「畳の魅力を伝え、文化を守る」。畳の需要が減少する現在、畳に馴染みのない方が日常の中で畳に触れ親しめる商品を開発・販売。畳の需要増加につなげ、高品質の国産畳を守り発展させる取り組みを実施。
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プレスリリース要約
■畳が減る現代。畳文化を守るため、魅力の認知を広げる取り組みを実施
「昔の家のもの」と思われがちな畳。現在は和室がない住宅も増え、需要が減少しています。特に若い世代の方は畳になじみがなく、畳の材料のイグサや畳縁について知識を持たない方が増えてきたことを、小川畳店は実感してきました。
「このままでは畳が衰退してしまうのでは」という危機感もありましたが、現在和室がないご家庭にとって、新たに畳を敷くのはハードルが高いことです。「そんな方にも畳に親近感を感じて欲しい」という想いから、畳を使った商品の製作や販売を通じて、畳の新しい魅力や可能性を提案。日本の畳文化や畳農家の保護や発展につなげる活動を行っています。
■気軽に使える、畳グッズや畳商品
「畳屋だからこそ、新しいシーンに畳材料を使いたい」「畳の縁はおしゃれな柄があることをさまざまな方に知ってもらいたい」といった想いから、畳の材料である畳表(たたみおもて)と畳縁(たたみべり)を使用した雑貨の製作・販売を開始。2014年に畳縁で蝶ネクタイを製作し販売サイト「tatamiglam」を立ち上げました。
浴衣デザイナーなど異業種ともコラボーションし、畳表や畳縁の特徴を活かしたアイテムをオールハンドメイドで製作しています。
●2024年2月時点で販売中の商品
1 畳縁1m巻き5本セット(各770円)
畳の製造工程で出る切れ端(畳縁)を活用。1mの巻きにし、異なる柄の5種類をセットにした商品です。
畳縁は軽くて丈夫で扱いやすく、ミシン縫いも可能。布地のように使用して小物作りなどに使えます。
一般的な柄の「伝統模様(2種類)」のほか、従来の畳のイメージを覆す「ポップ(9種類)」、使い勝手の良い「無地(2種類)」の3つのテイストでラインナップを展開しており、畳縁のデザインの自由さ・面白さを伝える商品となっています。
2 たたみクラッチバッグ(1万3860円〜1万5840円)
天然イグサの畳表と、デニム生地や帆布を組み合わせたクラッチバッグ。500mlのペットボトルが入る大きさで収納力に優れ、性別や年齢を問わず使いやすいシンプルなデザインとなっています。手持ちでクラッチバッグとして利用できるほか、肩掛けや斜めがけのバッグとして使える紐を用意。紐には耐久性があるパラコードを使用しており全6色から選べます。
浴衣や着物などともコーディネートしやすく、使い込むことで色が変わり艶も出ます。手で触れると心地よく、経年による風合いの変化を楽しめるなど畳表の魅力を日常で感じられる商品です。
※上記2点はオンラインストア・店頭にて販売
■健康やリラックス作用もあり、日本の気候や文化、住宅に合う畳
畳の表面に使われるイグサは、空気中の二酸化窒素を吸収して室内の空気を浄化する作用があり、爽やかな香りは気分を落ち着かせるアロマセラピー効果もあるといわれています。また、食べることも可能なほど安全性の高い植物です。
さらに、畳は四季がある日本の気候に合っており、梅雨から夏の高温多湿な時期には部屋の湿気を吸収し、秋から冬の乾燥する時期には湿気を放散して湿度を調節、同時に室内の温度を調節するなど一年を通じて健康的で快適な生活をサポートしてくれます。これは天然素材であるイグサを使った畳ならではの機能です。
住環境の観点からも、畳ならではの良さがあります。固すぎず柔らかすぎないため「歩く」「走る」といった日常の動作と「座る」「寝転がる」など寛ぐことの両方が可能となります。
このため、次のような利用シーンで活躍します。
- スペースが限られた日本の住宅においては、昼間は家族団らんやおもてなしの場、来客の宿泊時は布団を敷くなど、フレキシブルに空間を活用できます。
- 幼稚園で畳を敷けば、お子さんたちが走り回ったり転がったり自由に寛いだり、活発に活動できコミュニケーションも育まれます。家庭でのお子さんの遊び場にも最適です。
- 災害時の避難所となる体育館の床などに敷くことで、快適性を上げられます。(災害時に避難所に新しい畳を無料で届けるプロジェクト「5日で5000枚の約束」に参加しています)
