ミャンマーから岡山へ、働く若者のみらいをつなぐ「岡山ラディアントフューチャースカラシップ」
プレスリリース要約
ワラム株式会社(東京都、代表取締役:加藤侑子)は公益財団法人橋本財団(岡山県、代表理事:橋本俊明)の2023年度公募助成を受け、ミャンマーから岡山県へ特定技能制度を利用し就労を目指す方々を対象とした、日本語学習から資格試験、就労までを一貫してサポートする「岡山ラディアントフューチャースカラシップ」プログラムの運用を開始いたしました。
岡山ラディアントフューチャースカラシップ
本プログラムは、学費、受験及び受験にかかる旅費、就労ビザ取得など、日本での就労開始までに必要な基礎的費用について教育目的融資が受けられ、生徒の総負担額の半分が助成金で賄われる仕組み。就学前中に学費や渡航費用の心配をする必要がない。融資をうけるにあたっても担保の必要がなく、就学・就労を希望する方が現在置かれている家計の状況に関わらず日本への就労に挑戦することができ、幅広い層の利用が期待される。まずは介護職から開始し、業種は順次拡大予定。運用期間は初回は約3年を予定し、岡山ーミャンマー双方の需要があれば継続も検討される。
運営者ワラム株式会社およびMJI エンタープライズ社について
本プログラムでは、ワラム株式会社の子会社でマイクロファイナンス機関のMJIエンタープライズ(本社:ミャンマーヤンゴン)が当地でのプログラム運営を担う。MJIは「こどもたちが貧困によって涙する事のない世界」をめざし、2015年から小口金融事業を開始。農村部の零細事業に従事する女性の事業資金を中心にサービスを展開。また、顧客のこどもたちの就学や急を要する医療費のニーズにもサービスを届けてきた。この度の橋本財団の助成金を受け、若者世代の就労支援を通じてよりミッションへと向かっていく。MJIでは、融資において顧客の事業情報だけでなく、家計・家庭の状況まで調査を行い、過剰融資の防止はもちろん、マイクロファイナンスが顧客へ与える影響度についても調査・分析を行っている。
外国人就労の社会的統合先端地域をめざして(公益財団法人橋本財団)
公益財団法人橋本財団はその事業内に「多様性・多文化を受け入れ、お互いを認め合い、個々に尊重される社会の実現のための調査研究」をミッションに掲げたソシエタス総合研究所を設置している。人口減少社会が進む中、日本社会でともに暮らす外国人の増加が想定され、就労や生活、それらの基盤となる制度・政策を対象に共生や社会変容のあり方について調査研究を行っている。アジアを中心とした各国からの来日者が増える中、ミャンマーでは政治的・経済的な不安定さが続き、若者の将来のキャリア育成も不透明である。「岡山ラディアントフューチャースカラシップ」は、ミャンマーの方のための、来日し岡山県で働くことを希望する人の経済的負担を軽減するプログラムである。さらには来日のための教育、来日後の就労や生活上のサポートも予定しており、共生についてともに考えていく機会としたいと考えている。「岡山ラディアントフューチャースカラシップ」がミャンマーからの来日希望者の一助となることを願っている。
人と人がつながる輪=和になれるよう
ミャンマーから岡山県への就労を目指す方々への支援はもちろん、受け入れ先となる岡山の企業・事業者様にもわかりやすく安心できる場に、このプログラムが成長していくことが重要と考えております。少しでもまだ見ぬ未来の働き手・雇い手というパートナー同士が安心して新たな可能性に挑戦していっていただけるよう取り組んでまいります。
今後は、定期で岡山県とミャンマーを双方向につなげるオンライン・オフラインイベントを開催予定です。特定技能制度による外国人人材の採用予定が今すぐにない企業様にも、岡山についてまだ何も知らないミャンマーの働く世代の人々や、その方々を支えるミャンマー国内企業様にも、気軽に参加し、まずは情報に触れ、未来を想像するきっかけとなりますように。
第1回イベントは3月24日(日)を予定。詳しくは下記peatixページをご参照ください。
オンラインイベント:ミャンマーから岡山へ、特定技能で世界の若者の未来をつなぐ「岡山ラディアントフューチャースカラシップ」
第1回 介護事業所での外国人人材受け入れとミャンマーについて
2024年3月24日(日曜日)13時~14時 ※延長有
https://peatix.com/event/3883933/view?k=1f15e93e0b57be3e2afd9a6b58681dc0ad9e532e
引用元:PR TIMES