社:東京千代田区)他と担っていきます。

 当社グループは、これまでに受託した多数の公民連携事業を通じて培った豊富な実績を生かし、安全・安心で、持続可能な、水道事業の実現に貢献していきます。

*1 3W処理法(Wet Weather Wastewater Treatment method 3つのWの頭文字を取って3W処理法と呼称)
 雨天時下水活性汚泥処理方法の略。雨天時の水量増加時、従来は一部の汚水を沈殿放流していたが、3W処理法では、反応槽前段、後段に分けて汚水を段階的に投入し、雨天時でも処理水質を維持することが可能。

* 2 BTM(Build Transfer Maintenance)方式
 事業者が水処理施設を整備した後に、所有権を大阪市に移転し、2年間の性能評価検証業務を履行後、保全管理業務を実施するもの

【ご参考】
本件に関する過去のニュースリリースは以下をご参照ください。
・大阪市海老江下水処理場改築更新事業に参画を締結(2017年10月18日 報道発表)

https://www.metawater.co.jp/news/2017/10/20171018-1.html

式典の様子式典の様子

挨拶する海老江ウォーターリンク(株)中村社長挨拶する海老江ウォーターリンク(株)中村社長

挨拶する国土交通省 松原下水道部長挨拶する国土交通省 松原下水道部長

挨拶する横山大阪市長挨拶する横山大阪市長

テープカットテープカット

施設見学会(高速ろ過設備前で)施設見学会(高速ろ過設備前で)

引用元:PR TIMES

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