■畳が本当の良さを発揮できるように。イグサを使用しない畳という選択肢も
イグサを使用した畳にはメリットがありますが、現代は特に、住宅やライフスタイルによって注意すべき点もあります。たとえば共働き家庭など部屋を閉め切ることが多い場合、部屋の換気が不十分になりがちのため、天然イグサの畳が吸い取った湿気を排出できなくなり、カビの発生につながることがあります。カビの防止にはお手入れが不可欠ですが、現在では畳に馴染みがなく、これまでやったことがないという方も増えているため、小川畳店ではお手入れブックをお渡しして畳との永い付き合い方をお知らせしています。
また、住宅や部屋が気密性が高い場合など、状況によってはお手入れをしたとしてもイグサの畳が使いづらいこともあります。
そんなご家庭のために、ダニやカビの対策が不要な和紙の畳や、アトピーの方がいるご家族のための樹脂製の畳も選ぶことができます。
さらに、ペットと暮らす方のための、犬や猫があしを滑らせにくくお手入れがしやすい畳、ご高齢の方が転倒した際に怪我を軽減するための衝撃緩和の畳(介護保険適用可)など、幅広いニーズに応える多彩な商品が用意されています。
「畳を使った家に住んでみたい」という方の想いに応えるため、幅広いラインナップやサービスを展開しています。
■敷居の高さを払拭し、数十年後を見据えたサービス
これまで畳に馴染みがなかったことで敷居が高いと感じる方や、畳ならではのデメリットを懸念する方が増えている今の時代に合わせた商品やサービスを展開しています。
◯デザインがインテリアと合わせづらい、部屋の形に通常の畳が合わない
フローリングに合うカジュアルタタミや、畳縁の色や柄などに豊富なデザインを用意しており、各ご家庭に合う畳をオーダーメイドで提案・対応しています。
◯消耗品なので交換が面倒
色や風合いなど、経年で変化する美しさを楽しむことができるのは、畳ならではです。また、カーペットやフローリングと比較すると交換作業が容易なため、住宅の印象を新しくすることもできますし、模様を変えれば部屋のイメージを変えることも可能です。
◯手入れに手間がかかる
10年後、20年後にもお客様が畳と共にあるために、普段のお手入れからメンテナンスまでお客様が相談できる存在となり、トータルでサポートしています。
同店では畳以外にも、襖、障子、網戸、カーテンなど、和室や住宅に関する悩みや要望をトータルで相談することも可能です。
■国産イグサへのこだわり
現在、日本においては中国産イグサが市場の8割を占めています。しかし、小川畳店はより安全で良質な国産のイグサにこだわり、仕入ルートを独自に開拓してきました。
一方で、国産イグサの生産数の減少が課題となっています。国産イグサの生産農家を支援するため、国産のシェア96%を占める熊本県八代市の農家へ年に数回直接出向き、刈り取りや苗作りなどを一緒に行い直にコミュニケーションをとっています。
小川畳店の畳文化を守る取り組みの背景には、これらのイグサ農家を守りたいという想いもあるのです。
企業情報
小川畳店
SNS
https://www.facebook.com/ogawa.tatami/
https://www.instagram.com/oga_tatamiglam/
畳グッズ販売
https://tatamiglam.thebase.in/
会社名:小川畳店
住 所:東京都足立区東和3-6-7
電話番号:03-3605-6285
代表者:小川崇
事業内容:
・畳の製造、販売、施工
・畳および関連製品の企画、コンサルティング、取り扱い
・畳のメンテナンス工事
今回ご紹介した足立ブランド認定企業・小川畳店をはじめとする皮革・樹脂・生活関連・工芸品・乗物・印刷・金属・機械器具の全8業種65社の特徴や強みが網羅された「足立ブランド認定企業紹介冊子」が2024年3月31日にリニューアルされます。
どなたでも無料で入手可能ですので、ご希望の方はお問い合わせください。
産業経済部産業振興課ものづくり振興係
電話番号:03-3880-5869
ファクス:03-3880-5605
取材など掲載情報に関するお問い合わせは、「足立ブランド」の運営事務局でもある産業経済部産業振興課ものづくり振興係でも受け付けております。
産業経済部産業振興課ものづくり振興係
電話番号:03-3880-5869
ファクス:03-3880-5605
足立ブランド公式Webサイト
引用元:PR TIMES