単発、短時間、短期間で働くスポットワークの求人倍率は2.78倍求人数が前月比+60.0%、前年同月比+37.3%と大幅に伸長

プレスリリース要約

東京都千代田区に拠点を置く「ツナグ働き方研究所」は、スポットワーカーの市場についての定点観測「スポットワークマーケットデータレポート」を毎月発表している。2023年10月度の最新データによると、スポットワークの求人倍率は2.78倍で前年比0.72ポイント上昇し、新規ワーク数は前年比+24.7%で倉庫内・軽作業の伸長が見られた。さらに、スポットワーカーの平均時給は1,193円で、前月比+37円、前年同月比+48円となっている。主要3職種では、倉庫内・軽作業のスポットワークの時給がアルバイトよりも33円高いことが報告されている。また、スポットワークマーケットの動向や課題についてのデータレポートが発信されており、詳細は同研究所のウェブサイトで確認可能。
多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所( https://tsuna-ken.com/ 拠点:東京都千代田区/所長:平賀充記)」は、ここ数年で広がりを見せる「単発、短時間、短期間で働くスポットワーカーの市場」について定点観測する「スポットワークマーケットデータレポート」を毎月発表しています。

本レポートでは、2023年10月度最新データについて、とりまとめましたのでご報告いたします。

※レポート詳細はこちら:https://tsuna-ken.com/research_report/202310_spotwork-10/

 

トピックス

1.スポットワークの求人倍率は2.78倍。前年同月より0.72ポイント上昇

2.新規ワーク数は、前年同月比+24.7%。主要職種では倉庫内・軽作業が+27.3%と伸長

3.スポットワーカーの平均時給は1,193円。前月差+37円、前年同月差+48円

 

■1. スポットワークの求人倍率は2.78倍。前年同月より0.72ポイント上昇

2023年10月度のスポットワーク求人倍率は2.78倍。求人数が前月比+60.0%、前年同月比+37.3%と大幅に伸長したことにより、スポットワーク求人倍率は前月差+0.95ポイント、前月同月差+0.72ポイントと著しく上昇しました。

■2.新規ワーク数は、前年同月比+24.7%。主要職種では倉庫内・軽作業が+27.3%と伸長

景気の先行景気の先行指標とも言われる新規ワーク数は97,967件。6月から5か月連続で前年同月比プラスを維持しています。主要職種では倉庫内・軽作業が前年同月比+27.3%と最も伸びが高くなっています。

■3.スポットワーカーの平均時給は1,193円。前月差+37円、前年同月差+48円

2023年10月度のスポットワーク平均時給(首都圏・関西圏・東海圏の3大都市圏)は1,193円。前月差+37円、前年同月差+48円となりました。通常のアルバイト平均時給1,177円(※リクルート発表「アルバイト・パート募集時平均時給調査」)との比較では16円高い結果となりました。

主要3職種では、特に倉庫内・軽作業ではスポット1,230円、アルバイト1,197円と、スポットワークの時給が33円高くなっています。

 

 

出典)

単発バイト求人サイト「ショットワークス」2019年10月~2023年10月データ

総務省統計局「労働力調査( 詳細集計)2023年(令和5年)7~9月期平均」

リクルート「アルバイト・パート募集時平均時給調査」

■スポットワークマーケットデータレポートとは

・スポットワークマーケットの定義

スポットワークとは、単発、短時間、短期間で働き「継続した雇用関係」のない働き方を指します。その中でも、雇用契約を結ばない“ギグワーク”と、単期雇用契約を結ぶ“単発バイト”の2種類に分類されます(ギグワークの代表例として、ウーバーイーツ配達員が挙げられます)。こうしたワークスタイルで働く個人、活用する企業の市場がスポットワークマーケットです。

 

・マーケットの現状

スポットワーカーは、コロナ禍を契機に急増、今後さらに広がりを見せていくことが予見されます。

個人)働き方改革による残業規制、コロナ禍による休業や勤務時間減少で、追加就労意欲が増大

企業)生産性向上観点から、ムダやムラのない=必要な時に必要な人数を配置する人件費最適化の高まり

技術)タイムリーかつオンデマンドなマッチを提供するスポットワーク求人事業者の参入

 

・定点観測する意義

総務省統計局の「労働力調査」では、2018年からILO基準の「未活用労働指標」を導入しました。例えば、その中にある「追加就労希望就業者」は「広義の失業者」とも言われる労働者です。現状の就労に追加してスポットで働くことは、労働者の収入安定、すなわち広義の失業率の改善につながります。一方、マクロ的に捉えると、潜在的な労働力活用は国力の向上に寄与することになります。こうした社会的意義と接続する観点から、本マーケットを定点観測し、市場規模の動向、有益なトピック、内在する課題などを可視化するデータレポートを発信していきます。

 

■ツナグ働き方研究所とは…

株式会社ツナググループ・ホールディングスを母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。所長である平賀充記(ひらがあつのり)は、リクルートにて、FromA、タウンワーク、とらばーゆ、ガテン、はたらいくなど、主要求人メディア編集長を歴任、メディアプロデュース統括部門執行役員を経て、人と組織の研究家に転身。特に30年以上にわたり観察を続けてきた「職場の若者」について造詣が深い。昨今では、組織コミュニケーション研究の観点から「ポストコロナ時代のリモートワーク」について精力的な研究に従事。近著に「パート・アルバイトの応募が殺到!神採用メソッド」(かんき出版)「なぜ最近の若者は突然辞めるのか」(アスコム)。最新刊「イライラ・モヤモヤする今どきの若手社員のトリセツ」(PHPビジネス新書)を上梓。

https://tsuna-ken.com/

 

■過去の調査、リリース(一部)は以下に公開しております。

【2023年アルバイト採用ブランド力調査】

コロナ禍3年、アルバイト最強ブランドは1位ダイソー!2位セリア!

https://tsuna-ken.com/research_report/baito_2023ranking/

バイト探しの情報源はネット化加速!学生では登録型サービス利用が増加!

2023年アルバイト探しに利用した情報源調査(2019-2023比較版)  

https://tsuna-ken.com/research_report/arbeit_medium2023/

 

【アフターコロナの多様な働き方調査】5類移行後の働き方調査

出社回帰の傾向が見られる中、働き手はちょこっとテレワークを希望

https://tsuna-ken.com/research_report/telework_5/

■会社概要

社名:株式会社ツナググループ・ホールディングス

住所:〒100-0006東京都千代田区有楽町2-2-1 X-PRESS有楽町3階

代表者:代表取締役社長 米田 光宏

資本金:700,576千円

従業員数:690名/グループ合計(2023年9月30日現在)

URL:https://tghd.co.jp

引用元:PR TIMES

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