カタシモワイナリーの「ジャパニーズブランデー葡萄華35度」が日本の蒸留酒で初めて「ゴールド」を受賞
プレスリリース要約
【ヴィナリ国際コンクール(Vinalies Internationales)について】
フランスで開催されている審査会。1994年に創設されて以来、毎年、各国の生産者から送られる約3000のアイテムを世界中から集まった専門家で構成される審査員が厳正なブラインド・テイスティング審査で評価します。
ISO9001(国際品質規格)の認証を受け、OIV(国際ブドウ・ワイン機構)、UIOE(国際ワイン醸造技術者連盟)、VINOFED(国際ワインおよびスピリッツコンクールの監査の世界的な連盟)の3つの国際機関の後援を受ける、厳格な権威ある国際コンクールです。
今回の審査では世界の636の生産者から2,927点が出品されました。
【受賞商品について】
商品名:「ジャパニーズブランデー葡萄華35度デラウェア 樽熟 」
小売価格:3,520円(税込)
容量:500ml
カタシモワイナリー直売所で販売中
大阪で100年以上に渡って栽培を続けるデラウェアぶどうの皮を原料に醸造し、リムーザンのフレンチオークで熟成した世界にはないユニークなブランデーです。
豊かな果実味で丸みをおびた口あたり。キャラメル、青りんご、桃、蜂蜜のニュアンスがスムーズで徐々に広がり永遠に続くような長い余韻を楽しめます。
ストレート、オンザロックはもちろんのこと炭酸でブランデーハイボールやコーヒー、紅茶に数滴垂らしてもおすすめです。
関西で唯一110年以上続くワイナリーの紹介
1.現存する西日本最古のワイナリー
カタシモワイナリーは大阪府柏原市にあります。柏原市は約1300 年前にシルクロードを渡り、仏教がやってきた場所だと言われています。そんな柏原市で創業当時から「日本人の味覚に合うワイン」を造り続けてきました。初代 利三郎が河内堅下村(当時)の斜面を開拓し当地における葡萄の産地を築きました。2代目となる作次郎が「海外では葡萄を使ったお酒がある」ことを知り、当園でも葡萄のお酒『葡萄酒=ワイン』を作ることを決心。そこで、日本酒の蔵元や杜氏と共に葡萄をアルコール飲料に変える方法を模索し、ワイン醸造を始めました。これがカタシモワイナリーの前身となる『カタシモ洋酒醸造所』です。しかし、作次郎たちは海外のワインの製法を知りません。そこで彼らが行った醸造方法は、日本酒や味噌、酢などを作る技術を応用した、独自の方法でした。そうしてようやくワインが完成し、大正3 年(1914 年)に創業しました。
2.棚栽培
カタシモワイナリーでは基本的に棚栽培でおこなっています。それは大阪の気候にとても適しているからです。棚栽培はぶどうの実が葉の下の日陰にぶら下がる形になる為、真夏の過酷な直射日光を避けることで、とてもよい葡萄が収穫できます。
3.葡萄作りがワインの命
すべての自社農園では除草剤を使用せず減農薬に取り組み、可能な限り有機肥料を使用した栽培を行っております。農薬を一般的な使用量の三分の一以下に抑えて作った葡萄は、大阪府のエコ農産物に認定されています。肥料も葡萄の搾りかすや天然由来のミネラルを中心にするなど、可能な限り有機肥料を使用しています。2018 年には、地産地消等優良活動表彰にて4回目の農林水産大臣賞を受賞しました。
4.日本の文化に逢うワイン
創業当時から変わらないワイン造りの精神である「日本人の味覚に合う上質なワインを造りたい」を原点に、100 年以上に渡ってワインを造り続けて来ました。ここ大阪の地でしか作ることができず、また味わうことができないワインです。海外のワインとは明らかに違う、日本人のために日本人が、日本人の製法と真心で作る、それが私たちカタシモワイナリーです。
また「がんばる中小企業・小規模事業者300社」(経済産業省)、地域未来牽引企業(経済産業省)にも選ばれております。ワイン醸造に関する技術の研鑽も続けており、国内外のコンクールで高い評価を頂いております。
去る11月19日には自社ワイナリーで毎年行っている「かたしもワインまつり2023」を実施し、本年は過去最高の約3000名のゲストにご参加いただきました。
今後の展開
今回発売する商品以外にも、地域遺産を活かすための官民連携、大学や異業種企業との連携など様々なプロジェクトを進めております。かつて日本一の産地だった大阪のぶどう畑を後世に残し、地域と共に歩んで行こうと、醸造技術の研鑽はもちろん、地域と共に様々な取り組みを引き続き積極的に行って参ります。
引用元:PR TIMES