<映画鑑賞者調査>映画館のプレミアムサービス利用意向は「ゆったり座れる座席」が1位、それに支払える追加料金は201円以上が約4割、401円以上が約2割

プレスリリース要約

GEM Partners株式会社は、エンターテイメント業界向けのデータ×デジタルマーケティングサービスを提供しており、映画鑑賞者の属性や行動心理を分析する「GEM映画白書ダッシュボード」の最新データをもとに、映画館のプレミアムサービスに関する分析結果を発表しました。調査によると、映画館のプレミアムサービス利用意向は座席などの鑑賞設備が映像・音響設備を上回り、年代ごとに利用意向に違いがあり、特に50代、60代は座席を重視し、追加料金に関しても支払い意向が高いことが分かりました。これにより、映画館は顧客単価を上げる可能性があります。詳細はGEM Partners株式会社のウェブサイトで確認できます。
エンタテイメント業界に向けたデータ×デジタルマーケティングサービスを提供するGEM Partners株式会社(ジェムパートナーズ、所在地:東京都港区、代表取締役:梅津文)は3月15日(金)、映画鑑賞者の属性や行動心理に迫るオンライン分析ツール「GEM映画白書ダッシュボード」の最新データを用いて、「利用したいと思う 映画館のプレミアムサービス」の分析結果を発表いたします。

【映画鑑賞者調査 ハイライト】

  • 映画館のプレミアムサービス利用意向は「座席などの鑑賞設備」が「映像・音響設備」を上回る
  • 年代別のプレミアムサービス利用意向は15-19歳で「最高クラスの音響設備」が1位。20代以上では「ゆったり座れる座席」が1位となり、年代が上がるほどその利用意向が高まる
  • 「ゆったり座れる座席」に支払える追加料金は、201円以上が約4割、401円以上が約2割

映画館のプレミアムサービス利用意向において「座席などの鑑賞設備」が「映像・音響などの上映設備」を上回る

上記は「利用したいと思う 映画館のプレミアムサービス」のランキングです。TOP2には“座席などの鑑賞設備”である「ゆったり座れる座席」「座り心地の良い座席」が入り、3位以下を大きく離しました。一方で、3位、4位は“映像・音響などの上映設備”である「最高クラスのスクリーン」「最高クラスの音響設備」がランクインしています。観客は映画館のプレミアムサービスとして、「映像・音響などの上映設備」よりも、「座席などの鑑賞設備」をより強く求めていることが分かります。

15-19歳では「最高クラスの音響設備」が1位、一方20代以上では「ゆったり座れる座席」が1位となり、年代が上がるほどその利用意向が高まる

続いて、年代別に「利用したいと思う 映画館のプレミアムサービス」に違いがあるのかを見てみます。以下の図は各年代の映画劇場鑑賞者における「利用したいと思う 映画館のプレミアムサービス」のランキングで、()内の数値はその割合を表しています。

15-19歳では「最高クラスの音響設備」「最高クラスのスクリーン」といった“映像・音響などの上映設備”がTOP2に入りました。一方、20代以上では「ゆったり座れる座席」「座り心地の良い座席」といった“座席などの鑑賞設備”がTOP2を占めています。また、年代が増すほど “座席などの鑑賞設備”を利用したいと思う人の割合が高くなっています。特に50代、60代において「ゆったり座れる座席」の利用意向は5割を超えており、「最高クラスのスクリーン」の2倍近くになっています。50代、60代は、コロナ前と比較して劇場映画参加率が低いままです。“座席などの鑑賞設備”の充実により、50代、60代に対して映画館での映画鑑賞の訴求力が高まる可能性があります。

「ゆったり座れる座席」に支払える追加料金は、201円以上が約4割、401円以上が約2割

前述した映画館でのプレミアムサービスに対して、追加料金はいくらまでなら支払うことができるのでしょうか。「GEM映画白書ダッシュボード」では、各プレミアムサービスを利用したいと思うと答えた人を対象に、そのサービスに対して支払い可能な追加料金も調査しています。以下のグラフは「利用したいと思う 映画館のプレミアムサービス」で1位だった「ゆったり座れる座席」に対して支払える追加料金の調査結果です。棒グラフは「利用する場合に、その金額を支払えると答えた人の割合」、線グラフはその累計となり「当該金額以上を支払える人の割合」となっています。

「+0円/追加料金は払わない」と回答した人が28.5%だった一方で、201円以上を追加料金として支払える人は37.0%、401円以上支払える人は18.2%となりました。映画館に訪れる観客の一定数は、「ゆったり座れる座席」を利用するために、追加料金を支払っても良いと思っていることが分かります。例えば、通常座席の一部を入れ替えて「ゆったり座れる座席」を導入し、それを求める観客に対してプレミアムサービスとして提供することで、映画館は顧客単価を上げていくことが期待できます。

 

このように「GEM映画白書ダッシュボード」を利用することで、映画劇場鑑賞者がどのような特徴を持っているかを把握できます。さらに本ツールでは、性年代別、鑑賞本数別、ジャンル嗜好者、ウィンドウ別鑑賞者などの、多彩なセグメント軸で分析することも可能です。

■「GEM映画白書ダッシュボード」(最新2023年度データ概要)

調査方法/対象:インターネットアンケート/全国に住む15~69歳の男女

調査実施日:2024年1月20日(土)~2024年1月21日(日)

回答者数:14,100人(うち映画劇場鑑賞者 ※ 4,490人)

重みづけ:総務省発表の人口統計、CATS参加率を参考に各調査者を性年代・映画鑑賞頻度別に重みづけ

■会社概要

会社名:GEM Partners株式会社

設立:2008年3月17日

代表取締役:梅津 文

事業内容:エンタテインメントビジネス領域で下記に関わる一切のこと(マーケティング戦略の立案と実行モニタリング/デジタルマーケティング実行/メディアの企画・運営)

コーポレートサイト: https://www.gempartners.com/

GEM Standard:https://gem-standard.com/

 

■本件に関するお問い合わせ先

GEM Partners(ジェムパートナーズ)株式会社

担当:河西(かさい)

電話:03-6826-0185

メールアドレス:[email protected]

引用元:PR TIMES

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