【Automagi】インフラ設備の一次外観検査を自動化するためのAI画像ソリューション「AMY InfraChecker」の提供開始
本ソリューションの企業や自治体への導入を推進するため、ドローンサービスを展開する様々な企業と販売代理店契約を締結し、ドローンサービスと本ソリューションを組み合わせた販売も開始します。
■「AMY InfraChecker」開発の背景
建設から長い期間が経ち、老朽化が進んでいる橋梁・道路・トンネル・建築物などが増えてきていますが、少子高齢化の影響でインフラ設備の老朽化の点検や診断を行う熟練労働者の確保が難しくなりつつあることが、社会課題になっています。
こうした背景から、Automagiは画像映像解析AIを活用し、2018年5月に画像映像データからサビを検知、診断するソリューションの提供を開始しました。試験導入含めた採用企業は順調に増えて10社に達し、導入企業からサビ以外の検知への対応ニーズが強かったことから、ひび割れ(クラック)などの点検/診断にも網羅的に対応した本ソリューションの提供を行うことになりました。
■「AMY InfraChecker」の特長〜あらゆる種類の劣化検出へ
本ソリューションは、点検/診断業務で大半の工数を占める、非破壊の外観検査及び一次スクリーニングの一連の業務フローを代替・自動化することで、作業の労務コストの削減と診断結果の人によるばらつきをなくし均質化することを可能にします。
本ソリューションが点検/診断の対象とする劣化の項目は、昨年5月から開始しているサビに加え、ひび割れ(クラック)、部位破損、塗装剥がれ、塗膜浮き、漏油/漏水など、合計7種類になります。劣化以外では、アナログ計器の異常値を検知する機能もあり、広い範囲の目視点検を対象としている点が特長です。
<AMY InfraCheckerの検出対象の例>
劣化現象の位置を検出するだけでなく、劣化度をスコアで判定し、スコアに応じて高・中・低等と段階分けまで自動的に行うことが可能です。更に独自技術により、ドローンで対象の施設を撮影した場合に、背景から対象の構造物のみを切り出し、構造物の2次元の面積に対して劣化の割合や度合いを総合スコアとして算出するロジックを構築しました(特許出願済み)。
この総合スコアを活用することで、どの構造物から二次詳細点検・修繕に着手すべきかの優先度付けを簡単に行うことが可能になります。
最後に、企業や自治体が既に作成している報告書にあわせた形式でデータを出力する機能も提供することで、業務の大部分を自動化します。
<AMY InfraCheckerの詳細についてはこちら>
https://www.amy-ai.com/insight/amy-infrachecker
■今後の取組みについて
非破壊での外観検査の対応項目を今後も追加するとともに、赤外線カメラによる施設内部の異常検知や打音検査の異音検知の研究開発も行っております。
将来的には、蓄積したスコアのデータをもとに、AIによる劣化の経年予測や関連性分析による劣化エリアの推測などの機能も追加する予定です。
<AMY InfraCheckerの今後の拡大方向性>
■販売代理店契約について
Automagiでは、他のドローンサービス企業や建設コンサルタント企業など、ビジネスシナジーのあるパートナーとの提携を今後拡大してまいります。
■お問合せ先
Automagi株式会社 プロダクトサービス部 相馬
TEL:03-5333-6131
E-mail:[email protected]
URL:http://www.automagi.jp/
製品ページ:https://www.amy-ai.com/insight/amy-infrachecker
<Automagi 株式会社について>
Automagi株式会社は、通信キャリア向けの大規模ユーザシステムや、人工知能技術を活用した通信インフラ企業・建設不動産企業・物流企業などへのサービスの提供などを担当し実績としています。これら自社開発ノウハウを活かし、AI(人工知能)やIoTのソリューションの開発・提供をしています。
会社名:Automagi 株式会社
設立:2010年6月4日
本社:〒163-1428 東京都新宿区西新宿3丁目20-2 東京オペラシティータワー28階
資本金 :545百万円
代表取締役社長:櫻井 将彦
従業員数:77名
事業内容:
・人工知能/データ解析分野でのソリューション提供/システム開発
・通信キャリア/大企業向けの大規模/高信頼性システムの開発・運用
・企業の新規事業/サービスの開発支援コンサルティングサービス
・IoT/位置情報関連サービスのソリューション提供/システム開発
・海外技術企業の日本市場開拓サポート